映画「あと1センチの恋」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
あと1センチの恋の紹介：2014年ドイツ,イギリス映画。ロージーとアレックスは6歳からの幼馴染。小さい時から青春を共にしてきた2人には、周りが何とも思わない会話を真剣に話したりできる唯一無二の存在。高校生になりお互いが将来どうなりたいかを話し、それぞれ夢のために地元を離れる決意をする。そんなとき、ロージーは妊娠が発覚。相手は同級生で好きでもない相手。アレックスに相談せず1人で子供を育てていくことを決めたロージー。そんな2人のすれ違いばかりの隠してきた恋心の物語。
監督：イム・サンユン 出演者：リリー・コリンズ （ ロージー・ダン）、 サム・クラフリン（アレックス・スチュワート）、クリスチャン・クック（グレッグ）、スーキー・ウォーターハウス （ ベサニー）ほか
この解説記事には映画「あと1センチの恋」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロージーとアレックスは6歳のときからの幼馴染で、いつも一緒に遊んでいます。お互い性別を超えた信頼できる大親友です。
18歳になったロージーはアレックスとクラブにきています。そこで2人はキスをします。ロージーはあまりにも酔っていてその出来事は覚えていません。次の日、アレックスはロージーの家に行き飲ませすぎたことを謝ります。ロージーはキスについて何も触れてこないので、アレックスはモヤモヤしながらも自分からは何も言いませんでした。2人の中にはお互いを大切に思う恋に似た感情がありながらも、ずっと幼馴染として相談をしたり聞いたりしてきたので、その気持ちを言い出せずにいました。
そんなとき、アレックスに好意を持つベサニーがアタックします。アレックスは見た目の美しいベサニーの好意を受け入れ交際に発展します。そして、初体験を終えてそのことを授業中に学校のパソコンでロージーに伝えると先生に会話を見られてしまいます。
ロージーはアレックスの話を聞いてモヤモヤすると共に、まだ初体験を終えていないことに焦りを感じます。クラスメイトのグレッグがロージーを気に入っていてこの人でいいや！と思い初体験を迎えますが、避妊に失敗してしまいます。そんなときに急いで電話をかけた相手はアレックスでした。
数日後、前から2人は地元を出たいという話をしていて改めてボストンへ2人で行こうと言います。ロージーはホテル経営が夢で、ホテル経営の学べる大学を受験すると合格通知が届きました。
喜ぶのもつかの間。吐き気が襲ってきて不安にちょっと怪しい薬局へ行きます。店員のルビーに妊娠検査薬を貰い、不安だからトイレの前で待っててもらいます。トイレから出てきたロージーは、妊娠している印が出ている検査薬を持っていました。
アレックスはハーバードに見事合格し、ロージーに合否を聞きます。しかし、ここでアレックスに妊娠のことを告げると心配をかけると思い、先にアレックスを見送り後から行くと約束するのでした。
ルビーの元をよく訪れるようになり、これからどうしようかお店をうろついていると、ルビーが里親に出せば？と言い、それなら大学も行ける！とロージーは安心するのです。ロージーの母親は名前をつけようと言いますが、ロージーは里親に出すし名前なんてつけないと言います。しかし、お腹の中で元気に動く我が子に次第に愛着が湧き、家族がいないときにケイティとお腹に呼びかけます。
とうとう出産の日。お腹を痛めて産んだ我が子を見て愛情があふれました。抱っこせずにすぐに里親の元へ連れて行ってもらうつもりでしたが、お腹の中にいるころからよくしゃっくりをしていたケイティが連れていかれようとしたときにしゃっくりをし始めました。やっぱり抱っこしたいと我が子を胸に抱き寄せたロージーはケイティを守っていくと決意するのでした。
夜泣きがひどく眠れない毎日が続き、お父さんにもう人生終わりよと泣き言を言います。お父さんがそんなに甘くないぞと言い、ロージーも幼い頃夜泣きがひどかったと教えます。自分が両親にしてもらったように一生懸命ケイティに愛情を注ぎます。
ある日ケイティを連れて外出していると、ベサニーにばったり会ってしまいます。ベビーシッターをしていると嘘をつきその場をなんとか逃れます。
しかし、急にアレックスがロージーの家を訪れます。ベサニーがアレックスにロージーが子供を産んでいたことを教えてしまったのです。ロージーはグレッグに逃げられてしまったことや、進学を諦めたことをアレックスに正直に話します。アレックスはケイティの父親代わりをさせてほしいと言ってきます。
現実はそうもいかずアレックスはボストンへ帰りました。そして、バーでクラスメイトのサリーが声をかけてきて落ち込んでいたアレックスはその気持ちを埋めるためにサリーと付き合い始めるのです。
