マーベルズの紹介:2023年アメリカ映画。宇宙でひとり戦うキャロル・ダンヴァースのもとにニック・フューリーから連絡が入る。突然現れた不安定なジャンプポイントの調査をしてほしいとのこと。しかし対処したキャロルはジャンプポイントに触れた瞬間、不可解な現象に襲われてしまう。キャロルと、亡き親友の娘のモニカ・ランボー、そしてキャロルに憧れる高校生の新人ヒーロー、カマラ・カーンの3人の間で空間を越えた入れ替わり現象が起こったのだ。この事件の背後にはキャロルに恨みを抱く宿敵クリーの新司令官ダー・ベンの野望があった。宇宙を舞台に最強チーム“マーベルズ”の友情と冒険の物語。『キャプテン・マーベル』の続編で、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の33作品目。
監督:ニア・ダコスタ 出演:ブリー・ラーソン(キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル)、テヨナ・パリス(モニカ・ランボー)、イマン・ヴェラーニ(カマラ・カーン/ミズ・マーベル)、ゾウイ・アシュトン(ダー・ベン)、パク・ソジュン(ヤン王子)、サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー)ほか
映画「マーベルズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マーベルズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マーベルズ」解説
この解説記事には映画「マーベルズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マーベルズのネタバレあらすじ:起
寂れた星MB-418。クリー帝国の最高司令官ダー・ベンは部下と共に巨大な岩をハンマーで割り、1個のバングル型の量子バンドを手にします。それを腕に付けたダー・ベンはもう一方のバングルを何がなんでも探すよう部下に命令をしました。
ジャージーシティでは高校生のカマラ・カーンの左腕につけた量子バンドが強烈な光を放ち一瞬にして飛ばされてしまいました。
その少し前。
宇宙で1人戦い続けるキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースは、地球にいるニック・フューリーから通信を受けていました。「地球の周囲に不安定なジャンプポイントが発生し電磁派の異常が起きている」とのこと。フューリーが率いる宇宙ステーションS.A.B.E.R.によると発生源はMB-418であることが分かり、キャロルは調査へ向かいました。
一方、地球ではキャロルの親友マリア・ランボーの娘であり、今はS.A.B.E.R.のエージェントとなったモニカ・ランボーがジャンプポイントの調査をしていました。しかし、キャロルとモニカが同時にジャンプポイントに触れたとたん、閃光が走ります。次の瞬間、キャロル―はジャージーシティのカマラ・カーンの部屋にいました。そして宇宙空間ではモニカの宇宙服を着たカマラがフューリーに遭遇してはしゃいでいました。
キャロル、モニカ、カマラ…3人の間で不可解な入れ替わり現象が起こっていたのです。
マーベルズのネタバレあらすじ:承
フューリーとモニカは、光に関係する3人の力がジャンプポイントの影響で、パワーを使った瞬間に空間を飛び越えて入れ替わってしまうと推測しました。
これらの裏には宿敵ダー・ベンの野望があると知ったキャロルは、クリーとスクラルの和平交渉が行われている惑星ターナックスへと向かいました。ダー・ベンはクリーを統べる人工知能スプリーム・インテリジェンスを破壊し、クリー人が住む惑星ハラから空気と太陽を奪い荒廃もたらせたキャロルに深い憎しみを抱いていたのでした。スイッチを繰り返してモニカとカマラもターナックスへやってきました。
ようやく合流した3人のヒーローでしたが、ダー・ベンは量子バンドを使ってジャンプポイントを発生させ、ターナックスの空気を奪おうとしていました。キャロルたちは協力してスクラル人たちを宇宙船で避難させ、ニュー・アスガルドの国王ヴァルキリーへ託しました。
