救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマンの紹介:1999年日本映画。『スーパー戦隊シリーズ』第23作『救急戦隊ゴーゴーファイブ』と第22作『星獣戦隊ギンガマン』が共演した作品で、『スーパー戦隊VSシリーズ』の一環として製作されました。「人の命は地球の未来」を合言葉にするゴーゴーファイブと大自然の力“アース”と共に生きるギンガマンが闇地獄から蘇った闇の亡者に力を合わせて立ち向かいます。
監督:長石多可男 出演者:西岡竜一朗(巽マトイ/ゴーレッドの声)、前原一輝(リョウマ/ギンガレッドの声)、谷口賢志(巽ナガレ/ゴーブルーの声)、原田篤(巽ショウ/ゴーグリーンの声)、柴田賢志(巽ダイモン/ゴーイエローの声)、柴田かよこ(巽マツリ/ゴーピンクの声)、末吉宏司(ハヤテ/ギンガグリーンの声)、照英(ゴウキ/ギンガブルーの声)、高橋伸顕(ヒカル/ギンガイエローの声)、宮澤寿梨(サヤ/ギンガピンクの声)、小川輝晃(ヒュウガ/黒騎士ヒュウガの声)、マイク眞木(巽モンド)、早川翔吾(青山勇太)、平沢草(邪霊姫ディーナス)、納谷六朗(知恵の樹モークの声)、山田美穂(大魔女グランディーヌの声)、乃村健次(獣男爵コボルダの声)、緑川光(龍冥王サラマンデスの声)、松野太紀(呪士ピエールの声)、相田さやか(アナライズロボ・ミントの声)、山岸功(ライナーボーイの声)、大友龍三郎(闇王ギルの声)ほか
映画「救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマンの予告編 動画
映画「救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン」解説
この解説記事には映画「救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマンのネタバレあらすじ:起
夜の東京。雨の降りしきるなか、「星獣戦隊ギンガマン」のギンガレッド(声:前原一輝/演:高岩成二)は「闇地獄」から蘇った“闇の亡者”と戦っていました。その様子を、足に鎖をつけた謎の怪人が見つめていました。その頃、地球に災いをもたらす「災魔一族」の女王・大魔女グランディーヌ(声:山田美穂)は「闇が動いておる。まさか…」と何かを察知していました。
あくる日、「救急戦隊ゴーゴーファイブ」の巽兄妹、長男でゴーレッドの巽マトイ(西岡竜一朗)、次男でゴーブルーの巽ナガレ(谷口賢志)、三男でゴーグリーンの巽ショウ(原田篤)、四男でゴーイエローの巽ダイモン(柴田賢志)、長女で末っ子のゴーピンク・巽マツリ(柴田かよこ)はマトイの号令のもと浜辺で救助訓練に励んでいました。休憩していた五人は、いつもこの場所に来ているギンガマンの協力者の少年・青山勇太(早川翔吾)と知り合いました。勇太は父の描いた絵本「星の伝説」を手にしており、ギンガレッドことリョウマ(前原一輝)と待ち合わせしているというのです。巽兄妹は絵本のキャタクターだと思い込みましたが、本当にリョウマが現れたので驚きました。
リョウマは重傷を負っており、その場に闇の亡者たちがやってきました。巽兄妹はゴーゴーファイブに変身して対抗しますが、なぜかゴーゴーファイブの武器は全く亡者たちには効きませんでした。亡者を倒せるのはギンガマンの力の源“アース”だけでした。