そこから月日が経ち5年後。ロージーはホテルの清掃係として夢のホテル経営のため一歩近づきます。
アレックスはというと、サリーと続いてはいるものの華やかでキラキラしている彼女とは会話が合わないこともしばしば。そんなとき、ロージーが恋しくなり会いにこないかとメールをします。ロージーはいい予感がしてウキウキしてアレックスの元へ行き、昔に戻ったかのように遊びます。いい予感がしていたロージーはアレックスにキスをしようとしますが交わされてしまいます。
そのままアレックスの家に行くと出迎えたのはサリーでした。夕食のとき、サリーが妊娠していることを告げられます。ロージーに言ってなかったアレックスにサリーは苛立ち、知らされていなかったロージーもとても驚きます。
その空気を変えようと知り合いの写真展に行きましたが、自分が居るべき場所ではないと思い会場を飛び出して挙げ句の果てにはアレックスと喧嘩をしてそのまま帰国してしまいます。いい予感がしていただけに最悪な展開に気を落としていると、なんとなくグレッグにケイティが書いた絵を送ってしまいます。するとグレッグはロージーの働いている場所まで来てやり直そうと言ってきました。付き合ってみると昔よりいい人になっているグレッグを見て結婚を決意します。ルビーは反対しましたが、父親を恋しがっていたケイティの嬉しそうな様子を見て夫婦としてやり直してみることにしました。
結婚式の招待状がアレックスのところへ届きます。サリーのお腹の子は自分の子ではなく、浮気が原因で別れていました。我が子が生まれると思っていたアレックスはベビーベッドなどを用意していました。ロージーの結婚と元カノの裏切りでひどく落ち込んでいました。
そこから5年が過ぎ、ケイティはトビーという幼馴染の男の子と仲良く遊んでいます。ロージーはホテルの清掃係からフロント係に昇進していました。そこへアレックスの元カノのベサニーが来て、アレックスに連絡してみれば？と連絡先を教えてしまいます。
ロージーの両親が数日旅行へ出かけることになりました。心配していたロージーを大好きな父親がなだめます。しかし、出発してから数日後に母親から電話がありました。なんと父親が旅先で亡くなってしまったのです。葬儀にアレックスが来てくれました。安心したロージーはアレックスにお別れも言えなかったのと涙を流します。アレックスが優しく抱きしめるとそこへ夫のグレッグが来て、酔った状態で俺の嫁に触るなと言ってきます。義理の父親の葬儀で酔っているグレッグを見たアレックスは心配になりロージーに手紙を送ります。
ロージーの家にアレックスの手紙が届きましたが、グレッグが隠してしまいました。しかしもう一つの手紙があり、なんと父親が旅先で書いた手紙でした。グレッグはロージーにその手紙を渡すと一緒にいようか？と聞きますが、大丈夫。と言い1人で手紙を開封しました。そこには、夢を諦めるなと書いてありました。ロージーのホテル経営の夢を誰よりも応援してくれていた父親に背中を押され、父が残してくれた遺産でホテルの経営をすることを決めました。
そんなとき、グレッグが浮気をしていることが発覚します。グレッグの荷物を片付けていると、机の引き出しが一つだけ開きません。こじ開けるとその中にアレックスの手紙が入っていました。急いでアレックスに連絡してみると出たのはベサニー。2人はロージーがベサニーに連絡先を教えたことで付き合っていて、結婚式をあげる直前でした。キューピッドだから来てほしいと言われロージー、ケイティ、ルビー、トビーと一緒に結婚式へ向かいます。
友人としてスピーチをしますが意味深でアレックスに対する思いとも読めるような内容でした。その場にいるのが辛くなったロージーは人目につかない場所に行きますが、ケイティが目の前を通りどこかへ行ってしまいます。その様子を見ていたアレックスも来てロージーと2人でケイティを探します。
ケイティにどうしたのか聞くとトビーにキスをされて複雑だと言うのです。ロージーは仲いいのにどうして？と聞くと、2人はキスしたことないの？とケイティに言われます。ロージーがアレックスを見ると意味ありげに見つめてきました。どういうことが聞くと、そのとき初めてロージーはアレックスと18歳の誕生日でキスをしたことを知ります。驚きましたが、もうアレックスは結婚式を終えてしまい後戻りはできません。別れを惜しみながらハグをして家へ帰ります。
ロージーはやっと夢だった自分のホテルを眺めのいい場所で持つことができました。初日にオープンのパーティーをしているとそこへアレックスがやってきます。アレックスは荷物を全て置いてきたと言いました。ロージーのために離婚をしてやってきたのです。1番長めのいい部屋にアレックスを案内すると、2人はやっと心を通わせることができ、キスをするのでした。
以上、映画「あと1センチの恋」のあらすじと結末でした。
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