ラスト・ソルジャー 森に潜む兵士の紹介:2017年イギリス映画。シャフトンの森で起こった連続殺人事件。アンウィンとハントリーの刑事コンビが聞き込みをすると、犯人は汚い生き返った死体の男だという。半信半疑で調べを進める二人でしたが…という内容のゾンビ物のスラッシャー映画です。
監督:ジョン・アダムス 演者:ジョン・リス=デイヴィス(ジャック)、ロージー・フェルナー(ハントリー)、ポール・レイノルズ(リード)、ゲイリー・メイヴァーズ(カーター)、トリスタム・サマーズ(アンウィン)ほか
映画「ラストソルジャー 森に潜む兵士」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ラストソルジャー 森に潜む兵士」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ラスト・ソルジャー 森に潜む兵士の予告編 動画
映画「ラストソルジャー 森に潜む兵士」解説
この解説記事には映画「ラストソルジャー 森に潜む兵士」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ラスト・ソルジャー 森に潜む兵士のネタバレあらすじ:起
森の中で猟銃を持って狩りをするアーチとヴィンスの少年二人は、切株に隠れているウサギを見つけました。アーチが発砲しますが、弾は切株に当たり跳ね返ってヴィンズの脚に当たります。痛がるヴィンズは「それは切株じゃない、鉄の煙突だ」と言うと、アーチは周辺を調べ始めます。そして地面に鉄の部分を見つけ、落ち葉と土を取り除くと、それは扉でした。
ナイフでロックを外して開けると、地下に続くハシゴがありました。アーチが先に降り、ヴィンズが続きます。下は倉庫のようになっていて、武器弾薬がありました。その時、唸り声と共に何かが襲ってきました。アーチが捕らわれ、ヴィンズはハシゴを登り森を走って逃げます。ヴィンズが道路に出た途端、車に撥ねられそのまま入院しました。
アンウィン巡査部長とベイツ巡査は「ヴィンズが森の中の隠れ家とうわごとを言っている」と話していました。その夜、気になったベイツ巡査が、ヴィンズが撥ねられた付近の森を調べていました。ベイツ巡査は背後から襲われ、ワイヤーで首を絞められて殺されます。
アンウィン巡査部長らは技官らと一緒に、ベイツ巡査の殺害現場付近を探し、煙突の場所まで来ましたが、見つけたのはアーチが発砲した弾のカートリッジだけでした。そして弾のカートリッジを回収していた技官がナイフで殺されました。
ラスト・ソルジャー 森に潜む兵士のネタバレあらすじ:承
テレビでは、シャフトンの森で起きている連続殺人事件のニュースが流れています。それを見ていた老人ホームのジャックは驚き、体を震わせながらテレビにくぎ付けになります。
刑事課に配属されたアンウィンは、女性警部補のハントリーとコンビを組むことになりました。早速二人は、森の周辺の民家の聞き取りを始めます。ロバーツ家に行くと、「ドラム缶に入ったガソリンが盗まれている」と言われます。「単なる泥棒だろう」といって、家を後にした二人でしたが、そのころ道路の検問場所でトラムカンに入ったガソリンに引火し大爆発が起きます。
警察は直ちにシャフトンの森を封鎖します。シャフトンの森に見回りに入った警官が、汚い姿の男に一人は首を切断され、もう一人は首を吊られ腹をかき切られて殺されました。警察は山狩りを始めますが、男は地下室に隠れていました。
アンウィンとハントリーはロバーツ家に向かいます。すると納屋でロバーツの妻が何者かに発砲し、ロバーツは頭を切り裂かれて殺されていました。ロバーツの妻は「死人が襲ってきた」と泣きながら話します。夜になると、警備中の警官たちの前で、警察犬が男に刺殺されました。現場を調べると、警察犬が噛み切った男の衣服がありました。それはまさに古い軍服でした。
ラスト・ソルジャー 森に潜む兵士のネタバレあらすじ:転
老人ホームではジャックが「私のせいであの男が帰ってきた、早く警察に知らせないといけない」と声を荒げています。ヴィンズの意識が一瞬戻ったとの連絡が入り、アンウィンとハントリーが病院に向かいます。主治医に話を聞くと「森の中の地下室に化け物のような男がいる」と聞かされます。そこへジャックから連絡が入り、二人はジャックに会います。
ジャックは「シャフトンの森の地下には軍の施設がある。戦時中ドイツ軍が攻め込んできた時、ドイツ兵を殺す補助部隊が市民を集めて作られた。市民は武器弾薬を与えられ、人殺しのノウハウを叩きこまれ、14日間地下の基地に潜んだ。鐘が鳴るとドイツ軍が攻め込んできた合図で、それまでは身をひそめていた。その部隊を統括していたのがボブ・ピアーズだった。しかし秘密部隊の為、鐘が鳴ったらドイツ兵と一緒に、秘密を知る人間を殺せという指令が出ていて、ボブの名前が一番初めにあった。そんな時、鐘が鳴り私がボブを殺し、最後に地下室の扉を閉めて入り口を隠した。後でわかったが鐘を鳴らしたのは子供のいたずらだった。その後誰かが扉を開けたことで、ボブが生き返ったのだ」と言います。
「なぜ警官を殺すんだ?」トアンウィンが聞くと、「今の警官の制服は、当時のナチス親衛隊の制服に似ている」と話します。
ラスト・ソルジャー 森に潜む兵士の結末
シャフトンの森で車の中でいちゃついていたカップルの男が殺され、女が行方不明になりました。現場に行ったアンウィンは車がドイツ車である事に注目します。
特殊部隊も招集され、ジャックと共にシャフトンの森に入って行きます。途中で女が生きたまま吊るされていました。女には「ドイツ軍の男と寝る女」と書かれています。女を助けようとした時、次々とトラップに部隊のメンバーや警官が引っ掛かりパニックになります。
やがてジャックが地下の入り口を見つけました。扉を開けるとジャックはボブを呼びます。すると現れたボブはゾンビでした。ジャックはあの日の事を謝り、ボブにハグをしました。するとボブは閃光と共に消え、ジャックは倒れて死んでしまいます。
アンウィンとハントリーが現場を離れると、特殊部隊が地下室に降り、アーチが血まみれで壁にはりつけられているのを見つけます。その時、地下室の弾薬類が大爆発を起こしました。アンウィンとハントリーはシャフトンの森の中から炎と黒煙が上がるのを見つめていました。
以上、映画「ラスト・ソルジャー 森に潜む兵士」のあらすじと結末でした。
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