コールドウォー COLD WAR あの歌、2つの心の紹介:2018年ポーランド,イギリス,フランス映画。1950年代、冷戦時代のポーランドで出会った男女が西と東に振り回され、出会いと別れを繰り返し翻弄されていく姿を描いています。本作はアカデミー賞外国語映画賞を含む3部門にノミネートされました。
監督:パヴェウ・パヴリコフスキ 出演:ヨアンナ・クーリク(ズーラ)、トマシュ・コット(ヴィクトル)、アガタ・クレシャ(イレーナ)、ボリス・シィツ(カチマレク)、ジャンヌ・バリバール(ジュリエット)、セドリック・カーン(ミシェル)、ほか
映画「COLD WAR(コールドウォー)あの歌、2つの心」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「COLD WAR(コールドウォー)あの歌、2つの心」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
COLD WAR あの歌、2つの心の予告編 動画
映画「COLD WAR(コールドウォー)あの歌、2つの心」解説
この解説記事には映画「COLD WAR(コールドウォー)あの歌、2つの心」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
COLD WAR あの歌、2つの心のネタバレあらすじ:起
舞台は1950年代、冷戦時代のポーランド。音楽家でプロデューサーのヴィクトル(トマシュ・コット)は、立ち上げた音楽学校のオーディションで歌手志望のズーラ(ヨアンナ・クーリグ)と出会います。
たくさんやってくる若者の中でもひときわ魅力的に映った彼女をヴィクトルは採用します。そして互いに練習を重ね合ううちに、二人は惹かれ合っていくのでした。
ヴィクトルが立ち上げた音楽学校マズルカは、やりたい音楽を表現する楽団でしたが、次第に時代の波に飲まれ、政府が音楽を指定するなどの圧力がかかるようになっていきます。
ヴィクトルはそれに激しく反発し、政府に監視されるようになるとヴィクトルはフランスに亡命することを決めました。ヴィクトルはズーラを連れて亡命するつもりでいましたが、約束の場所にはズーラは現れず二人は離れてしまいます。
COLD WAR あの歌、2つの心のネタバレあらすじ:承
時は過ぎていき、ヴィクトルは亡命し、やってきていたパリで再びズーラと再会します。ズーラはすっかりマズルカの花方歌手になっていて、パリに公演でやってきていたのです。ズーラは結婚していて、ヴィクトルにも愛人がいる身でしたが、再び想いが甦り一緒に暮らし始めます。
しかし幸せも長くは続きませんでした。ヴィクトルのプロデュースでレコードを発表するも、ズーラがその曲を気に入らなかったために決裂、それが原因でズーラはポーランドに戻って行きました。
COLD WAR あの歌、2つの心のネタバレあらすじ:転
ズーラが去ったショックで生活が荒れてしまったヴィクトル。堪えきれずにズーラを追いポーランドに戻っていきます。しかしヴィクトルはこの国を出ていった身であり、監視していた政府に捕まってしまい、強制労働を強いられてしまいます。
そんなヴィクトルの元にズーラはやってきます。「必ず出してあげる」そう告げたズーラは何かを決心した表情でした。ポーランドの高級高官である彼女の夫の力を使い、ヴィクトルを釈放させます。
COLD WAR あの歌、2つの心の結末
再び時が経ちます。釈放されたヴィクトルは歌手として活躍しているズーラのステージを見にやってきます。ヴィクトルに気づいたズーラの夫がヴィクトルに話しかけています。彼はズーラとの子供であろう子供を抱いていました。
ズーラは夫にも子供にも関心がない様子で、酷くやつれていました。ステージを終えるとズーラはヴィクトルの元に駆け寄ります。そして二人はその場を立ち去りました。
そして二人はその場を立ち去りました。二人がやってきたのは二人が出会った場所ポーランド、教会にやってきて結婚式を挙げ、そして二人で錠剤を飲み干します。
「あっちの方が景色がいいから」とズーラが言うと、二人は座っていたベンチから立ち上がりどこかへと消えていきました。
両親に捧ぐという監督のメッセージと共に物語は終わりを告げます。
以上、映画「COLD WAR あの歌、2つの心」のあらすじと結末でした。
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