JUNO/ジュノの紹介:2007年アメリカ映画。パンクが好きな16歳の女子高生のジュノ。興味本位で男友達のポーリーの子供を妊娠してしまう。最初は親に内緒でこっそり中絶しようと思うが、やがて生むことを決心。しかし自分には育てられないので、子供を欲しがっている夫婦を見つけ出し養子縁組を組むことにする9ヶ月間の成長を描いたヒューマンコメディ。ゴッサム映画祭、トロント国際映画祭上映作品。
監督: ジェイソン・ライトマン 出演者: エレン・ペイジ ( ジュノ )、 マイケル・セラ ( ポーリー )、 ジェニファー・ガーナー ( ヴァネッサ )、 ジェイソン・ベイトマン(マーク) ほか
映画「JUNO/ジュノ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「JUNO/ジュノ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「JUNO/ジュノ」解説
この解説記事には映画「JUNO/ジュノ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
JUNO/ジュノのネタバレあらすじ:起
16歳のジュノはパンクロックが好きな女子高生です。ジュノにはポーリーという長年の男友達がいます。二人は付き合っている仲でもなく、お互い好きな相手でもなかったが、夏のある日、好奇心からポーリーを誘ってセックスをしました。そして、そのたった一度の行為でジュノは妊娠をしてしまいます。妊娠検査薬を3回試しても陽性がでたため、親友のリアに相談し中絶するべく病院へ向かうことにしました。しかし病院の前では女性団体が中絶反対運動を行っており、彼女たちが掲げるプラカードには「赤ちゃんにはもう爪が生えている」というメッセージが書かれていました。その言葉をみて、ジュノは中絶をやめ、赤ちゃんを産む決心をしました。しかし16歳のジュノには子育ては無理だと思い、里親探しをすることにしました。
JUNO/ジュノのネタバレあらすじ:承
リアに手伝ってもらいながら、新聞の広告で養子を望んでいる夫婦を見つけました。そこでまずジュノは両親に妊娠していることを報告し、子供を産んで、里親に育ててもらおうと思っているという事も話しました。両親は驚きましたが、ジュノのことを受け入れてくれました。ジュノと父親はさっそくジュノが見つけた、マークとヴァネッサという夫婦に会いに行くことにしました。夫婦は子供を望んでいましたが、恵まれずにいるとのことでした。弁護士立ち合いのもと、契約は順調に進みました。ジュノはその後も経過を報告するのと、エコー写真を見せるべく、マークとヴァネッサの家を訪ねました。しかし、ヴァネッサは外に働きに出ており、マークは在宅で仕事をしているため、家にはマークしかいませんでした。とあることがきっかけでマークと趣味が合うと知っていたジュノはマークと仲良くなりました。ある日、ショッピングセンターでヴァネッサを見かけると友人の子供と思われること遊んでいました。その姿をみて、ジュノは彼女が本当に子ども好きなのだということを感じるのでした。
JUNO/ジュノのネタバレあらすじ:転
赤ちゃんは順調に育ち、ジュノのお腹はどんどん大きくなりました。一方、ジュノは赤ちゃんの父親であるポーリーにいらいらしていました。ポーリーはジュノのことが好きだろうと思っていましたが、ほかの女の子をプロムに誘っていると知ったのです。ジュノがポーリーに怒ると、「ジュノが近づかないように言ってきたからじゃないか」、と言われるのでした。ジュノはまたマークの家に行きました。するとマークから、ヴァネッサと別れるから付き合ってほしいと言われました。ジュノが困惑していると、ヴァネッサが帰宅しました。マークはヴァネッサに、自分はまだ父親になる準備ができていないと告げるのでした。ジュノは完璧だと思っていた夫婦の結婚生活が崩れていく瞬間を目の当たりにし、ショックで泣き出してしまいます。
JUNO/ジュノの結末
ジュノは父親と話し合い、ヴァネッサは一人でも子供を愛しながら育ててくれるだろうという事と、そして自分はポーリーのことが好きだという事に気づきます。ポーリーに自分の想いを話すと、ポーリーはジュノを受け入れてくれました。それから間もなく、ジュノは産気づき病院に行きました。ポーリーは陸上大会があったため、ジュノはポーリーには何も言いませんでしたが、大会後すぐにポーリーは駆け付けてくれました。そしてジュノが泣いている姿をみて、自分たちの赤ちゃんはすでにヴァネッサの元へ行ったと知りました。ヴァネッサは喜びに満ちた顔で赤ちゃんを抱きしめました。その後、ジュノは元の生活に戻り、ポーリーと仲良く過ごすのでした。
以上、映画「JUNO/ジュノ」のあらすじと結末でした。
ジュノが落ち込んでいる時、愛しあう二人が永遠に幸せでいられるという事がわからないジュノに父親が「何よりも大事なのは、ありのままのおまえを愛する人を見つけること。不機嫌、上機嫌、醜い、美しい、ハンサムであれ、お前の価値を認めてくれる人という相手なら続く」という言葉が心に沁みました。