アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録の紹介:2020年アメリカ映画。2018年にアメリカのコロラド州で起きた一家殺害事件。一見幸せそうにみえる家族に何が起こったのか。フェイスブックの動画、警察のカメラ、取調室のカメラ、メッセージのやり取りをまとめ上げたドキュメンタリー映画です。
監督:ジェニー・ポップルウエル 出演:シャナン・ワッツ、クリス・ワッツ、ベラ・ワッツ、セレステ・ワッツほか
映画「アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録の予告編 動画
映画「アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録」解説
この解説記事には映画「アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アメリカンマーダー:一家殺害事件の実録のネタバレあらすじ:起
アメリカ、コロラド州に住むワッツ家。妻シャナンと夫クリスとの間には3歳と4歳の娘がおり、シャナンのお腹には3人目の子供がいます。シャナンはよくフェイスブックに家族の様子を投稿しており、見るからに幸せそうな家族です。
しかし8月13日にシャナンと娘2人が行方不明になってしまいます。シャナンの友人ニコールが警察に相談したことによってこの事件が発覚します。
ニコールはその日の深夜2時に、空港からシャナンを家まで送りました。夜が明けて、予約していた病院にシャナンは現れませんでした。心配になったニコールはシャナンの家を訪問しますが音沙汰がありません。ニコールから連絡を受けたクリスは仕事場から急いでやってきます。鍵を開けて家に入ると、そこには誰もおらず、シャナンの携帯だけが残されていました。
アメリカンマーダー:一家殺害事件の実録のネタバレあらすじ:承
シャナンは家が欲しいというモチベーションで仕事を頑張り、25歳で家を買う目標を達成します。しかしその後、全身性エリテマトーデスと診断され、精神的に不安定になっていきます。そんなどん底にいるときにクリスと出会い、クリスは献身的にシャナンを支えました。
隣人の家に監視カメラがあるとのことで、何か証拠はないかと、警察とともにクリスは監視カメラの映像を見ますが、特に怪しい人物は映っていませんでした。その後、警察は監視カメラの所有者と2人で会話し、クリスの様子がおかしいと所有者は話します。しかし、こんな事件が起きてしまったのだからしょうがないと、警察はクリスをかばいます。
ワッツ家の家には大勢の取材陣が押し寄せ、この事件はメディアで大きく取り上げられました。メディアの前でクリスは、妻と娘に早く戻ってきてほしいと発言をします。
アメリカンマーダー:一家殺害事件の実録のネタバレあらすじ:転
クリスは、シャナンが娘2人を連れて家出をしたのかもしれないと話し始めます。理由は、シャナンが帰宅してから、結婚生活で言い合いになったからだと言います。シャナンが帰宅する前、シャナンと娘たちは実家があるノースカロライナで6週間過ごしていました。
加えて、シャナンとクリスの母親は仲が悪く、シャナンは結婚式に義理の両親を招待していないほど当時から嫌悪感を抱いていました。ノースカロライナで過ごしている間、シャナンは頻繁にクリスに連絡をとっていましたが、返事は遅いうえに、そっけない態度をとられます。
6週間のうち1週間はクリスもノースカロライナで家族と一緒に過ごします。しかし、その滞在中クリスは筋トレをするばかりで、シャナンに対するスキンシップはありませんでした。シャナンはクリスには他に女がいることを確信します。
この事件の取調官に、クリスは不倫をしていたのではないかと疑われていましたが、不倫はしていないとクリスは断固否定をします。そこでウソ発見器をするように提案され、クリスはそれに応じます。診断の結果、クリスがウソをついていることが発覚します。
それでもクリスは否定をし続けます。取調官はニッキーという女性をあげ、不倫の証拠は掴んでいると示すと、ようやくクリスは不倫をしていたことを認めます。パニックになったクリスは父親と話したいと言い、父親と2人っきりにさせます。
クリスはパニックになりながらも話し始め、シャナンに離婚をしたいと話したら、シャナンはパニックになって娘の首を締め始め、シャナンを殺すしかなかったと発言します。シャナンは埋めて、娘たちはオイルタンクの中へ入れたと言います。
あくまでもシャナンの行動によって自分がシャナンを殺すしかなかったと主張するクリス。しかし取調官は、古い人生を捨てるために3人を殺したのではないかと疑います。行方不明になってから4日目で、3人の遺体は回収されました。
アメリカンマーダー:一家殺害事件の実録の結末
犯行の3ヶ月後、クリスは9つの罪を認め、司法取引で死刑を免れました。
離婚の話を切り出した後シャナンと言い合いになり、クリスはシャナンの首を絞めました。殺したあとに娘に死んだ母親を見られてしまいます。シャナンを車で運んでいるときに、娘たちも一緒に車に乗せます。その後にクリスは娘たちを殺しました。殺して遺体処理をした後、クリスは娘の学校に辞めると連絡をし、不動産と家の売却について話し、不倫相手と将来について会話をした証拠が残っています。
これにより、計画的殺人であったと認められ、クリスは3回の終身刑を言い渡されました。
アメリカでは1日に3人の女性が現在または過去のパートナーに殺されており、そのほとんどが計画的に行われているとのテロップが流れて、このドキュメンタリー映画は幕を下ろします。
以上、映画「アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録」のあらすじと結末でした。
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