ロスト・ボーイ 死霊の館の紹介:2008年カナダ映画。一人息子を車の事故で植物人間にしてしまったハンナは、夫のグラハムと生まれ故郷の田舎の古い家に引っ越してきました。しかしその家で、子供の霊を見るようになり、隣の老夫婦から昔子供が失踪したと聞かされます。この家で何があったのか?という内容のオカルトミステリーホラー映画です。
監督:メラニー・オア 出演者:フェアルーザ・バーク(ハンナ)、グレッグ・ブリック(グラハム)、ジョーン・グレッグソン(リンダ)、ウォルター・ラーニング(テッド)、ディラン・オーサーズ(ダニエル・ジェンキンス)ほか
映画「ロスト・ボーイ 死霊の館」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ロスト・ボーイ 死霊の館」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ロスト・ボーイ 死霊の館の予告編 動画
映画「ロスト・ボーイ 死霊の館」解説
この解説記事には映画「ロスト・ボーイ 死霊の館」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロストボーイ死霊の館のネタバレあらすじ:起
車での事故を思い出すハンナは病院にいました。病室を出るとひとりになって泣いています。そんなハンナは、売りに出されている生まれ故郷の古い一軒家を訪ねます。長い間手入れがされず、家の周囲は雑草が生い茂っていました。
家の中に入ると綺麗でした。奥まで進んだ時、一人の青年がいました。青年はジョンと名乗り「僕は売主ではないんです。ここに思い出があっているんです。ここに来るという事は何かに導かれているんですね」と話し、いなくなりました。しばらくしてハンナは、精神科医の夫グラハムと二人でこの家に引っ越します。
その夜、ハンナは物音に目覚めます。音の方に行くと子供のおもちゃが動いていました。辺りを調べているとドアが閉まり閉じ込められました。ハンナは大声でグラハムを呼びます。気づいたグラハムが駆けつけるとハンナが倒れていました。
翌日、ハンナは息子のダニエルと3人で写した写真を部屋に飾ろうとします。グラハムは「ダニエルはもう戻らないんだ」とハンナに言います。ハンアは納得せず反論しました。
その後グラハムは、一人で地下室で脚立に乗って修繕場所を調べていました。そこへハンナが「さっきはごめんなさい、言い過ぎた」と謝って来ます。その時ハンナは、少年の姿を見て驚いて脚立にぶつかり、グラハムは転落しました。意識のないグラハムを見たハンナは、少し遠くの隣の家に助けを求めに行きます。
ロストボーイ死霊の館のネタバレあらすじ:承
老夫婦のテッドとリンダが駆けつけると、グラハムは意識が戻っていました。夫婦は「この家の人はすぐ出て行くの。あなたたちは長くいてね」と言います。「どうして?」と聞く二人に、リンダが「この家は不吉な事があるの」と言います。「そんな話は聞きたくない」というグラハムに、ハンナは「じゃあ私たちの事を話すわ」と言い話し始めます。
「1年ほど前、交通事故を起こし、一人息子のダニエルが寝たきりの植物人間になった。そんな事があり、前に進むためにここに来た」。話を聞いたリンダが「薬をとってこよう」と言って、洗面所に行きます。鏡に映った子供を見て慌てたリンダは、テッドに「もう帰ろう」と言って、二人は帰って行きます。
その夜、リンダはクローゼットから子供の声が聞こえ、必死で開けようとします。物音に気付いたグラハムがノブを引っ張ると簡単に開きました。グラハムは「今度病院で診てもらおう」とリンダに言います。
翌日、リンダがパイを焼いて持って来ました。リンダが出て行くと「この家で昔、子供が失踪した・・・」と話しだした時、グラハムがやって来てリンダは話すのをやめます。
少しして、テッドが家の修繕の手伝いに来ました。この隙にハンナはリンダに会い、続きの話を聞きますが、リンダは「これ以上言えない」と言います。そこでハンナは町に出向き、図書館で古い新聞を見ようと職員に話しかけます。
