ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュの紹介:1975年フランス映画。歌手として俳優として映画監督として多大なる影響を及ぼしたセルジュ・ゲンズブール。当時物議を醸し出しながらも大ヒットした曲をモチーフに作り上げた本作。過激すぎるとも言える曲と同様にモラルの限界に挑戦した形になり注目度も高くなりました。
監督:セルジュ・ゲンズブール 出演:ジェーン・バーキン(ジョニー)、ジョー・ダレッサンドロ(クラスキー)、ジェラール・ドパルデュー、ユーグ・ケステル(パドヴァン)、ジミー・デイヴィス、ミシェル・ブランほか
映画「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュの予告編 動画
映画「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」解説
この解説記事には映画「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュのネタバレあらすじ:起
フランスの田舎町、クラスキー(ジョー・ダレッサンドロ)とパドヴァン(ユーグ・ケステル)はゴミを運びながら町を移動し、さしたる目標もなく、ただその日暮らしをして暮らしていました。
息のあった二人はまるで長年連れ添った夫婦のよう、二人はゲイの関係を築きながら仲良く仕事をしていたのです。そんなある日、立ち寄ったガソリンスタンドにあるスタンドスナックで不思議な女性と出会うのでした。
一見男にも見えるが実際は女性であるジョニー(ジェーン・バーキン)。愛想からはかけ離れた無愛想な態度を見せる彼女、スタンドスナックのマスターのイビリにも似た苦言に反抗しながらも我慢し、毎日ハンバーグを焼いています。
ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュのネタバレあらすじ:承
クラスキーはゲイなので女性は愛せませんし、相手であるパドヴァンとは肉体関係もあります。そんなクラスキーの目にジョニーが魅力的に写ったのです。クラスキーはしばらくこの町に居座る事を決めて、ジョニーと楽しむ事を決めました。
ジョニーもこれまでに会った事のない刺激的な男性クラスキーに少しずつ惹かれていきます。ジョニーは大胆にもクラスキーを誘惑しますが、そもそもがゲイであるクラスキーはジョニーには全くの無反応で、ジョニーはショックを受けます。
クラスキーはジョニーを愛しく思う気持ちはありますが、どうしても女性を抱く気持ちにはなりませんでした。そんなクラスキーに、めげないジョニーは自らのお尻を突き出し「私を男だと思って」と告げます。
ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュのネタバレあらすじ:転
望み通りにしたクラスキーでしたが、予想を遥かに上回る激痛がジョニーを襲います。あまりの痛さに我慢することが出来ず大声を出してしまい、ホテルを追い出されてしまいました。しかしこれで問題は解決し、二人の仲はさらに深まっていきます。
いつも一緒にいるクラスキーとジョニー。しかしこれを良しと思わない者がいました。パドヴァンです。ついクラスキーに「あんな淫売のどこがいい?反吐が出る」と悪態をついてしまいますが、クラスキーは気にも留めていません。
それどころかジョニーのクラスキーへの熱は冷めることなく、納屋の中やトラックの荷台の上など、所構わず行為を始め、その度にジョニーの痛切な悲鳴が響き渡るのでした。
ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュの結末
ある日、ついに事件が起こります。嫉妬に狂ったパドヴァンがシャワーを浴びているジョニーを殺そうとしたのです。パドヴァンはジョニーを窒息させようと襲いかかります。そこにクラスキーが入ってきて事なきを得ました。
殺されかけたジョニーは怒り、クラスキーにパドヴァンを殴るようにけしかけます。しかしクラスキーは「殴って何になるんだ 行こうパドヴァン」と話すと、パドヴァンと肩を寄せて出ていったのです。
置いてきぼりを食らったジョニーは絶叫しながら全裸でクラスキーを追いかけましたが、追いつく事は出来ず、やがて野原に倒れ込み泣きました。
以上、映画「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」のあらすじと結末でした。
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