映画「SPOOKS スプークス／MI-5」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
SPOOKS スプークス／MI-5の紹介：2015年イギリス映画。長きに渡り放映されたイギリスの人気ドラマシリーズ「MI-5 英国機密諜報部」を映画用にキャストやスタッフを一新させてリブートした作品になっています。イギリスの諜報部員達がロンドン爆破を目論む凶悪テロリストと死闘を繰り広げます。
監督：バハラット・ナルルーリ 出演：ピーター・ファース（ハリー・ピアース）、キット・ハリントン（ウィル・ホロウェイ）、ジェニファー・イーリー（ジェラルディン）、エリス・ガベル（アデム・カシム）、ララ・パルヴァー（エリン・ワッツ）、ヒュー・サイモン（マルコム・ウィン＝デイヴィース）、ほか
この解説記事には映画「SPOOKS スプークス／MI-5」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
国際指名手配中の容疑者アデム・カシム(エリス・ガベス)を輸送中のMI-5の諜報部員達が、突如武装集団に襲われてしまいます。彼らの要求はカシムの釈放。MI-5の本部長であるハリー(ピーター・ファース)は市民を巻き込んでしまうことを懸念してカシムを釈放することにしました。
逆にこの事が市民の反感を買うことになり、窮地に立たされてしまうMI-5、ハリーは辞任され、責任を感じたハリーは川に身を投げてしまいました。
MI-5は過去に諜報部員をクビになったウィル(キット・ハリントン)を再び雇用することにします。ウィルはハリーが写っている写真を見て合成だと見抜きます。つまりハリーは生きているのです。
MI-5は失踪したハリーを追うように指示します。難色を見せたウィルでしたが、依頼を受ける事にしました。
その頃、ハリーはカシムと接触することに成功、カシムからカシム逃亡に裏で携わっていたMI-5の裏切り者の名前を聞き出そうとしていました。
やがてハリーのカシムとの接触はMI-5の知るところになり、追われるようになります。ハリーは上手くウィル以外の諜報部員をまき、ウィルと接触を図ります。
ハリーは上層部に裏切り者がいると告げ、唯一信頼できるというウィルに協力を依頼します。しかしハリーはウィルをクビにした張本人、迷っていると「24時間以内に決断してくれ」と告げて去っていきます。
その後の調査で、ウィルは班長のロブが大金を手にしている事実を掴みます。ハリーにその事実を告げると、手引きするものがいると答えました。
やがてカシムの主導により自爆テロが起きてしまい、数人の犠牲者が出てしまいました。後にカシムは犯行声明を出します。
協力することに決めたウィルはハリーと合流し、次の指示を仰ぎました。カシムは「監禁されている妻アスマの居場所を教えれば裏切り者の名前を教える」と言っているようです。
ウィルはアスマの居場所を突き止めます。ロブと同じ班だったジューンの裏切りも、裏切り者の上官の仕業でした。苦戦の末アスマとジューンの取引に挑みますが、流産を理由に暴れたためアスマが死んでしまい、カシムとの取引も頓挫してしまいます。
ハリーはアスマの死を隠し、カシムに電話します。ハリーはアスマの中にいる子供の事を引き合いに、テロを起こさないよう脅しをかけます。カシムは取引に応じました。
ハリーとウィルはロンドンに戻り、同じ諜報部員のハナに協力を依頼します。依頼した通りにハナはアスマに変装し、取引現場にハリーと向かいました。二人がカシムの用意したスナイパーに狙われている事を知り、ウィルはスナイパーの元に向かいます。
結局ハナは撃たれてしまうも、防弾チョッキを着ていたため無事でした。スナイパーの位置を確認し、その場に向かったウィルでしたが、追い詰められたスナイパーは自殺してしまいます。
ハリーの元にカシムから連絡が入ります。カシムは自分の妻がすでに死んでいる事に気づいていたのです。ハリーはある条件を出し、カシムから次のテロの場所を聞き出し、ハリーとハナに通報させます。これによりテロを未然に防ぐ事が出来たのです。
しかしハリーとウィルはMI-5に拘束されてしまうのでした。執拗にハリーを問い詰める長官とジェラルディン(ジェニファー・エール)でしたがハリーは一向に何も話そうとしません。するとカシムがMI-5本部を襲撃したのです。ハリーはカシムにMI-5の情報を条件にテロの場所を聞き出していたのです。
次々と諜報部員達が犠牲になっていきますが、ウィルはジューンの手を借りてその場を脱出、カシムが長官の元にたどり着く前にカシムを始末し、組織を壊滅させることに成功しました。
ハリーを救いだし、「なぜ情報を売ったのか」と尋ねるウィルに、ハリーは「全てを守るためでテロが起こるよりましだった、全ては任務のためだ」と話して去っていきます。
黒幕の存在を見破っていたハリーがある場所を訪れます。それはジェラルディンの家でした。ジェラルディンはカシムを逃がしてしまい、MI-5の立場が悪くなった時にアメリカに売り飛ばし、自らは長官の座に就こうと考えていたのです。
ここは家族もいる彼女の家、目の前で殺すわけにもいきません。そこでハリーは6時間かけて小腸に穴をあけて失血死させることのできる薬を彼女に渡し、飲むよう促します。もちろん彼女は飲むはずもありません。
しかしハリーはそれを悟っていたのか、彼女が昼に食べた昼食の中に薬を混ぜていたのです。すでにそれから4時間が過ぎていました。もう手遅れな彼女に最後の時間を楽しむように告げ、ハリーは去っていきます。
その後、ハリーはウィルの元を訪れ、ウィルの父の形見だった指輪を渡します。そして、ウィルを解雇したのは能力がないからではなく、守りたかったからだと話しました。
以上、映画「SPOOKS スプークス／MI-5」のあらすじと結末でした。
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