キラー・ゴッドの紹介:2010年カナダ映画。カナダのエルキン島で。バリ島の魔術を研究するルーファスが、自分の作った祭壇の前で死んでいました。唯一の身内である孫娘のエルキンが島にやって来ます。警官のゴードは調査に乗り出すと、ルーファスの死体から放射能が検出され、裏に陰謀が動いている事に気づきはじめ…という内容のホラー映画です。ホラーの中にミステリーとサスペンス要素が詰め込まれた作品です。
監督:スタッシュ・ラドワンスキー・Jr 出演者:フランク・J・ズパンシック (ゴード・クーパー)、ヴァージニア・レイフ(エルキン)、サマンサ・ブラウン(ジニー)、ピーター・ヒギンソン(ヴァンビーク)、ほか
映画「キラー・ゴッド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キラー・ゴッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
キラー・ゴッドの予告編 動画
映画「キラー・ゴッド」解説
この解説記事には映画「キラー・ゴッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キラー・ゴッドのネタバレあらすじ:起
カナダのエルキン島で研究をするルーファス博士は、重厚な木箱を開けています。中には黒い像が2体入っていました。調べたルーファス博士は、これが偽物であるとわかります。そしてもう一つの大きな木箱は破られ、中の石像が無くなっていました。木箱には魔女ランダと書かれていました。
ルーファスの姿が見えなくなって2日経ち、警官のゴードとジェニーがルーファスの家にやって来ます。雪の積もる平原にインドネシア・バリ島の祭壇が再現され、少し離れたところに3体の石像がたてられています。祭壇の前ではルーファスが雪に埋もれて死んでいました。
死体を調べたゴードは、口の中にメモがあるのを見つけます。検死官のアリスのところへ死体を持っていきますが、「ルーファスはヒンズー教徒のため、親族の合意が必要だ。明日孫娘が来るからそれまで待ってくれ」とゴードが言います。
翌日、孫娘のエルキンがやって来ます。エルキンは「バリ島のヒンズー教の習わしで、早く火葬したい」と言います。ゴードは口の中にあったメモを見せます。エルキンは「これを口に入れて聖水を飲むと病気が治ると言われている、祖父は病気だったんだろう」と言います。
キラー・ゴッドのネタバレあらすじ:承
ルーファスの家で待機していたジェニーが、バリ島の面をかぶった何者かに殺されました。戻らないジェニーを探しに来た若い警官も首を切られて殺されます。この島にやってきた学生のルイスがエルキンに話しかけてきます。ルイスは「ルーファス博士から、自分に何かあったら頼むと言われた」と話します。
その後ヴァンビークに会ったエルキンは、バリ島芸術協会のサッタルを紹介されます。ヴァンビークは「トロントでの展覧会用にサッタルとルーファスが展示物を送る手配をしていたが、その中の一部をルーファスが島に移送したんだ」と言います。そしてエルキンに魔女のランダの面と、善の化身のバロンケットの面を見せます。
そのころ、ルーファスの家に4人の若者男女がやって来ました。家の中に勝手に入り、バリ島の像や面を粗末に扱います。すると面をかぶった何者かが現れ、順番に若者を殺していきます。
一方、エルキンはヴァンビークから「魔女のランダと善の化身のバロンケットは両方の力で均衡が保たれ平和がもたされていた。しかしルーファスがラダンの像を奪ったため、均衡が崩れて神の制裁が始まった。ルーファスの家にいって、どんな像があるか見てきてほしい」と頼みます。
キラー・ゴッドのネタバレあらすじ:転
エルキンはルイスとルーファスの書いたノートを読みます。そこには「サッタルによってランダが解き放たれ、均衡が崩れた。これを止めるには善の化身のバロンケットを呼ぶしかない」と行動を起こしていたことを知ります。
ヴァンビークはサッタルに、像を取り戻すためルーファスの下にいたルイスを使ってエルキンに近づかせていることを明かします。サッタルは「あの偽物の像をエルキンに奪われる前に取り戻さなければならない」と言います。
検死官のアリスがエルキンの要望でルーファスの死体を引き渡します。死体のあった台には緑色の液体がたれています。アリスが放射能検査すると反応しました。怖くなったアリスは妊娠したお腹を検査すると、放射能反応が出ました。
エルキンはルイスと一緒にルーファスに死体を火葬します。そこへゴードとカイリーがやって来て、二人の身柄を確保します。理由がわからない二人に「放射能感染の疑いがある」とゴードが教えます。その時、アリスから「濃縮ウラン調査チームがそちらへ向かっている」という連絡が入りました。
キラー・ゴッドの結末
ルーファスの家で調査チームの車を見かけたカイリーは、射殺された隊員たちの死体を見つけます。サッタルはヴァンビークを殺し、カイリーにが銃弾を撃ちこみます。サッタルはヴァンビークと共謀して、トロントの博物館に展示する像の偽物を作り、その中に濃縮ウランで生成したダイヤモンドを隠し、密輸していたのでした。
そこへ面をかぶった何者かがやって来て、サッタルの仲間たちを殺します。面をかぶった連中は、ラダンのしもべ達でした。そしてラダンが現れるとサッタルを殺します。これを見たエルキンは「ラダンの像達は生きている」と話し、続けて「ルーファスは像に殺されたんだ」と言います。
カイリーが回復し、ゴードとエルキンらは、ルーファスの祭壇に集まります。そして、3体の石像の下に偽物の像が隠されている事を発見します。これによりラダンとバロンの均衡が戻り、解決しました。
雪が解けた3カ月後、ゴードは調査隊を出し、湖の中から偽物の像を回収します。そこへカイリーがやってきました。ゴードはカイリーに「警官を辞め、ハワイ経由でフィリピンへ行って警備員の仕事をする」と言います。カイリーが「彼女に会うの?」と聞きました。
以上、映画「キラー・ゴッド」のあらすじと結末でした。
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