職員は同級生で、ハンナに気があった男性で、当時の子供の失踪の新聞を渡すと同時に、「警察から、当時の調書を借りてきてあげよう」と言います。
ロストボーイ死霊の館のネタバレあらすじ:転
リビングで新聞を呼んでいると、グラハムも見ました。失踪した少年は11歳のダニエル・ジェンキンスで、息子のダニエルと年齢も名前も同じでした。記事を読んだグラハムは「虐待があったようだな」と言います。
眠れないハンナはグラハムに注射してもらいます。その夜、ハンナは夢の中でダニエル・ジェンキンスに会い、息子のダニエルにひき会わせてくれました。翌日ハンナはダニエル・ジェンキンスの遺品が見つかった裏の小屋へ行きます。すると、ダニエル・ジェンキンスが遊んでいた様子が頭に浮かび、隙間に隠していた本を見つけます。
家に戻るとジョンから電話が入り、「大至急会いたい、今からそこへ行く」と言います。グラハムが電話しようとすると、壊れていました。グラハムはテッドの家に電話を借りに行き、そのついでに子供の失踪の事を聞きます。
テッドとリンダは「ダニエルという子供が失踪し、当時家庭教師をしていたジョン・ダットソンが犯人だ」と言います。グラハムは「ジョン・ダットソンはいまから家に来てハンナと会うことになっている」と言います。
ハンナの前に現れたジョンが「近づきすぎると、ダニエルを襲ったものがあなたを襲う」と言って居なくなりました。グラハムが帰って来て、ハンアに「ジョン・ダットソンはダニエルの家庭教師で、ダニエルの失踪後、地下室で首つり自殺をしている」と教えます。「そんなはずはない」と言うハンナに、グラハムは「自分の子供でもないのにどうしてそんなにこだわるんだ」と言います。
錯乱状態のように見えたハンナにリンダが「家を離れなさい」と言います。しかしハンナは「真相がわかるまでここにいる」と言います。
ロストボーイ死霊の館の結末
図書館の同級生がハンナに調書を渡すため訪ねてきます。返事が無いので扉の下から調書を中に入れると、テッドが通りかかりました。同級生は「あなたはダニエル・ジェンキンスの父親のエドワードさんでは?」と聞きます。「オレはテッドだ」と言って帰りました。
昼寝をしていたハンナが調書に気づき、中を見ると失踪したダニエルと両親の写真がありました。両親はエドワードとメリンダと書かれていましたが、間違いなくテッドとリンダでした。その話を帰ってきたグラハムにするが信じませんでした。
そこへテッドとリンダがやってきました。ハンナは銃を持ち「ダニエルを虐待していた二人をジョンが告発すると言うと、ダニエルを殺し、ジョンも自殺に見せかけて殺したんでしょう」と大声で言います。
グラハムはハンナがおかしくなったと思い、抑え込んで銃を奪い、奥の部屋に閉じ込めます。ハンナは「子供の頃、ダニエル・ジェンキンスに森の中で会った。ダニエルは虐待を受けていたが、私には何も出来なかった」と子供時代から知っていたことを話します。聞いたリンダが「ダニエルを追い込んだのはハンナよ」と叫びます。するとテッドがグラハムの首を絞め落とし、ハンナを部屋から出します。
ハンナは一目散に逃げます。追いかけたテッドが捕まえると、地下室に連れていき「ダニエルはこの下に埋めた。しばらく住んでいたがダニエルの霊が出るようになってこの家を出た。ジョンを殺したようにお前も殺す」と言って、首つり自殺に見せかけて首を吊ります。幸いローブをかけていた留め金が壊れ、助かったハンナはリビングに戻ります。
リビングではグラハムが撃たれて苦しんでいました。ハンナは背後からテッドとリンダを射殺します。眠ったハンナはダニエル・ジェンキンスに会い「息子に会いに行け」と言われます。ハンナとグラハムが病院に行くと、息子のダニエルの意識が戻っていました。
二人はあの家を売りに出しました。家の中にはダニエル・ジェンキンスとジョンの霊が住み続けていました。
以上、映画「ロスト・ボーイ 死霊の館」のあらすじと結末でした。
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