個人教授の紹介:1968年フランス映画。年上の女性フレデリクに恋をした18歳の学生である主人公オリヴィエ。そんなフレデリクから恋の手解きを受け、オリヴィエが少しずつ大人へと成長していく過程を描いた作品。青春恋愛映画の金字塔と呼ばれ人気を博した作品でもあります。
監督:ミシェル・ボワロン 出演:ルノー・ヴェルレー(オリヴィエ・フェルモン)、ナタリー・ドロン(フレデリク・ダンピエール)、ロベール・オッセン(エンリコ・フォンタナ)、ベルナール・ル・コク(ジャン=ピエール)、カティア・クリスチーヌ(クリスティーヌ)、マルティーヌ・サルセイ(母)、ほか
映画「個人教授」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「個人教授」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「個人教授」解説
この解説記事には映画「個人教授」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
個人教授のネタバレあらすじ:起
オリヴィエ(ルノー・ヴェルレー)は、一流の高校の哲学科に通う学生でした。ある日、オリヴィエは偶然知り合った年上の女性フレデリク(ナタリー・ドロン)に出会い、その今までに出会ったことのない大人の魅力に惹かれ恋に落ちました。
フレデリクは有名なレーサーであるフォンタナ(ロベール・エッセン)の妻だと話しますが、それは嘘でした。彼女はフォンタナの愛人でしかなかったのです。
フォンタナが出場するレースを見たいと言うので、オリヴィエは彼女のためにテレビを工面したり、わざと英語の翻訳を頼んだりして、とにかく必死でフレデリクの感心を引こうとしました。
個人教授のネタバレあらすじ:承
こうした若い青年の一途な気持ちをフレデリクはちゃんと気づいていたのです。そしてその気持ちを嬉しく思っていました。しかし彼女の中ではフォンタナへの想いを消すことが出来ず、しかも相手は自分よりも若い学生、あり得ない話だと考えていました。
一人でスキーに行っていたフレデリクを追いかけるように、オリヴィエも家族でスキーにやってきていました。一通りスキーを楽しんだその夜、オリヴィエはフレデリクが泊まっている部屋に忍び込みます。
個人教授のネタバレあらすじ:転
そしてそこで二人は初めての夜を迎え、愛し合いました。そして翌朝、幸せな気持ちで目を覚ましたオリヴィエはフレデリクが幸せそうにフォンタナと電話しているのを目の当たりにし、ショックを受けてしまいます。
例えようのない嫉妬の炎がオリヴィエを襲いましたが、彼にはただフレデリクを見ているだけしか出来ませんでした。
それから、付かず離れずの関係はしばらく続きます。日に日に強くなるフレデリクへの気持ち。オリヴィエは彼女と一緒になる決心をして、親の反対を押しきり家を出ることにしました。フレデリクもそんな彼の気持ちに応えたい気持ちになっていきます。
個人教授の結末
そんな中、フォンタナがオリヴィエの前に現れました。フォンタナが目の前から消えて彼女の気持ちがフォンタナから離れていることを感じていたフォンタナは、彼女の幸せを願いオリヴィエに託す決意をしたのです。それをオリヴィエに告げに来たのでした。
フォンタナのフレデリクへの強い愛を感じたオリヴィエは、同時に自分のフレデリクに対する気持ちの青臭さを知り、到底太刀打ち出来ないと感じたのです。
本当に彼女を幸せに出来るのは自分ではなくフォンタナだ。そう考えたオリヴィエはフォンタナに、オリヴィエとの新しい生活を楽しみに待っているフレデリクの居場所をフォンタナに伝え、電話を切りました。そして黙ってその場を立ち去るのでした。
以上、映画「個人教授」のあらすじと結末でした。
「個人教授」感想・レビュー
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映画の内容は説明とは裏腹に私には心に残る内容でもなかった…この曲だけがひとり歩きして肝心な映画がいまいち!あらゆるシーンがそんな思いがあったとは…説明を知って始めて納得した気持ちです。
私にとっては忘れられない映画です。往時を偲ばせるパリ、服装、乗り物、特にモータバイクの後ろに乗るフレデッリックの横座り!今は皆無です。
ラストシーンのガラス越しに云う台詞を知りたいのですが!誰か教えてください。口の形と動きでの判断と人差し指で空を指してるけれどね。フランス語が解る方がいたら教えてください。