アダム・チャップリンの紹介:2010年イタリア映画。妻のエミリーを街のボスであるデニーに焼き殺されたアダムは、復讐のためデニーを探して殺人を繰り返していました。デニーは軍事機密の薬品を使い、人間を化け物に変体させ支配していました。一方アダムも体に悪魔が憑りつき、無敵人間になっており…という内容のバイオレンススプラッター映画です。ストーリーより、顔面破壊などのスプラッターシーンに特化させた作品です。別題は「アダム・チャップリン 最・強・復・讐・者」
監督:エマニュエル・デ・サンティ 出演者:エマニュエル・デ・サンティ(アダム・チャップリン)、ヴァレリア・サンニノ(エミリー)、ジェリオ・デ・サンティ(デレク)、パオロ・ルシアーニ(ベン)、アレサンドロ・グラマンティ(クラレンス)ほか
映画「アダム・チャップリン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アダム・チャップリン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アダム・チャップリンの予告編 動画
映画「アダム・チャップリン」解説
この解説記事には映画「アダム・チャップリン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アダム・チャップリンのネタバレあらすじ:起
顔面を破壊しながら殺戮を繰り返すアダムは、妻のエミリーの事を思いだします。エミリーは街のボスのデニーに捕らわれ、借りた金を返さなかったことでガソリンをかけられて丸焼きにされました。黒焦げで運び込まれたエミリーは必死の蘇生処置を受けています。
下水道に入ったアダムの財布を盗んだ男がいました。アダムは男を追い詰め腕をちぎります。そして男に「この男の事を知らないか?」とデニーの事を聞きます。「本当に知らないんだ」という男をアダムは顔面破壊して殺します。
地上では、警部が浮浪者から「下水道に幽霊がいる」と聞きます。警部は警官に「調べてこい」と言います。下水道に入った警官は血糊を見つけ、後を追います。途中で顔面破壊された死体を見つけ、警部に報告した後アダムを見つけると、警部と共に拘束し、ヘブンバレー警察署に連行します。警部の取り調べを受けたアダムの背中から、悪魔が飛び出すと、アダムは警部を殴り続けます。そしてデニーの事を聞いたものの、警部が答えなかったことから惨殺しました。
アダム・チャップリンのネタバレあらすじ:承
アダムはエミリーの事を思いだしていました。二人で洞窟に入った日の事でした。その二人を見つめていたのがデニーでした。やがてエミリーは丸焼きにされ、アダムが必死の手当てをしていました。この日以来アダムはデニーに復讐するため生まれ変わりました。
背中から出てきた悪魔に「エミリーにはいつ会えるんだ」とアダムが聞きます。悪魔は「エミリーを殺した奴に復讐を果たしたら会える、憎しみを糧にして突き進め」と言います。
肉切包丁を2本持ったマイクが歩きはじめます。途中で二人の浮浪者を惨殺すると、警官のベンとデレクに捕らわれます。ベンは「クラレンスがアダムに殺されて持っていたファイルが見つからない。アダムを探せ、あのファイルが世に出たらお前もヤバい事になる」と命令します。
マイクが洞窟の中へ入ると、エミリーの写真がありました。その写真をベンに見せると「これは知っている」とベンが言います。更に奥へ進むと、体が変体したデニーがいました。デニーはマイクに「オレはベンとデレクの父だ」と言います。
アダム・チャップリンのネタバレあらすじ:転
デニーは軍事機密の薬品を自分の体に注射をし、化け物のような体に変えていました。次にデニーが見せたものは、マイクが殺した浮浪者でした。デニーは浮浪者を蘇生し体を変えていました。
そしてデニーは「アダムが私とベン、デレクの命を狙っている。その理由は、アダムが金を返さなかったので妻のエミリーを焼き殺したからだ」と言います。更にデニーは「子供の頃、洞窟に迷い込み彷徨っていると軍の基地に通じる通路を見つけ、中に入って軍事機密の薬品を見つけた。空腹からその薬品を飲むと、体が変形しこんな体になったなった」と言って、仮面を取り、マイクに「アダムをさがせ」と命じます。
ベンはマイクとデレクを車に乗せてアダムを探しに行きます。アダムの住処に着くと、エミリーの写真が壁に沢山貼られていました。すると目の前にアダムが現れ、マイクの顔に頭突きします。アダムは「オレは仲間だ。デニーの居場所を知っている」と言いますが、アダムは「オレには仲間はいる」と言ってマイクの頭を破壊し、ベンが乗る車の横へ吹き飛ばします。それを見たベンはデレクを置いて車で逃げ出します。
アダム・チャップリンの結末
アダムはデレクを追い詰め、串刺しにしました。
そのころ、デニーは子供の頃、洞窟で薬品によって狂暴になった犬に顔を噛まれたことを思い出していました。その時デニーを助けたのは父親でした。デニーはベンに「デレクを助けにいく」と言います。やがて警官たちを集めたデニーはアダムのいる場所にマシンガンで襲撃しました。
悪魔はアダムに「戦闘開始だ」と言います。串刺しのデレクに火をつけ、デニーの前にアダムが現れます。この時デレクはまだ生きていました。アダムはデレクを放り投げベンを殺すと、デニーに迫ります。
いざとなったら何も出来ないデニーは、あの日、自分を噛んだ犬さえ殺せず、父親に殺してもらっていました。そんなデニーはアダムの前では何もできず、アダムに破壊され殺されました。そして新しいアダムが古いアダムから精気を吸い取り、エミリーの幻影を見ました。
以上、映画「アダム・チャップリン」のあらすじと結末でした。
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