紅蜘蛛女の紹介:2005年香港映画。女好きのカメラマンのケニーがバーで見かけた日本人女性のユミに話しかけ、一夜限りの情事を楽しんだことから監禁され、恐怖のどん底に突き落とされるという内容のエロチックスリラーです。「危険な情事」や「ミザリー」などと共通する部分のある作品で、坂上香織さんが、怖い女を見事に演じています。
監督:ン・マンチン 出演者:坂上香織(ユミ)、トニ-・ホー(ケニー)、ヴォニー・ロイ(ニキ)、フィリップ・ン(警官)、ほか
映画「紅蜘蛛女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「紅蜘蛛女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
紅蜘蛛女の予告編 動画
映画「紅蜘蛛女」解説
この解説記事には映画「紅蜘蛛女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
紅蜘蛛女のネタバレあらすじ:起
カメラマンのケニーは、バーでマネージャーのステファンと打ち合わせをしています。女好きのケニーは一人で飲む日本人女性に目が止まり、ステファンの話を聞かず、写真を数枚撮って女性に話しかけます。
ユミと名乗る女性は「昔、夫とこの店に来ていた。そしてここで仕事もしていた。私の写真を撮ってくれない?」とケニーに言います。ケニーは「写真ならもう撮った、じゃあ写真を見に行こう」と言って、自分のマンションに向います。
マンションのエレベーターで燃え上がり、部屋に入って二人は愛し合います。その後ケニーはユミの写真を撮り、タクシーでユミを送ります。帰り際、ユミは「明日も会ってね」と言って別れます。
ケニーがスタジオで個展で発表する写真の準備をしていると、恋人のニキがやって来ます。ニキは浮気性で、すぐ消えていなくなるケニーにナイフを突きつけて愛撫し始めます。そして二人はそのまま愛し合います。この様子をユミは扉の隙間から覗いていました。
紅蜘蛛女のネタバレあらすじ:承
事務所にいるとニキから呼び出しがかかります。その場所はシュク・オ・ロード52という場所でした。ケニーが向かうと、高級住宅街の広い庭のある家でした。中にはプールがあり、家の中に入ってニキを呼びます。家にいたのはユミでした。
戸惑うケニーに「会ってくれる約束だったのに、連絡もしてくれない」と言うと、「忙しかったんだ」とケニーは言います。ユミが「男はみんな嘘をつく、私の事を愛していると言って」と強要し、ケニーに言わせます。
二人はソファーで寄り添い眠りました。ユミが眠ったところで、ケニーがそっと帰ろうと家を出ます。そこへ背後からユミが棒で殴り倒しプールに落とします。目覚めたケニーは両手を鎖で拘束されていました。
「何でこんなことをするんだ」というケニーに、ユミは「新婚時代ここで夫と暮らしたの」と話します。その後、手錠を外されたケニーは、食後にまた倒れます。
次に目覚めたケニーはベッドに両手両足を鎖で繋がれていました。そしてユミが「私の名前を呼んで」と言うものの、ケニーは名前を忘れていました。そこでユミはケニーの足の指を1本切断します。
紅蜘蛛女のネタバレあらすじ:転
2日目の朝、食事の後にユミがケニーに「私の写真を撮って」と言います。ケニーが撮った写真を見て「こんなひどい写真ばかり」とユミが怒りだし「取り直して」と言います。ケニーはユミの体の部分部分を撮りまくります。
出来ばえに喜んだユミはケニーに「私たち夫婦は、両方の親のビジネスのための政略結婚だった。いい妻になろうとしたのに、夫のコウタが浮気をして私を裏切った」と話し、その後ケニーの体を求め、動けないケニーとSEXします。
3日目の朝、ユミはウエディングドレスを着ていました。そしてケニーはユミの写真を何枚も取ります。
出張から帰ってきたニキは、ステファンから「ケニーが、数日前からいなくなった」と言われ、事務所を探しシュク・オ・ロード52という場所を知ります。そしてユミの家に行くと、ケニーの携帯を見つけます。
「ケニー!」という呼び声を聴いたケニーが「助けてくれ!」と叫んだ時、ユミがニキの腹を包丁で刺しました。逃げるニキを何度も刺し、ユミはニキを殺します。
ラジオからは財閥の息子が浮気が原因で妻に殺され、警察は妻を探しているというニュースが流れています。ユミに好意を持つ巡回の警察官が、「中を調べさせてくれ」とやって来ます。何も見られなかったものの、ユミは焦りはじめます。
紅蜘蛛女の結末
ユミに荷物が届きます。中には血の付いた服と写真とネガが入っていました。写真はユミが殺したコウタの惨殺遺体でした。
深夜、キッチンに降りたケニーが荷物の箱を見つけ、中から指輪をはめたコウタの切断された指を見つけます。そして冷蔵庫にはニキの死体が入っていました。そこへユミがやって来ます。「自由にしてくれ」というケニーに「最後の仕事をやってくれたら自由にするわ」と言って、奥の部屋に案内します。
そこにはケニーが撮ったユミの写真と、殺されたコウタの写真が部屋中に貼られていました。ケニーはコウタが自分に似ていることを知ります。ユミは血まみれの服を着て、ケニーの写真を撮りはじめます。
そしてケニーの指に結婚指輪が無いのを見て「コウタさん、結婚指輪はどうしたの?」と言います。ユミが自分の事をコウタと思っていることから「君は狂っている」とユミに言います。
その後二人はベッドで愛し合います。ユミはケニーの手を自分の首にあて「永遠に離れない」と言って首を絞めさせます。やがてユミは死んでしまいました。家の外では巡回中の警官が落ちていた指輪を見つけていました。
以上、映画「紅蜘蛛女」のあらすじと結末でした。
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