ナイチンゲールの紹介:2018年オーストラリア,カナダ,アメリカ映画。舞台は19世紀のオーストラリア。イギリス軍に暴行され、夫と子供を失った主人公クレアが復讐を決意し、同じく生きる土地を奪われている先住民アボリジニの青年ビリーと共に、自分達を追い詰めた加害者達を逆に追い詰めていくという話です。
監督:ジェニファー・ケント 出演:アシュリン・フランチオージ(クレア)、サム・クラフリン(ホーキンス)、ベイカリ・ガナンバー(ビリー)、デイモン・ヘリマン(ルース)、ハリー・グリーンウッド(ジャゴ)、ユエン・レスリー(グッドウィン)、チャーリー・ショットウェル(エディー)、マイケル・シーズビー(エイデン)、ほか
映画「ナイチンゲール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ナイチンゲール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ナイチンゲールの予告編 動画
映画「ナイチンゲール」解説
この解説記事には映画「ナイチンゲール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ナイチンゲールのネタバレあらすじ:起
舞台は19世紀のオーストラリア。そこはイギリスの植民地であり流刑地、そして原住民アボリジニへの迫害が横行する世界でした。クレア(アシュリン・フランチオージ)は窃盗を行い、女囚としてここタスマニアに送られていました。そしてイギリス軍を率いていた将校ホーキンス(サム・クラフリン)の奴隷として使われていたのです。
ある夜、クレアの夫エイダンと幼い娘を自由にする推薦状を書いてもらう約束があると直訴したクレアに腹をたてたホーキンスが、クレアを暴行します。その怒りに我慢できず夫エイダンが直訴しますがそれを反乱と捉えられ、ホーキンスは夫エイダンの目の前でクレアを暴行、エイダンを殺害し、そして部下のジャゴ(ハリー・グリーンウッド)に指示して泣き止まない娘をも殺害させます。
気を失っていたクレアが目を覚ますと、最愛の夫と娘の死という現実が襲います。憲兵隊に訴えるも全く取り合ってくれず、クレアは自らの手で復讐を果たす事を決意しました。
ナイチンゲールのネタバレあらすじ:承
復讐を決めたクレアは、出世を果たすためにすでに別の場所に移動していたホーキンスを追うため、先住民アボリジニの青年ビリー(ベイカリ・ガナンバー)に道案内を頼むことにしました。
ビリーも常に迫害されてきて両親をホーキンス達に殺されていたため、白人に対する酷い嫌悪感を抱いていたこともあり、クレアに対してもそういった思いから上手く馴染めずにいました。しかし、お互いの事を知っていくうちに、わだかまりは消えていました。
一方、ホーキンスも森を抜けるために囚人とアボリジニのチャーリーをガイドとして雇います。その道中でアボリジニに襲われてしまい、囚人とジャゴが負傷してしまいます。ホーキンスは無情にも足手まといの部下はいらないと言わんばかりに、ジャゴを置き去りにしていきました。
ナイチンゲールのネタバレあらすじ:転
ジャゴが置き去りにされたのを見つけたクレアは、ジャゴを追い詰めていき、ジャゴを滅多刺しにして殺してしまいます。その一部始終を見ていたビリーは、この先ついていっていいものか悩みましたが、クレアがホーキンスを追う本当の理由を知り、彼女に協力することを決めました。
ホーキンスをガイドするチャーリーでしたが、うっかり間違った道を案内してしまったことでホーキンスの怒りを買い、殺されてしまいます。ビリーは同胞であるチャーリーが無残に殺されてしまった事に憤り、より復讐心を強めていきます。
ナイチンゲールの結末
クレアとビリーは、徐々にホーキンスに近づいていきますが、中々上手くいきません。クレアとビリーは離れてしまい、ビリーはホーキンスに見つかってしまいます。ホーキンスはビリーをチャーリーに次いでのガイドにすることに決めました。
ビリーは間違っていたルートを正しい道へと導きましたが、ホーキンスはビリーを殺すようにと命じます。しかしホーキンスが率いていた囚人の一人エディがビリーを逃がしました。エディはその責任をとり殺されてしまいます。
やがてホーキンスは目指していた場所に到着します。町に到着したホーキンス一行。大勢のいる前に現れたクレアはこれまでのホーキンスの悪行を洗いざらい告白、出世が約束されていたホーキンスの面子は丸つぶれになってしまいました。
その夜、捕らえられていたクレアとビリーは逃げ出し、ホーキンスが泊まっているホテルに忍び込み、ホーキンスを殺害します。
喧騒から抜け出し浜辺にやってきた二人。ビリーは「自由だ!」と叫び踊ります。クレアは登ってくる朝日に向かい復讐を果たしたことを喜び歌います。長い二人の復讐劇が今終わりを告げました。
以上、映画「ナイチンゲール」のあらすじと結末でした。
もう!まともに鑑賞できない。しかし、今も昔も犠牲者は、女、子供。ラストシーンは、泣ける。最後は愛が勝つを社会的な映画でした。素晴らしい!