巽兄妹は「巽防災研究所」でリョウマの傷の手当てをしました。亡者についてはリョウマもまだ調べている最中でした。リョウマいわく、ギンガマンの仲間である“星獣”は“グランドクロス”が発生してから姿を消しており、ギンガマンの面々が手分けして探しているとのことでした。そこにアナライズロボ・ミント(声:相田さやか)からギンガマンのメンバーがテレビニュースで取り上げられているとの知らせがありました。ギンガブルーことゴウキ(照英)が「ホテル・スキャット」から転落したものの無傷だったいうのです。ギンガイエローことヒカル(高橋伸顕)は「ゴウキは逃げ足が襲いから(マスコミに)捕まるんだ」と呆れ顔です。その時、リョウマのギンガブレスに知恵の樹モーク(声:納谷六朗)から連絡があり、“ヤツ”が復活したとの知らせがもたらされました。リョウマと巽兄妹は出動していき、勇太は巽一家の父・モンド(マイク眞木)に「おじさんならどんなことでも調べられる?」と尋ねました。
救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマンのネタバレあらすじ:承
リョウマと巽兄妹はとある荒野にやってきました。そこにゴウキとヒカルも合流しました。空には雷鳴が轟き強風が吹き荒れるなか、彼らを待ち受けていたのは闇王ギル(声:大友龍三郎)でした。
その頃、災魔一族の根城「魔宮サイマパラディコ」では、グランディーヌが「ギル、生きておったか…」と驚きを隠せませんでした。その存在を知らなかった獣男爵コボルダ(声:乃村健次)や邪霊姫ディーナス(平沢草)に、龍冥王サラマンデス(声:緑川光)はギルもまた自分たちの兄弟であり本当の長男であると明かしました。グランディーヌがギルを産み落とした時、ギルは赤ん坊ながらグランディーヌの命を狙ったため闇地獄に突き落としていたのです。その後、闇地獄で生き抜いたギルは今や亡者たちの上に君臨する存在に登り詰めていたのです。サラマンデスはギルの持つ、“暗闇獣”を復活させる召喚の術に目をつけ、地球の王にすると焚き付けて地上に引き戻したのですが、サラマンデスは用が済めばギルを抹殺するつもりでした。
ギルは「間もなく地上に破壊が訪れる」と宣言、リョウマ・ゴウキ・ヒカル・巽兄妹は変身してギルの召喚した闇の亡者と戦い始めますが、ゴーゴーファイブの攻撃はギルや闇の亡者には全く通じず、ギンガマンのアースだけが有効な手段でした。ギルの圧倒的な強さに翻弄されたギンガマンとゴーゴーファイブは谷底へと突き落とされていきました。
ギルは「ホテル・スキャット」を拠点としており、宿泊客を捕らえて血を抜き取り、生贄としてピラミッド型の祭壇に供えることで暗闇獣を召喚しようと目論んでいるのです。そのことを知ったゴウキとヒカルはホテルに乗り込んだのですが敗れて突き落とされていたのです。これからホテルに乗り込むというリョウマ・ゴウキ・ヒカルに巽兄妹もついていくと言いますが、リョウマは「俺たちだけで行く。君たちには危険が大きすぎる」と引き留めました。しかし、マトイたちは要救助者がいる限り黙っているわけにはいきませんでした。
その頃、モンドと勇太はリョウマの兄である黒騎士ヒュウガ(小川輝晃)に会いに行き、星獣が封印されている場所へと向かいました。
救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマンのネタバレあらすじ:転
ホテルの様子を伺っていた巽兄妹とリョウマ・ゴウキ・ヒカルはマトイの発案で全員消防士に扮し、ホテルで火災が発生したと嘘をついて宿泊客たちを手際よく避難させていきました。全員の避難が完了後、マトイとリョウマは最上階に怪しげな部屋を見つけて中に入り、生贄にされている宿泊客たちを発見しましたがギルに襲われました。幼い子までもが人質にされていることに激怒したマトイは「目の前の命を救えずに死ねるかよ!」とギルに立ち向かっていきました。心意気を買ったリョウマはマトイと共に壁に穴を開け、ギルを真下へ突き落としました。マトイとリョウマも転落しそうになりますが、救命ロープで這い上がりました。
