イコライザー THE FINALの紹介:2023年アメリカ映画。デンゼル・ワシントンが闇の仕置人マッコールを演じるアクション映画『イコライザー』シリーズの第3作であり最終章です。本作は舞台をイタリアに移し、住民を苦しめるマフィアとの最後の戦いに挑むマッコールの姿を描きます。本作のゲストヒロインを演じたダコタ・ファニングはデンゼル・ワシントンとは『マイ・ボディガード』(2004年)以来19年ぶりの共演となりました。
監督:アントワーン・フークア 出演者:デンゼル・ワシントン(ロバート・マッコール)、ダコタ・ファニング(エマ・コリンズ)、エウジェニオ・マストランドレア(ジオ・ボヌッチ)、デヴィッド・デンマン(フランク・コンロイ)、ソニア・ベン・アマル(キアラ・ボヌッチ)、レモ・ジローネ(エンゾ・アリシオ)、ガイア・スコデラーロ(アミーナ)、アドルフォ・マルジオッタ(バレラ警部)、ブルーノ・ビロッタ(ロレンゾ・ヴィターレ)、デア・ランザロ(ガビー)、ダニエレ・ペローネ(アンジェロ)、アンドレア・スカルデュジオ(ヴィンセント・クアランタ)、アンドレア・ドデロ(マルコ・クアランタ)ほか
映画「イコライザー THE FINAL」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「イコライザー THE FINAL」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「イコライザー THE FINAL」解説
この解説記事には映画「イコライザー THE FINAL」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イコライザー THE FINALのネタバレあらすじ:起
イタリア・シチリア島。現地を仕切るマフィアのボス、ロレンゾ・ヴィターレが孫とワイナリーを訪れたところ、多数の部下たちが何者かによって惨殺されていました。部下たちを手にかけたのは、このシチリアに流れ着いたアメリカ国防情報局(DIA)の元特殊工作員にして生かしておけぬ悪党を闇に葬る仕事人(イコライザー)のロバート・マッコールでした。
マッコールはロレンゾが持っていた“あるもの”を取り返すためにワイナリーを襲撃したのです。マッコールはこれまでのようにストップウォッチのタイマーを起動させると、わずか9秒でロレンゾを部下もろとも皆殺しにしました。
マッコールは“あるもの”を回収してその場を立ち去ろうとしましたが、その場にいたロレンゾの孫に背後から撃たれて重傷を負ってしまいました。何とかその場から脱出したマッコールは遠く離れた町アルトモンテまで辿り着きましたが意識を失ってしまいました。
マッコールは偶然通りかかったカラビニエリ(イタリアの国家憲兵)隊員ジオ・ボヌッチに助けられ、町医者エンゾ・アリシオの治療を受けました。エンゾやジオはマッコールの傷が銃創であることに気づきながらも、警察沙汰にはしないことにしました。
イコライザー THE FINALのネタバレあらすじ:承
数日後、意識を取り戻したマッコールはしばらくアルトモンテに滞在して療養に専念することにしました。マッコールはエンゾやジオの娘ガビー、カフェ店員のアミーナと友情を育んでいきました。
その一方、マッコールはCIA捜査官のエマ・コリンズに連絡を入れ、ロレンゾのワイナリーで偶然見つけたものについて通報しました。エマは上司フランク・コンロイと共にシチリアへ飛び、ロレンゾのワイナリーから大量の麻薬と現金を発見しました。
マッコールはすっかりアルトモンテでの暮らしを気に入っていましたが、この街ではナポリを拠点とするマフィア“カモッラ”のボス、ヴィンセント・クアランタと弟のマルコがこの地にリゾートを建設する計画を強引に進めていました。クアランタ兄弟は住民たちに立ち退きを強要し、立ち退きを拒否した夫妻の父を見せしめに惨殺したり、マッコールと交友のある魚屋アンジェロの店に放火したりと悪行の限りを尽くしていました。
アンジェロの店の放火の件を追っていたジオはマルコ一味に妻キアラとガビーを人質に取られたあげく暴行を受け、捜査から手を引けと恐喝されました。マッコールは最初のうちはクアランタ兄弟一味の悪事を遠くから静かに見ていましたが、やがて誰を標的にするか見定めるために動き出しました。
イコライザー THE FINALのネタバレあらすじ:転
エマが捜査していたロレンゾもカモッラの一味でした。エマは密かにマッコールと接触し、今後の捜査についての助言を受けました。
マッコールが夕食のため入ったレストランにはジオも家族と共に食事をしていました。そこにマルコが部下を引き連れて現れ、再び脅してきました。マッコールの視線に気づいたマルコは邪魔をするなと脅しましたが、マッコールは逆にマルコに警告したのち、店の外でマルコとその一味を抹殺しました。
翌日。エマはロレンゾのワイナリーにあった大量の麻薬と金がここ連日ローマで多発しているテロ事件と何か関連があるのではないかと感じ、地元警察のバレラ警部と対面すると収監されているマフィアとの面会を求めました。エマはマフィアの証言から、カモッラとテロリストの繋がりに関する有力な情報を得ました。
一方、密かにクアランタ兄弟と通じていたバレラ警部はマルコの葬儀をしているヴィンセントのもとを訪れ、エマに用心するよう忠告しました。ヴィンセントはバレラ警部に尋問したうえで手首を切り落とし、改めてマルコの敵を討つと誓いました。
エマは車に乗り込もうとしたところで車を爆破され、一命は取り留めたものの重傷を負ってしまいました。その夜、ヴィンセントは街の広場でジオに拷問を与え、マルコを殺した者に出てくるよう迫りました。そこに愛用の腕時計をつけたマッコールが丸腰で現れました。
イコライザー THE FINALの結末
ヴィンセントはマッコールを殺そうとしましたが、エンゾが発砲したのを合図に街の住民たちは次々とスマホを取り出し、ヴィンセントとマッコールのやり取りを撮影し出しました。警察を呼ばれたヴィンセント一味はやむを得ずその場から撤退し、屋敷に戻りました。
ヴィンセントは翌日に住民たちに報復すると部下たちに告げ、寝床につきました。マッコールはそんなヴィンセント一味に一切の猶予を与えず、屋敷に潜入すると部下たちを一人残らず始末していきました。そしてマッコールはロレンゾのワイナリーで入手した致死量分の麻薬をヴィンセントに打ち込みました。目を覚ましたヴィンセントは怯えながらその場から逃げ出しましたが、程なくしてのたうち回りながら死んでいきました。
カモッラ一味は逮捕され、マッコールはロレンゾのワイナリーで取り戻した“あるもの”を持って入院中のエマの見舞いに訪れました。マッコールがシチリアに来た本当の目的は、ロレンゾと通じていたハッカーが騙し取ったボストン在住の老夫婦の年金を取り戻すことでした。マッコールはエマに“あるもの”=老夫婦の年金を戻してほしいと託しました。
退院し、帰国したエマはマッコールからメッセージを受け取りました。「お母さんも君のことを誇りに思っているだろう」・・・エマは前作『イコライザー2』で死亡したマッコールの友人スーザン・プラマーの娘だったのです。
マッコールは引き続きアルトモンテに滞在していました。マッコールは住民たちと共に地元サッカーチームの勝利を喜び合っていました。
以上、映画「イコライザー THE FINAL」のあらすじと結末でした。
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