ボルケーノ・パーク(原題:天火)の紹介:2019年中国映画。ジュラシックパークの恐竜が如く、火山が所狭しと暴れまわるパニックアクション作品。かつて噴火を起こした火山に、とある実業家が専門家の警鐘を無視してその火山にテーマパークを作ってしまった。オープンを目前に控え、ついに火山に異変が起こり始めます。
監督:サイモン・ウェスト 出演:ワン・シュエチー(タオ)、ハンナ・クィンリヴァン(シャオモン)、ショーン・ドウ、ジェイソン・アイザックス、ほか
映画「ボルケーノ・パーク」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ボルケーノ・パーク」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ボルケーノ・パークの予告編 動画
映画「ボルケーノ・パーク」解説
この解説記事には映画「ボルケーノ・パーク」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ボルケーノ・パークのネタバレあらすじ:起
東南アジアにある島、天火島に調査チームの一員としてやってきたタオ(ワン・シュエチー)。妻のスーと娘のシャオモンも一緒にやってきましたが突如火山が噴火を始め、その影響により起こった不幸な事故で、妻のスーが亡くなってしまいます。
それから20年が経ちました。天火島は今や火山を売りにしたリゾート地に変貌していました。そんな状況を憂い、タオは引き続き噴火の危険性を訴え続けてきたのです。
娘のシャオモン(ハンナ・クィンリバン)も、父と同じく火山学者になっていたのですが、あの事故から父とは確執が生まれ、今では連絡もあまり取り合っていませんでした。
リゾート地やテーマパークを守るために火山を監視する仕事についていたシャオモン。母の遺志を継いで完成させた火山監視システム「朱雀」が、マグマの異変を感じ取ったのです。
これは危険な状態になるかもしれないと、シャオモンはこのリゾート地の出資者ハリス(ジェイソン・アイザックス)にテーマパークの閉鎖を訴えますが、オープンが目前で取り合ってもらえませんでした。
ボルケーノ・パークのネタバレあらすじ:承
その頃、タオはテレビで、ハリスが天火島にできるテーマパークを紹介しているのを目にします。その映像を見たタオは今までになかった火山の隆起を目撃し、噴火の危険性を感じ取ったのです。すぐさま現地に連絡し、不安を拭えないタオは、自らも現地に向かうのでした。
シャオモンがいくら主張しようが、今日はハリスにとってリゾート地への出資者への大事な説明会。危険性の確たる証拠がないと、やはり一蹴されてしまいます。
そこに、天火島に危険を感じたタオがやってきます。ハリスに言われた確たる証拠が欲しいシャオモンと、娘を助けたい思いから、すぐに避難するべきと主張するタオとぶつかり合います。結局シャオモンが押しきり、タオを連れて火山の頂上付近までやってきました。
その頃、出資者を連れたツアーは動き始めていて、シャオモン達が観測所に着いて明らかな異常を確認できた時には、噴火を止める術はありませんでした。
マグマが登ってきて、噴火による岩石が人々を襲います。シャオモンとタオが人々を避難させ、避難するためのケーブルカーに乗り込んだとき、大噴火は起こりました。
ボルケーノ・パークのネタバレあらすじ:転
火山弾に襲われながらも、どうにか火口まで降りてきました。このままだと流れてくる溶岩がふもとの村を襲い、多数の犠牲者を出してしまうと考えたシャオモンは、一刻も早く逃げなければと主張するタオを振り切り、人々を救いに向かいました。
観測所からの連絡で、島のダムを放水すれば流れてくる溶岩を止める事ができるはずと知り、ダム施設のパスワードを知るチュンウェイを連れて、シャオモンはダムへと向かいます。
天火島の噴火は大々的に報道されました。ハリスはさすがに絶望を隠せませんでしたが、シャオモンの警告を無視して人々を危険にさらした罪のみそぎをするかのように、ハリスは残った人々を船へと先導していきます。
観測所の呼び掛けにより、島付近の船舶は救援に向かい始めました。
噴火の脅威を省みずシャオモン達はダムへと到着します。そしてダムの放水に成功すると、流れ出た溶岩を食い止める事に成功しました。しかし村は火山灰に覆われてしまい、シャオモン達は炎に囲まれて逃げ出す事が出来なくなってしまいます。
ボルケーノ・パークの結末
しかし、間一髪の所でタオを乗せた車がやってきてシャオモン達を助けだし、どうにか観測所までやってくることができました。命懸けの場所でようやく素直になれたタオとシャオモン。互いの不満だった事を話し合い、ようやく和解することが出来ました。
しかし、観測所にある観測システムはさらなる噴火を予測しました。このままではこの場所も危ないと、この場から逃げ出そうとしますが、タオだけが取り残されてしまいます。
救助ヘリがやってきてシャオモン達を乗せて動き出します。シャオモンの強い要求によりタオを助けに向かいますが、迫り来る火山弾はこれ以上タオを助けに行くことを許しません。
やがてタオのいた場所は溶岩に飲み込まれていきました。落胆したシャオモンを乗せたヘリは救助船の元までやってきます。
落ち込むシャオモンでしたが、テレビ画面に映るどうにか生き残っていたタオを見つけ、歓喜の声を上げました。タオは冷静に観測所に戻って監視システムが導きだした脱出ルートを利用し、迫り来る溶岩を回避することができました。
こうして無事再会を果たしたシャオモンとタオは、これからも共に協力して生きていこうと誓うのでした。
以上、映画「ボルケーノ・パーク」のあらすじと結末でした。
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