ザ・スイッチの紹介:2020年アメリカ映画。学校で同級生や先生にいじめられる奥手の女子高生と、都市伝説にまでなった連続殺人気のブッチャーが、ふとしたことで体が入れ替わってしまうという、青春コメディホラー映画です。殺人鬼になった女子高生の惨殺ぶりが見どころです。
監督:クリストファー・ランドン 出演者:ヴィンス・ヴォーン(ザ・ブッチャー)、キャスリン・ニュートン(ミリー)、アラン・ラック(ベルナルディ)、セレスト・オコナー(ナイラ)、ミーシャ・オシェロヴィッチ(ジョシュ)ほか
映画「ザ・スイッチ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ザ・スイッチ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ザ・スイッチの予告編 動画
映画「ザ・スイッチ」解説
この解説記事には映画「ザ・スイッチ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ザ・スイッチのネタバレあらすじ:起
高校生の間で、都市伝説になっている”連続殺人気ブッチャー”の話で盛り上がるジニー(ケリー・ラモー・ウィルソン)ら高校生4人。ジニーの家でふざけて酒を服にこぼしたアイザック(ニコラス・スタージェル)に、ジニーが「倉庫から炭酸をもってきて」と頼みます。
倉庫には祖父の珍しい遺品がたくさんあります。アイザックは”ラ・ドーラ”と書かれた探検を見つけます。その後、高価なワインを割ってしまい後片付けをしていると、突然ブッチャーが現れ、アイザックの口にワインの瓶を押し込んで殺すと、サンドラ、エヴァンを次々惨殺していきます。そして最後に逃げるジニーを殺していなくなりました。そして倉庫のラ・ドーラの短剣が無くなっていました。
ミリーは、父が亡くなって落ち込んで酒びたりの母に寄り添おうと、母の言う事は何でも聞きます。ミリーの姉シャーリー(ダナ・ドロリ)は警官で、「自分のしたいことをしろ」とミリーに忠告します。
学校でのミリーは、ナイラ(セレスト・オコナー)とゲイのジョシュ(ミーシャ・オシェロヴィッチ)と仲良し3人組です。そこへ女子のライラー(メリッサ・コラーゾ)が近づきます。ライラーはいつもミリーをバカにしますが、ミリーは何も言えません。教師のベルナルディも他の生徒の前で、遅刻の多いミリーをいじめるように叱りつけます。そんなミリーは同じクラスのブッカー(ユリア・シェルトン)に片思いしていました。
ザ・スイッチのネタバレあらすじ:承
ジニーが殺されたことが知らされ、学校内では本当にブッチャーがいたと話題になります。フットボールのナイトゲームで着ぐるみを着せられたミリーが、母に迎えに来てもらう為に待っていますが、一向に来ません。シャーリーに電話すると「酔っぱらって寝ている」と言います。
シャーリーを待っていると、目の前にブッチャーが現れます。逃げるミリーですがブッチャーに追いつかれ倒されると、ブッチャーがラ・ドーラの短剣を振りかざし、ミリーの胸に突き刺します。それと同時に背後からシャーリーがブッチャーの胸に銃弾を浴びせます。ブッチャーは逃げ、ミリーは起き上がります。
軽症だったミリーが自宅で目覚めます。いつものように母とシャーリーが話しかけますが、いつもと様子が違います。ブッチャーは倉庫で目覚め、何か怖いものを見つけ慌てて飛び出しますが、ブッチャーもまた何か様子がおかしくなっています。
「今日は休みなさい」と言う母を無視し、普段は着ない赤い革ジャンを着て学校に行くと、風貌が変わったミリーに皆がびっくりします。ライラーが近づいてくると、ライラーを誘い出してマイナス300度の冷凍庫に押し込み、凍死させたのです。
ライラーの死体を見つけたのはブッチャーでした。知らないはずなのに「ライラー」と叫び女言葉になっています。そこへジョシュとナイラがやってきて「ブッチャーだ!」と叫びますが、ブッチャーは「ミリーと体が入れ替わったの、私は本当はミリーだ」と言って、3人しか知らない事を色々話して分かってもらいます。
ザ・スイッチのネタバレあらすじ:転
ブッチャーは「短剣をミリーの胸に刺したが、銃で同じ場所を撃たれた。このことで体が入れ替わった。元に戻るには、ラ・ドーラの短剣で、24時間以内にミリーの胸を刺さなければならない」と言います。ジョシュとライラがラ・ドーラの短剣を調べると、アステカ時代の生贄に使うものだとわかりました。
そのころミリーはベルナルディ(アラン・ラック)の教室に行き、電気のこぎりでベルナルディを縦割りに切断します。そして次の獲物を探していると、ジョシュらと鉢合わせになります。ミリーは「キャー!ブッチャーよ、助けて」と悲鳴を上げて周りに知らせます。ジョシュたちはブッチャーを連れて外に逃げます。指名手配されているブッチャーの頭に、人気者のかぶりものを被せて人目をそらせます。
ミリーは自分を馬鹿にした同級生らを次々殺しています。ミリーがブッカーと会った時、ブッチャーが二人を殴り倒し、ジョシュの家で拘束します。ラ・ドーラの短剣が警察の倉庫にあることを知り、ミリーをジョシュに任せたナイラが、警察署へ向かいシャーリーに嘘の通報をし、警察署を無人にして、倉庫へと入ります。
車で待つブッチャーはブッカーに告白します。ブッカーも「前から好きだった」と言って、ブッチャーの体をしたミリーとキスをします。ナイラがラ・ドーラを見つけた時、帰ってきたシャーリーに見つかります。ジョシュの家ではミリーがロープを切って逃げ出し、警察署へやって来ます。それを見たブッチャーとブッカーも警察署の中へ入ります。
ザ・スイッチの結末
シャーリーはブッチャーを見つけ発砲しますが、その隙にミリーがラ・ドーラを奪って逃げます。ブッチャーが追いかけますが、中年の体力では追いつけず、代わりにジョシュとナイラが追いかけてミリーを捕まえます。ラ・ドーラをブッチャーに渡すと、時間がタイムアップしてしまいます。
落ち込むブッチャーでしたが、遅刻の多いミリーにブッカーが「時計を5分進めておくといい」と教えてくれたことを思い出し、時計が5分進んでいることに気づきます。そしてブッチャーはラ・ドーラの短剣をミリーの胸に突き刺します。元に戻ったミリーを、ナイラとジョシュが介抱していると、殺人鬼として復活したブッチャーが形相を変えて向かってきます。
駆けつけた警官たちに、ジョシュが「そいつを撃て」と叫ぶと、ブッチャーは数発の銃弾を受けて倒れます。救急車が来て乗りこもうとするミリーの元へ、ブッカーがやって来ます。二人は「もう一回やろう」と言ってキスをします。別の救急車では、ブッチャーの心拍が止まります。「死んだな」と言う救急隊員たちでしたが、計測器はブッチャーの体から外れていました。
普通の生活に戻ったミリーの家にブッチャーがやって来ます。助けに来た母親とシャーリーを投げ飛ばし、「お前の体にいた時に学んだことがある、もっと自分らしく生きろ」とミリーに言います。ミリーも「学んだことがある」と言ってブッチャーのタマを蹴りあげ、ひるんだところに、壊れた椅子の木片をブッチャーの胸に突き刺して殺したのでした。
以上、映画「ザ・スイッチ」のあらすじと結末でした。
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