カマラが見た地図の記憶をたどり、ダー・ベンの次の目的地は水の星アラドナであることを突き止めた3人は急行しました。
歌と踊りで会話する惑星アラドナで歓迎された3人。ヤン王子はキャロルと法的な結婚相手だったのです。惑星を救った時に成り行きで結婚したとのことでしたが、ダー・ベンが攻めてくると、激戦が展開されます。ダー・ベンは量子バンドを使ってキャロルからエネルギーを吸収すると、キャロルとモニカを吹き飛ばしました。
ダー・ベンは上空にジャンプポイントを作ると、アラドナの海から海水を吸い上げ、大量の海水がジャンプポイントを通って惑星ハラへ流れ込みました。
マーベルズのネタバレあらすじ:転
ダー・ベンの次の狙いは、地球の太陽です。S.A.B.E.R.の宇宙船はクリー軍からの攻撃に遭っていました。フューリーのもとには家を破壊され一緒に逃げてきたカマラの家族もいました。すると船内に謎の卵が無数に発見されます。フューリーは職員らをポッドで脱出させようとしましたが、全員は乗れないことが分かります。そんな中、卵が次々と孵化すると猫が現れました。謎の卵はフラーケンのグースが産み落としたものだったのです。
フューリーは全職員をフラーケンに飲み込ませ、ポッドで脱出。地球へ着陸するとフラーケンたちは飲み込んだ職員を次々と吐き出し、無事移動に成功しました。
一方、ダー・ベンは太陽に向かってジャンプポイントを作りエネルギーを吸収させはじめていました。何としても阻止したいマーベルズは入れ替わりながらダー・ベンを攻撃しました。がれきの下敷きになったダー・ベンはキャロルに「ハラの太陽を奪った罪を償え!」と言い放ちます。それを聞いたモニカは「キャロルの力でハラの太陽を蘇らせることができるかもしれない」と言いました。
ところが、ダー・ベンは一瞬の隙をついてカマラから量子バンドを奪い、2つのバンドの力を使ってジャンプポイントを作ってしまいます。生み出したパワーにダー・ベンの力は耐えることができず身体は粉々になってしまいました。
マーベルズの結末
キャロルは2個の量子バンドを回収して1つをカマラへ渡しました。マーベルズはダー・ベンを倒すことができたものの、ジャンプポイントをそのままにしておくわけにはいきませんでした。これはジャンプポイントではなく、時空を切り裂いた穴だとモニカは推測。さらにこの穴をふさぐには、キャロルとカマラが放つパワーをモニカが吸収して、穴の向こう側で塞いでいくしか宇宙を救うことはできないと言いました。
キャロルとカマラはパワーを放ち、時空の向こう側にいるモニカへと送りました。モニカは穴を修復し、完全にふさぐ前に戻ってくるかのように思われたが、モニカは向こう側にいたままジャンプポイントを閉じてしまいました。
モニカを失った悲しみに言葉がでないキャロルとカマラは抱き合うしかできませんでした。
任務を終えた宇宙船は地球に着陸しました。カマラはフューリーに「モニカを失い、キャロルは約束を果たしに行った」と伝えました。
一方キャロルは惑星ハラで死んでいた太陽の再生をしようとしていました。キャロル自らが強力なパワーを放ち太陽に突っ込むと、引火し再び燃え始めました。
家を失ったカマラ一家はモニカの家に引っ越してきました。カマラはチームで戦った興奮から覚めず「アイディアがある」と何かひらめきます。
後日、ホークアイの若き弟子ケイト・ビショップが帰宅すると、部屋にカマラがいました。カマラから「チームに入らない?まだ1人だけれど、次はアントマンの娘を誘うつもり。お願い、チームに入って」と懇願されたケイトは承諾しました。
ジャンプポイントの向こう側で姿を消したモニカは病院のベッドの上で目覚めました。ベッド脇に亡き母マリアの姿が。感動する間もなくマリアそっくりの別人であることを知りがっかりするモニカ。病室に入ってきた医師はビーストでした。マリア似の女はモニカに向かっていいました。「あんた誰?」
以上、映画「マーベルズ」のあらすじと結末でした。
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