ディケイド 腐敗する者たちの紹介:2015年アメリカ映画。潔癖症の男の家に忍び込んだ少女が、家の中で事故死してしまいます。男は少女の死体を隠し、死体と共に生活し始めます。しかし死体が腐敗を始めると、潔癖症の男に幻覚や妄想が見え始めます・・・とい内容のかなり精神的にあぶない作品です。
監督:ジョセフ・ワートナーチェイニー 出演者:ロブ・ザブレッキー(ジョナサン)、リサ・ハワード(母親)、エリシャ・ヤッフェ(職場の同僚)、ジャッキーホフマン(近所のおばさん)、ハンナ・バロン(ケイトリン)ほか
映画「ディケイド 腐敗する者たち」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ディケイド 腐敗する者たち」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ディケイド 腐敗する者たち」解説
この解説記事には映画「ディケイド 腐敗する者たち」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ディケイド 腐敗する者たちのネタバレあらすじ:起
3月、ケイトリンと友人の二人の少女が、郊外の家の前で「ここの住人キモイけど大麻はありそう」と話した後、家に侵入します。彼女たちの目当ては大麻を見つけて盗むことです。
この家の住人は中年男ジョナサン。毎日、荷物の積める自転車で仕事に通っています。少女たちは地下室に降りて物色します。綺麗に整頓され色々なものが並べられています。天井近くの柱の上が気になるケイトリンが、踏み台を見つけ、高いところを物色し始めました。
ジョナサンが家に帰って来ました。厳重に施錠された鍵を開け中に入ると、物音に気づき地下室に降りるとケイトリンを見つけます。「ここで何をしているんだ」と言うジョナサンに驚いたケイトリンは、踏み台でバランスを崩し頭から転落してしまいます。
頭から大量の出血をしたケイトリンは動きません。それを見た友人の少女は、ジョナサンに襲われると思ったのか、玄関から飛び出します。そこへ車が走って来て処女は撥ねられて死んでしまいます。
通報を受けたパトカーがやって来ます。あっという間の出来事に動揺したジョナサンは、やってきた警官に「何も見ていない」と言ってしまいます。
ディケイド 腐敗する者たちのネタバレあらすじ:承
ジョナサンは幼い頃から、潔癖症の母にしつけされ、言った通りにしないと虐待を受け自分も潔癖症になっていました。そんな事を思い出しながら我に返ったジョナサンは、ケイトリンの死体をバスタブに入れ大量の氷を振りかけます。
潔癖症のジョナサンは毎日同じ行動をします。8時に目覚め、近所のおばさんの口うるさい小言を聞き朝食を食べます。次に職場である誰もいないテーマパークに行き、清掃の仕事をします。
昼休みは同僚のSEXの話を聞き、夕方帰ってくるとジェットコースターの下で拾った鍵を綺麗に並べ蘭に水をやり成長を記録します。そしてダイエット器具で運動するのです。
その日からはディナーにケイトリンの死体を座らせ、一緒に食事をとる事が加わりました。この生活を毎日繰り返していたのです。近所のおばさんや同僚に彼女が出来たことを話します。彼女とは死体であるケイトリンです。やがて日数が経過すると、ケイトリンの体が腐敗しはじめ、虫が湧くようになったのです。
ディケイド 腐敗する者たちのネタバレあらすじ:転
潔癖症のジョナサンにとっては初めての出来事です。ジョナサンはケイトリンをビニールシートで包み、木箱に押し込みます。警察がやって来ました。「ケイトリンという少女が行方不明になっている。家の前事故死した少女の友達で、事故の前にこの周辺で目撃されている」と言います。
ジョナサンは「知らない」と言って追い返します。すると近所のおばさんが入って来て「私が追い払ってやる」と言って警官に文句を言いに行きました。
ジョナサンは母親からばい菌の話をされていた当時を思い出します。遊園地に行って他人を見て、ばい菌だらけだ近づくなと言われ、家に帰るとお仕置きとして、手のひらに接着剤を塗られ、乾くまで壁に手を押し付けられていました。
その夜も、腐敗が進むケイトリンの死体と食事をします。しかし、ハエがケイトリンの回りを飛びはじめ、途中で片付けて寝ることにするものの、夢の中でもケイトリンやおばさん、そして母親が出てきます。
ディケイド 腐敗する者たちの結末
翌日ジョナサンは、仕事から戻り食事を済ませると、ケイトリンをバスタブで洗い流し始めました。ジョナサンには元通りになるケイトリンが見えていました。やがて幻覚状態が進み。ケイトリンが生き返ります。
ジョナサンは母の最期を思い出します。自分の周りがばい菌だらけに見え、狂った母はジョナサンの目の前でガソリンをかぶって自殺したのです。現実と幻覚が交錯するジョナサンは、近所のおばさんを刺殺します。やがて警察にケイトリンとおばさんの死体を発見されたのです。
4月、目覚ましに目覚めたジョナサンは朝食をとり仕事に向かいます。職場のテーマパークはつぶれて閉鎖されていました。柵をよじ登り、同僚と話した場所に座っています。
実はこのテーマパークはすでに閉鎖されていたのです。職場の同僚は自分の作り上げた偶像で、近所のおばさんもまた、死んだ母を思うあまり作り上げた偶像だったのです。ケイトリンはどうなったのかは明かされません。
以上、映画「ディケイド 腐敗する者たち」のあらすじと結末でした。
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