テラー・トレインの紹介:1980年カナダ,アメリカ映画。大学のサークルのパーティで、内気で奥手な学生ケニーを、ケニーが好意を寄せている女学生エレイナを使ってベッドインさせ、本物の死体と寝かせます。このことで精神病院へ行くとになったケニー。3年後、卒業記念パーティで列車を借り切ったエレイナらのサークルへ、復讐の為にケニーが乗り込んできました…という内容の、80年代の定番パターンのスラッシャーホラー映画です。80年代スクリーミング女優と呼ばれたジェイミー・リー・カーティスがヒロインとして出演しています。
監督:ロジャー・スポティスウッド 出演者:ベン・ジョンソン(カーン)、ジェイミー・リー・カーティス(エレイナ)、ハート・ボックナー(ドック)、デヴィッド・コパーフィールド(マジシャン/ケン)、デレク・マッキノン(ケニー)、サンディー・カリー(ミッチー)、ティモシー・ウェッバー(モー)、アンソニー・シャーウッド(ジャック)ほか
映画「テラー・トレイン(1980年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「テラー・トレイン(1980年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
テラー・トレインの予告編 動画
映画「テラー・トレイン(1980年)」解説
この解説記事には映画「テラー・トレイン(1980年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
テラートレインのネタバレあらすじ:起
ドック(ハート・ボックナー)をリーダーとする大学のサークルが年越しパーティーを楽しんでいます。ドックは内気で奥手のケニー(デレク・マッキノン)がエレイナ(ジェイミー・リー・カーティス)を好きな事を知り「部屋でエレイナが待っているから行ってみろ」と挑発します。するとケニーもその気になり、寮の部屋に入ります。
ベッドには人形が寝かされ、隠れているエレイナが「私も初めてだから安心して、キス・ミー」と誘うと、ケニーは服を脱ぎベッドインします。ベッドの上には人形が置かれているはずが、何故か解剖中の本物の死体がありました。パニックになったケニーは狂ったように取り乱します。
その様子を見ていたドック、ジャック(アンソニー・シャーウッド)、エド、ミッチー(サンディー・カリー)は、うまく引っかかった」と大笑いします。ケニーを陥れた格好になったエレイナは、本物の死体があったことに驚きの表情を見せていました。
それから3年後、卒業記念年越しパーティーが、列車を借り切って行われることになり、ドックらのサークルは、全員が仮装をして乗り込みます。列車はカーン(ベン・ジョンソン)以下車掌数人、厨房担当のドノバンらがサークルメンバーの世話をすることになります。順番に列車の乗りこむ最後尾にいた仮面騎士の仮装をしたエドが、腹に剣を刺していました。メンバーは「いい仮装だ」と笑いますが、エドはその場に倒れ込みます。やがて服を脱がされたエドは走りだした列車に轢かれました。
テラートレインのネタバレあらすじ:承
ドックが、いままでやったいたずら話を自慢しています。そして3年前のケニーに仕掛けたいたずら話を始めます。あの日ドックは誘い役のエレイナには知らせず、医学部の解剖室から死体を持ちだしていました。この一件でケニーは精神病院に入院したのでした。
その後エレイナはドックに、モー(ティモシー・ウェッバー)が待っているぞと言われ、好意を持っていたことから喜んでモーに会いにいくと、モーから好きだと言われその気になります。その様子を見ていたドックが「うまくいった」とモーの顔を見て喜びます。ケニーの一件以来ドックに不信感を持つエレイナは、自分をいたずらに引っ掛けたことに怒り部屋を出て行きました。
そのころ、エドの仮装に扮した男が、酔っぱらった半漁人の仮装をしたジャックをトイレに連れ込んで殺しました。ペットがいなくなった彼氏エドを必死で探しますが見つかりませんでした。列車内では生バンドの演奏が始まり、ダンスで盛り上がっています。
車掌のカーンが鍵のかかったままのトイレを開けます。そこでは半漁人の被り物を被ったジャックが死んでいました。騒ぎ立てるのはまずいと思ったカーンは部下の車掌を呼びトイレに入りますが、死体は消えていました。部下の車掌は「これも仮装パーティーの一環だろう」と言います。
テラートレインのネタバレあらすじ:転
メリーが彼氏のジャックを探していましたが、ドックがメリーをチークダンスに誘い、踊りはじめます。この様子を見て不機嫌になったドックの彼女ミッチーを半漁人の男が誘います。ミッチーはジャックだと思い、誘いに乗って寝台車に移動します。そしてベッドに上がるとそのまま口を塞がれます。
見回りをしていたカーンが殺されているミッチーを見つけます。そこへエレイナが入って来て、ミッチーの死体を見てしまいます。マジシャンのケン(デヴィッド・コパーフィールド)と助手の女性のマジックショーで盛り上がる列車内でしたが、突然列車が暴走を始めます。カーンらが必死でブレーキをかけ列車を止めると、学生たちを一旦外に出しました。そして学生たちのマスクを外させ、一人一人確認します。
エレイナはドックに「ケニーの復讐だ」と言います。「ケニーは精神病院だろう」と言うドックに、エレイナは「ケニーは事故として処理されているが人を殺している、そして今は精神病院には居ない」と言います。ドックはエレイナを連れて列車内に戻り、部屋に入って鍵をかけると「犯人はマジシャンだ。ケニーはマジックが好きでよくやっていた」と言います。
怖くなったエレイナが部屋を飛び出すと、カーンを見つけ部屋に戻ると、ドックが首を切断されていました。カーンはエレイナを連れて食堂車に向かうと、ドノバンが殺されていました。
テラートレインの結末
カーンは斧を持って犯人を捜します。今度は自分の番だと覚悟したエレイナは、自分の寝台に人形を寝かせ、ケニーを誘います。するとマスクをしたケニーが現れ、人形に襲いかかるすきに、エレイナは消火器を浴びせて車両の連結部から突き落としました。ケニーを殺したと思って安心して眠るエレイナでしたが、ケニーは車両にしがみついていました。
目覚めたエレイナがマジシャンの部屋に行くと、マジックボックスの中でマジシャンのケンが殺されていました。恐怖を感じたエレイナの目の前に現れたのは、マスクをしたケニーでした。マスクをとるとケンの助手の女性でした。
一瞬何故かわからない表情をしたエレイナの目の前で、ブロンドのカツラをとると、それは女装したケニーでした。エレイナはケニーにあの日の事を謝ります。するとケニーはエレイナに「キス・ミー」と何度も言います。あの日エレイナがケニーに言った言葉でした。
エレイナはケニーにキスします。するとケニーは3年前のようにパニックになり、のたうちまわります。そこへカーンがやって来て、ショベルでケニーに襲いかかりました。ケニーは列車から振り落とされ、川辺に転落するのでした。
以上、映画「テラー・トレイン」のあらすじと結末でした。
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