一方のナガレ・ショウ・ダイモン・マツリ・ゴウキ・ヒカルも駆け付けようとしましたが災魔一族に阻まれてしまいます。マトイとリョウマはギンガグリーンことハヤテ(末吉宏司)とギンガピンクことサヤ(宮澤寿梨)と合流して人質を助けようとしましたが、呪士ピエール(声:松野太紀)に空間を捻じ曲げられて他の仲間たち共々ホテルの外へ飛ばされてしまいました。ギルの「人間どものつまらぬ命、破壊の役に立てるだけでもありがたく思え」との言葉に怒りを爆発させた巽兄妹とギンガマンは同時に変身、名乗りを上げました。
「ギンガレッド、リョウマ!」「ギンガグリーン、ハヤテ!」「ギンガブルー、ゴウキ!」「ギンガイエロー、ヒカル!」「ギンガピンク、サヤ!」「銀河を貫く伝説の刃、星獣戦隊ギンガマン!」
「ゴーレッド!」「ゴーブルー!」「ゴーグリーン!」「ゴーイエロー!」「ゴーピンク!」「人の命は地球の未来! 燃えるレスキュー魂! 救急戦隊ゴーゴーファイブ、出場!」
ゴーゴーファイブとギンガマンは連携して敵戦闘員を倒し、ゴーレッド(声:西岡竜一朗/演:西岡竜一朗、高岩成二)とギンガレッドは人質を救出するため再びホテルの最上階を目指しましたがギルに阻まれました。ギンガレッドは「俺だって死ぬわけにはいかないんだ! あの子たちを守るために!」と叫び、ゴーレッドは「気合い入れていくか!」と立ち上がりました。ゴーレッドは思いを込めた必殺の“Vモードパンチ”をギルにくらわせ、初めてギンガマン以外からのダメージを受けたギルは「まさか、俺にまだ災魔の血が…」と呟きながら倒れました。しかし、ギルは最後の力を振り絞って自らの腹を一突きし、自らの血のしたたる剣を最上階のピラミッドに投げ入れて絶命しました。
そしてピラミッドは血で満たされ、遂に封印されていた巨大な暗闇獣が復活してしまいました。
救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマンの結末
暗闇獣は街を破壊し始め、ゴーゴーファイブは巨大ロボ「ビクトリーマーズ」とサポートロボのライナーボーイ(声:山岸功)を出撃させましたが全く歯が立ちません。ヒュウガはモンドたちと共に星獣たちを封印から目覚めさせ、ギンガマンも巨大ロボ「超装光ギンガイオー」「ブルタウラス」を出撃させますが、ロボたちの必殺技も暗闇獣には全く効かず、ギンガイオーは合体を解除され、ギンガマンは戦闘不能に陥って倒れてしまいます。ゴーレッドは「絶対にアイツらは負けない。負けるはずがないんだ。守りたいものがあれば、救える命があれば絶対立つ!」とギンガマンに語りかけ、意識を戻したギンガマンに「最後まで一緒に戦おうせ」と呼びかけました。ゴーゴーファイブやビクトリーマーズは“ギンガの光”を浴びて力がみなぎり、ギンガマンはビクトリーマーズのコクピットに転送されました。ビクトリーマーズはパワーアップして「超装光ビクトリーマーズ」となり、必殺技“銀河ダブルフレア”を炸裂させて暗闇獣を倒しました。
ゴーゴーファイブとギンガマンは互いの健闘を讃え合い、人質も無事救出されました。マトイはリョウマと共に救出された一家を見つめながら「ギンガの光を使った時、ちょっとだけ感じたぜ。“星の力”はこういうことかってな」と語り掛けると、リョウマは「俺もレスキューがわかった気がするよ」と返しました。マトイは友情の証としてリョウマにトレードマークのオレンジのレスキュージャケットを渡し、「さあ気合いだ!」と意気込みました。その後、ギンガマンも巽兄妹たちと共に訓練で汗を流しました。
以上、映画「救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する