静かなレジスタンスの紹介:2008年フランス, ベルギー映画。ドイツ占領下のフランスで、レストランを営む老婦人ルイーズが、ケガをしたイギリス兵を匿ったことで、多くの犠牲を払いながらもレジスタンス運動に貢献する。
監督:ティエリ・ビニスティー 出演:リーヌ・ルノー、ピエール・モンディ、リヒャルト・サメル、サイモン・ボイル、Nadine Marcovici、ほか
映画「静かなレジスタンス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「静かなレジスタンス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「静かなレジスタンス」解説
この解説記事には映画「静かなレジスタンス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
静かなレジスタンスのネタバレあらすじ:起
ドイツ占領下のフランス。レストランを営む老婦人ルイーズは、ある日通りかかった農園で英兵が倒れているのを見つける。その場は立ち去るものの気になった彼女は夜になって長年の友人エミールに頼み込み英兵を助けに行く。
知り合いの医者モンリュックのもとに連れて行き、治療を受けさせた後、その英兵ウィンストンを連れ帰り店の地下室にかくまう。
翌朝、ルイーズの部屋がドイツ兵に強制的に取り立てられ、司令官ハンズが居座ることになる。なんとか助けたいルイーズはウィンストンに、誰に会いに来たのかと聞くと、彼は公証人のデザーモに会うためだったと答える。
静かなレジスタンスのネタバレあらすじ:承
翌日、ルイーズが店を離れた隙にシェフのジャノットが地下室に入りウィンストンを発見、帰ってきたエレーヌに命の危険は冒せないと言って店を辞める。
その夜遅く、ルイーズはひとりでデザーモ宅を訪れると、そこにはドイツにいるはずのポールがいた。彼はデザーモのもとでレジスタンス運動に加担していたのだった。ルイーズはウィンストンの件をデザーモに話すと、彼を連れ出す手はずを取ると告げられるが、その晩彼の存在を知るジャノットは殺され、エミールも殺されそうになる。
ジャノットが殺されたことを不審に思ったハンズは、エミールにレジスタンスに殺されそうになった理由を聞きだそうと脅す。ルイーズにも害が及ぶと考えたエミールはハンズに取引を持ちかける。
静かなレジスタンスのネタバレあらすじ:転
デザーモの娘ヴィオレットが、ウィンストン救出の日時を知らせにルイーズの店を訪れるが、店を出たところで彼女は拘束される。急ぎウィンストンを脱出させる必要があると考えたルイーズはエミールと共にウィンストンをモンリュックのところへ連れて行く。
しかしウィンストンは誰も信用できないと言ってレジスタンス協力者の名前が入ったマイクロフィルムをルイーズに預ける。ウィンストンをモンリュックに引き渡し、無事にことが済んだを思われ安堵したのもつかの間、ハンズに再びモンリュック宅に連れてこられたルイーズは、ドイツ兵に囚われたモンリュックとウィンストン、遺体となったポールを目にする。
静かなレジスタンスの結末
そこにはエミールもいて、彼が情報を流していたことを知り、ルイーズはショックを受ける。ルイーズには知らせないという約束を破ったことで、エミールはハンズに掴みかかるがエミールも撃ち殺される。
1人取り残されたルイーズは、荒らされたデザーモの家で呆然としていると、そこに1人残っていたレジスタンス仲間が現れたため、マイクロフィルムを彼に渡す。ドイツ兵は見せしめとして店の前にポールの遺体を投げ捨て、マデレーヌは息子の件で連行される。
やがてフランスはドイツの占領下から解放される。街が喜びに沸く中、店にマデレーヌが現れ、息子の死はルイーズの裏切りのせいだとなじり、ルイーズを射殺する。
ルイーズがレジスタンス勲章を受けたのは、フランスが解放されてから1年後のことだった。
以上、映画「静かなレジスタンス」のあらすじと結末でした。
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