絶叫のオペラ座へようこその紹介:2014年カナダ映画。カミラが幼い頃、舞台女優だった母は『オペラ座のたたり』の舞台が終わった後、仮面の殺人鬼に惨殺されました。10年後、俳優養成学校の調理係として働くカミラは、養成学校で『オペラ座のたたり』を公演することを知り、ヒロイン役のオーデションを受けることになります。やがて公演が始まると、再び仮面の殺人鬼が現れ、悪夢の惨劇が始まります…という内容のミュージカルスラッシャー映画です。80年代そのままのスラッシャー映画をミュージカルにしたような作品です。
監督:ジェローム・セーブル 出演者:ミニー・ドライヴァー(カイリー)、アリー・マクドナルド(カミラ)、ミート・ローフ(ロジャー)、ダグラス・スミス(バディ)ほか
映画「絶叫のオペラ座へようこそ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「絶叫のオペラ座へようこそ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
絶叫のオペラ座へようこその予告編 動画
映画「絶叫のオペラ座へようこそ」解説
この解説記事には映画「絶叫のオペラ座へようこそ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
絶叫のオペラ座へようこそのネタバレあらすじ:起
カイリーはミュージカルの舞台女優として人気絶頂でした。仮面の殺人鬼が登場する『オペラ座のたたり』の舞台が終わり、楽屋で息子のバディ、娘のカミラと話していると、マネージャーのロジャーが「ラリー・ギブスが来てくれた」と言います。カイリーの背後から仮面をかぶった男が愛撫し始めます。男はそのままカイリーにナイフを何度も突き刺し殺害しました。
10年後、ロジャーは合宿制の俳優養成学校を経営していました。今日も沢山の俳優を目指す子供たちが来ています。カイリーの息子のバディと娘のカミラは、俳優養成学校の厨房で食事を作る調理係をやっています。
養成学校の『ライムライト劇団』が公演する題目を、卒業生のアーディが発表します。それは『オペラ座のたたり』でした。そして監督のディヴィッドらによる、配役のオーデションの申し込みが始まります。養成学校の職員であるカミラは、母がヒロインを演じていたソフィア役をやりたくて、止めるバディを無視して申し込みに行きます。入り口で劇団のジョエルに頼み込み、申し込みをしました。
絶叫のオペラ座へようこそのネタバレあらすじ:承
オーデションが始まるとロジャーが止めに入ります。「カミラは調理係で権利がない」と言うロジャーに、監督のディヴィッドは「僕に任せてくれるはずだ」と言ってカミラの歌声に聞き入ります。
やがて配役が決まり、発表されました。ソフィア役にはリズとカミラの二人が選ばれていました。今後の練習を見てどちらかに絞るとのこと。芝居を教えるのはアーディでした。アーディはカミラにキスを迫りますが、カミラは拒絶します。リズの練習風景を覗き見すると、大胆にもアーディにキスを許し、体まで許す勢いでした。
このままでは、ソフィア役をとられると思ったカミラは、リズに負けじとアーディの要望に応えるようになります。一方、ロジャーは養成所の運営の為の資金繰りに追われていました。
公演前日、カミラはアーディに体を捧げる覚悟をします。二人がベッドインした時、カミラは仮面をかぶった男を見ます。カミラはベッドを飛び出し部屋に帰りました。その後アーディは仮面をかぶった男に惨殺されました。
絶叫のオペラ座へようこそのネタバレあらすじ:転
アーディが惨殺されたことで、生徒達はパニックになり「帰りたい、両親に電話したい」と騒ぎ始めます。有名プロデューサーのブレイディが来ることになっていることから、ロジャーは、生徒達の前で「初日の公演だけはやろう、ソフィア役はカミラだ」と励まします。
ブレイディは母親のカイリーをも知る大物で、カミラがスカウトされればロジャーに金が入ってくるからでした。アーディの死でやる気をなくしていたカミラをロジャーは必至で説得します。
公演当日、生徒の父兄たちが集まり、ブレイディもやってきます。そして『オペラ座のたたり』が始まりました。ブレイディは母親譲りのカミラの歌声に魅了されていました。
そのころ舞台裏では、仮面の殺人鬼が殺戮を繰り返していました。舞台の上では、ソフィア役をとられたリズが、赤いペンキを入れたバケツをセットし、カミラにかけようと企んでいました。その時、カミラは舞台裏の異変に気づき、舞台を降りてしまいます。
絶叫のオペラ座へようこその結末
舞台では仮面をかぶった小柄な男と、スタッフが歌いながら取り繕っていました。仮面の殺人鬼はロジャーを追い詰めます。そこへカミラがやって来て止めました。カミラが仮面をとると、それはバディでした。
バディは「お母さんを殺したのはロジャーだ」と言って話し始めます。楽屋でカイリーに「ラリー・ギブスが来てくれた」と言ったあと、ロジャーは仮面をかぶり、カイリーに背後から愛撫しました。カイリーはギブスがやっていると思って名前を呼んで悶えます。カイリーと夫婦同然の仲だったロジャーは、カイリーがギブスと浮気をしていると確信し、殺害しました。
この様子を隠れて見ていたのがバディでした。ロジャーはバディを脅し「誰にも言うな!」と口止めしていました。しかし母親が殺された日の舞台公演と同じ『オペラ座のたたり』を公演したことから、バディが覚醒し殺害に及んだのでした。
ロジャーは隙を見てバディを殺しました。逃げるカミラが電動ノコギリを手にします。しかしコンセントが抜けていました。そこへジョエルがやって来て、コンセントを差し込むと、カミラはロジャーを切り殺しました。
公演が終わり、カミラは、ブレイディによって舞台女優の道を進み始めました。
以上、映画「絶叫のオペラ座へようこそ」のあらすじと結末でした。
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