盗られてたまるかの紹介:2002年韓国映画。趣味が泥棒のゲームプログラマーと、家族にないがしろにされながらも、泥棒から家を必死で守る父親との戦いを描いた、武田鉄矢、明石家さんま主演の日本映画『とられてたまるか!?』の韓国版リメイク映画です。
監督:イム・ギョンス 出演者:ソ・ジソブ(チェ・ガンジョ)、パク・サンミョン(コ・サンテ)、ソン・ソンミ(ファン・マリ)、パク・クァンジョン(武術館長)、チェ・スルギ(コ・スア)、キム・ソク(コ・スミン)ほか
映画「盗られてたまるか」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「盗られてたまるか」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「盗られてたまるか」解説
この解説記事には映画「盗られてたまるか」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
盗られてたまるかのネタバレあらすじ:起
ケームブログラマーのチェ・ガンジョは表向きは美食家ですが、夜になると泥棒が趣味という変わった一面を持っていました。チェの作るゲームは人気ながらも、プロゲーマーでもクリアできないというくらい難易度が高いものでした。
公務員のコ・サンテは部下3人を自宅に招待します。片田舎の何もない場所に建つ豪邸で、妻のマリ、娘のスア、息子のスミンと暮らしています。BBQをするというサンテに、妻のマリは「お客様に悪い」と言って、宮殿料理のような手料理を振る舞います。
実はマリは味覚障害の上、趣味が料理でした。スアとスミンも味覚障害で、サンテが一人我慢して食べていました。豪華な料理にかぶりついた部下3人は、あまりのマズさに外に飛び出し、吐き出して帰ります。
サンテの家は、マリの父に「この場所は高級住宅地になる予定だ」と言って援助してもらって建てたものです。しかしその後、恐竜の化石が発見されて宅地の認可がおりず、結局ポツンと一軒家になってしまいました。サンテはマリの両親、そしてマリ、スア、スミンの全員からバカにされて肩身の狭い思いをしていました。
盗られてたまるかのネタバレあらすじ:承
サンテの家をチェが狙います。リビングの大型テレビに目をつけリモコンとお札を3枚盗みます。そして冷蔵庫の中の御馳走に目をつけます。つまみ食いすると、酷い味に思わず水を飲みました。豚の耳の寿司を見つけて食べると、美味しく食べます。
翌朝、マリが札束が減っているのを見てサンテを疑います。更に冷蔵庫の食べ物も減っていて、スアとスミンを疑いますが、リモコンが無い事から警察を呼びます。しかし適当にあしらわれた翌朝、再び同じものが盗まれ、冷蔵庫のものも食べられていました。
その時、マリにチェからメールが入ります。チェは食べ物を褒めていました。マリは少し喜びを感じ、メールを保存します。泥棒を自分で捕まえる為、土佐犬のネッシーを買ってきます。翌日の夜、チェが忍び込んで冷蔵庫のものを食べていると、ネッシーが襲ってきてチェの腕に噛みつきます。バットを持ったサンテは何も出来ずチェを取り逃がします。
スアは「パパ、何故捕まえなかったの!」と責めます。それでもチェはサンテの家に忍び込み、肉に睡眠薬を混ぜてネッシーを眠らせると、冷蔵庫の料理を食べます。そこへスアが起きてきて顔を見合すと叫び声をあげます。何も出来ないサンテの横で、マリとチェは見つめ合って魅かれあっていました。
盗られてたまるかのネタバレあらすじ:転
サンテは拳法を習う事にします。館長は教えても無理と判断し、金てき攻撃を教えます。するとサンテは完全にマスターし、師範代を金てき攻撃でKOしてしまいます。その夜、サンテはマリと久しぶりに燃え上がりました。
一方チェは、プレゼン会場で泥棒RPGゲームの開発を発表します。内容は、泥棒と住人が盗るか盗られるかの頭脳プレイをするもので、モデルは自分とサンテでした。
翌朝サンテはスミンに「家を守るぞ!手伝ってくれ」と言って、材料を色々集めます。そして家の周りにバリケードを作り、内外にはトラップを仕掛けます。この様子をつぶさに見ていたチェは、自分のゲームに応用します。マリもチェのメールを削除し臨戦態勢に入ります。
その夜、チェがバリケードの無いスアの部屋から侵入しました。キッチンに向かい冷蔵庫を開けるものの、何も入っていませんでした。その時トラップが作動し、サンテが追いかけますが、まんまと逃げられてしまいました。スアの叫び声が聞こえます。アイドルグループのチケットと一緒に撮った写真が盗まれていました。更にサンテの日記も盗まれていました。
自宅でサンテの日記を読んだチェは、家庭内でのサンテの居場所が無い事を知ります。そしてマリが結婚以来ネクタイを買ってくれない事、もうすぐサンテが39歳の誕生日を迎えることを知ります。
盗られてたまるかの結末
サンテの誕生日の日、チェがネクタイと手紙を送って来ます。チェは「1週間後、テレビを盗みに行く」と書いていました。その日マリはサンテの誕生日パーティーを開きました。家族に祝福され、マリの料理もおいしくサンテはうれし泣きします。
1週間後、チェは電話で「深夜2:00に行く」と言います。サンテはマリに「お母さんが倒れた」と嘘を言って、スアとスミンを連れて実家に帰します。
深夜2時。チェがリモコンヘリを飛ばしてきます。サンテが撃墜すると、チェはバリケードを壊して正面突破します。格闘になりますが、チェが華麗な拳法でサンテを倒すと、鉄格子で囲まれたテレビを2階の踊り場から狙います。そこへサンテが飛び掛かり、チェと共に1階へ転落します。起き上がった二人が向き合った時、マリらが帰って来ました。
家族の声援を受け、サンテはチェにとび蹴りを食らわしますが、その前にチェが倒れました。
1年後、サンテはチェと組んでセキュリティ会社を設立しました。チェはスミンに新しいパチンコを渡します。
更に1年後、サンテとチェはあの日の決闘を再現します。サンテがとび蹴りを食らわそうとした時、スミンがパチンコでチェの首筋に弾を命中させ、チェが倒れました。
以上、映画「盗られてたまるか」のあらすじと結末でした。
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