バタフライ ルームの紹介:2012年イタリア,アメリカ映画。蝶の標本作りを趣味とする彼女の収集部屋には蝶以外にも美しい標本が飾られていた… 破綻した理想の母娘関係を取り戻すかのように少女たちに病的な執着を見せる老女を描いたサスペンス・ホラー。
監督:ジョナサン・ザラントネロ 出演:バーバラ・スティール、ヘザー・ランゲンカンプ、レイ・ワイズ、エリカ・リーセン、ジェームズ・カレン、カミール・キートン、エイドリアン・キング、P・J・ソールズ、ほか
映画「バタフライ ルーム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バタフライ ルーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
バタフライ ルームの予告編 動画
映画「バタフライ ルーム」解説
この解説記事には映画「バタフライ ルーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バタフライルームのネタバレあらすじ:起・老女の標本部屋
美しい蝶の標本を作製し収集している老婦人アン。ある日、彼女はアパートの隣室に住むシングルマザーのクローディアから、家を留守にする間、幼い娘ジュリーを預かってほしいと頼まれる。
かいがいしく世話を焼くアンだったが、窓の修理にやって来た作業員のクリスから、「以前別の少女との尋常でないやり取りを目にした」と言われたアンは、クリスに標本用の溶液を拭きつけると“標本部屋”に引きずり込む。
バタフライルームのネタバレあらすじ:承・疑惑の少女
1か月前、アンはショッピングモールで泣いている少女アリスに出会い、人形を買うお金を取られたというアリスにアンは人形を買ってやる。
後日、アリスがお金を返しに来たとアンの家を訪ねてくると、アンは嬉々として標本作りを教え、フランス語が苦手だと言う彼女に教えることを申し出る。帰り際、返そうとしたお金を無心するアリスに一瞬の戸惑いを感じながらもアンはお小遣いとして与える。
その後もアリスは度々アンの部屋を訪れ、娘のように世話を焼くアンだったが、ある日ショッピングモールでアリスが別の女性と一緒にいるのを目にし、誰なのか問い質すがアリスは答えず、苛立ちから厳しく接するとアリスは「もう来ない」と言い放つ。アリスを手放したくないアンは小遣いを多めに渡すと、帰っていくアリスの後をつけて行く。
バタフライルームのネタバレあらすじ:転・少女への執着
アリスが古いマンションに入った直後、アンは彼女がリムジンで乗りつけた裕福そうな女性オルガと共に出かけていくのを目にする。その後アリスの部屋を訪ねたアンは、彼女の母モニカと対面するが、モニカはアンをオルガと思い、感謝の言葉を口にする。
アリスが自分の他に何人もの女から生活費を巻き上げていると知ったアンがそのことを告げると、怒ったモニカは「アリスは逆に女の孤独を救ってやってる」のだと言い放つ。
アンは怒りに任せてモニカを殺害し、アリスが一番に頼りにしているというオルガをも殺害する。頼る人を亡くしたアリスは叔父の家へ引っ越すことになり、アンは最後にもう1度だけ来るようアリスに約束させる。
バタフライルームの結末:理想の母娘関係
クローディアがジュリーを迎えに学校へ行くと、同級生の母親ドロシーから声をかけられる。ドロシーはアンの娘で、幼い頃母親に殺されそうになったことを告白し、ジュリーをアンに近づけないよう忠告される。
そしてジュリーからアンが自分の悪口を聞かせていたことを知った彼女は「ジュリーに近寄るな」とアンに言い放つと、アンは怒りにまかせてクローディアを殺害する。
母を捜してアンの標本部屋に入ったジュリーは、そこでクリスの死体と美しく標本にされたアリスの姿を発見する。恐怖に逃げ出したジュリーを追って外へ出たアンは、異変を知ってやってきたドロシーの車に轢かれるのだった。
ジュリーはドロシーの家に引き取られるが、ジュリーに対する自分の態度に母の影を感じたドロシーは表情を暗くするのだった。
以上、映画「バタフライ ルーム」のあらすじと結末でした。
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