ピート・スモールズは死んだ!の紹介:2010年アメリカ映画。1万ドルの借金のカタに愛犬を誘拐されたケイシーは、友人で大物映画監督のピートの死を知ります。そんな時、友人のジャックから電話があり、死ぬ前に撮影した映画の脚本がケイシーのものを盗用したものだと教えられる。証書を手にした二人はピートの未亡人にくっつく悪党のラザーから金を巻き上げる計画を立てますが…という内容のコメディ映画です。
監督:アレクサンダー・ロックウェル 出演者:マーク・ブーン・ジュニア(ジャック)、スティーヴ・ブシェミ(バーニー)、ピーター・ディンクレイジ(ケイシー)、レナ・ヘディ(シャンナ)、マイケル・ラーナー(レニー)ほか
映画「ピート・スモールズは死んだ!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ピート・スモールズは死んだ!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ピート・スモールズは死んだ!の予告編 動画
映画「ピート・スモールズは死んだ!」解説
この解説記事には映画「ピート・スモールズは死んだ!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ピート・スモールズは死んだ!のネタバレあらすじ:起
愛犬ブッダと暮らすケイシーはクリーニング店を営んでいます。雨の日、ケイシーは1万ドルの借金があるニモに襲われ、愛犬ブッダを誘拐されてしまいます。そして、「1万ドル返したら、ブッダを返す」と言われ困り果てていました。
テレビでは友人でハリウッドの大物映画監督であるピート・スモールズの死が報道されていました。太り過ぎたピートが泳いでいて溺死したようでした。そこへ友人で演劇会社を経営するジャックがら電話が入ります。ジャックは「こっちへ来てピートの葬儀を手伝え」と言います。
ケイシーは「1万ドル用立てないとブッタを取り戻せないから行けない」と言います。「1万ドルは葬儀を最後まで終わらせたらかまえてやる」とジャックに言われ、ケイシーは飛行機でジャックの元へ向かいます。
葬儀場に着くと、参列者は変な被り物をし「妻のジュリアの趣味だな」とケイシーが言います。そのジュリアは浮気相手のラザーと一緒に座っていました。ピートの遺体を見たジャックは「これは人形だ」と言って首をもぎ取ります。
警官まで出動する騒ぎになり、事情を聞かれた二人でしたが、ジャクが「ピートが死ぬ前に撮ったカンフー映画は、お前の脚本を盗んだものだ」とケイシーに教えます。
1万ドルでブッダを取り戻したいケイシー、ケイシーの脚本の盗用を利用して、ピートの映画のネガの権利を持つラザーとジュリアから金を奪いたいというジャックの二人の利害が一致し、ジャックはケイシーに1万ドルは渡さず、二人でラザーから金をもぎ取ろうと行動を起こし始めます。
ピート・スモールズは死んだ!のネタバレあらすじ:承
ピートのフィルムを編集していたサスキアに会いに行きます。サスキアは「ピートは盗用への罪悪感を持っていた。そしてケイシーは友人で大好きだと言っていた」と言います。美人のサスキアに一目ぼれしたケイシーは、話しながらサスキアの体やしぐさに見入っていました。
そこへラザーが入って来て、二人は逃げ出します。ラザーはサスキアに「ピートが出ているシーンを全てカットしろ」と迫っていました。
次にジャックは小さい配給会社やっているレニーに会いに行きます。そこには出資者のバーニーが彼女のシャンナと来ていました。ケイシーをピーターと思い込んだバーニーが「君の大ファンだ、2000万ドル出そう」といますが、事情を話すと数百万ドルしか出せないが、いいだろう」と言います。
そして二人はラザーに会いに行きます。脚本の盗用話をすると、ジュリアが「あの話は、150ドルの家賃の建て替えで終わったでしょう」とケイシーに言います。ケイシーは「そういう事もあったな」と言って引き下がりました。
ピートの叔父のサコに会うと、サコはケイシーに「ブッダはオレが取り返してやる、男と男の約束だ」と言って自信満々でしたが、ケイシーは信用しませんでした。ジャックがピートから来た『助けてくれ』と書かれたはがきを見せます。ケイシーが「うちにも来た」と言うと、確かめるためにサスキアに会いに行きます。
サスキアは「3通来たからケイー、ジャック、ジョーイに送った」と言いました。そのジョーイに会いに行くと、書類を渡されます。その書類はカンフー映画の脚本がケイシーのものだという証書でした。
ピート・スモールズは死んだ!のネタバレあらすじ:転
ラザーの店に意気揚々と乗りこんだジャックでしたが、証書を破られ指を折られます。そしてラザーがケイシーに「1万ドル君にあげよう」と言いますが、何故かケイシーは断りました。ケイシーは「悪い奴から金をもらうのは嫌だった」とジャックに話します。
証書を持ってレニーとバーニーに会うと、レニーは「カンフー映画を所有する権利はラザーにはない。流れが変わった」と喜びます。「ラザーにクビにされた」とサスキアがジャックの家にやって来ました。
家の中に貼ってあったケイシーと女性の写真を見て、「この女の人は?」とジャックに聞きます。ジャックは「ケイシーの彼女のジルだ。10年前に病気で亡くなり、それ以来ケイシーはふさぎ込んだ。そして愛犬のブッダはジルの忘れ形見だ」と言います。横の部屋でこの話を聞いていたケイシーはサスキアに知られたことで複雑な心境になっていました。
ジャックが「映画のネガを盗もう」と言い出します。ジャックの娘のザンの彼氏のアラムがパンダピザで働いていることから、二人を巻き込みビザの配達を装い、ラボの入館証を持っているサスキアにも手伝ってもらう事になりました。
サスキアが警備員室で、警備員が監視モニターを見ないように色目を使い、その間にネガを盗む計画は成功し、カンフー映画のネガをモノにしました。しかし、ラザーがラボを訴え、保険金を手にします。さらに、ネガが無くなり、サスキアとサコ、ジョーイもいなくなりました。そしてレニーとバーニーは契約に失敗し、逃げていなくなりました。
ピート・スモールズは死んだ!の結末
サスキアの手掛かりを探すケイシーは、部屋でメキシコの『カフェブランコ』のマッチを見つけます。そこでケイシーは「メキシコへ行く」とジャックに話し、ジャック、ケイシー、ザン、アラムの4人はパンダピザの車でメキシコへと向かいます。
途中で臭い男を車に乗せ案内してもらうと、『カフェブランコ』に着きました。そこにはブッダがいました。店主は「サコが連れてきた。ケイシーが迎えに来るからと言って」と教えます。
店主のバーで酒を飲んでいると、ラザーが逮捕される映像が流れます。そこへピートが現れました。ピートは「盗用した映画を、後々の事を考え抹殺するために仕組んだ」と言います。ケイシー以外は皆がピートの協力者だったのでした。サスキアに恋していたケイシーは、サスキアも自分を騙していたことにショックを受けます。
ブッダ奪還の目的は終えたものの、もう一つの新しい目的のサスキアの事が気になっていました。その夜パーティーが盛大に開かれました。一人テーブルにいたサスキアを見つけ、話しかけたケイシーでしたが、自分を騙したことに触れると怒ったサスキアは、飲んでいた酒をケイシーの顔にふりかけ立ち去ります。
翌朝、ピートは「生きていたピートとしてやり直す」と言ってヘリで帰って行きました。飛び立ったヘリを見て、ジャックが「ピートが持って帰ったネガは別のものと差し替えた。本物はここにある」と笑い飛ばします。
ビーチを寂しそうに歩くケイシーに、サスキアが近づいてきます。サスキアはケイシーの手を握り、ケイシーはもう一つの目的も達成しました。
以上、映画「ピート・スモールズは死んだ!」のあらすじと結末でした。
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