マッドマックス:フュリオサの紹介:2024年アメリカ映画。バイオレンス・アクション映画『マッドマックス』シリーズの初のスピンオフ作品であり、シリーズ第4作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)に登場した女戦士フュリオサの若き日を描いた前日譚です。『マッドマックス』シリーズの生みの親であるジョージ・ミラー監督が続投、世界の崩壊から45年後を舞台に故郷からさらわれたフュリオサが城塞都市の支配者イモータン・ジョーとの戦いに巻き込まれる様を5つの章に分けて描いていきます。
監督:ジョージ・ミラー 出演者:アニャ・テイラー=ジョイ(フュリオサ)、クリス・ヘムズワース(ディメンタス)、トム・バーク(警護隊長ジャック)、ラッキー・ヒューム(イモータン・ジョー)、チャーリー・フレイザー(メリー・ジャバサ)、ネイサン・ジョーンズ(リクタス・エレクタス)、アンガス・サンプソン(オーガニック・メカニック)、ジョシュ・ヘルマン(スクロータス)、ジョン・ハワード(人喰い男爵)、リー・ペリー(武器将軍)、ラッキー・ヒューム(リズデール・ペル)、エルサ・パタキー(ミスター・ノートン)、ダニエル・ウェバー(ウォー・ボーイ)、クアデン・ベイルズ(ウォー・パップ)、iOTA(ドーフ・ウォーリアー)、アリーラ・ブラウン(少女時代のフュリオサ)、ジェイコブ・トムリ(マックス)ほか
映画「マッドマックス:フュリオサ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マッドマックス:フュリオサ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マッドマックス:フュリオサ」解説
この解説記事には映画「マッドマックス:フュリオサ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マッドマックス:フュリオサのネタバレあらすじ:第1章『到達不可能極』
世界の崩壊から45年。人類は暴力に支配される時代。
荒廃した砂漠の中にある「緑の地」。少女時代のフュリオサは生きる知恵と戦闘力を有する「鉄馬の女たち(ババリーニ)」を率いる母メリー・ジャバサに育てられました。ある日、果実を摘みに行ったフュリオサは森の中にならず者のバイカー集団を見つけました。フュリオサは集団のバイクの燃料パイプを切ろうとして集団に見つかり、捕まって連れ去られてしまいました。
メリーは仲間と共にフュリオサの救出に向かいました。その途中、メリーは仲間から決して「緑の地」の存在を他者に知られてはいけないと継げられ、ある種を託されました。
メリーはバイクでフュリオサの後を追いましたが、フュリオサは集団「バイカー・ホード」のリーダーであるディメンタスに身柄を引き渡されました。ディメンタスはフュリオサの栄養状態が良好なことから、彼女がどこから来たのか気になりました。
メリーはディメンタスのキャンプに潜入、フュリオサを救出して脱出しましたが、すぐさま追っ手に追われました。メリーはフュリオサに種を託し、種を植えて「緑の地」を守ること、そして「星と共にあれ」と告げてフュリオサを逃がしました。その直後、メリーはディメンタスの集団に捕らえられて磔にされ、フュリオサも捕らえられてしまいました。フュリオサは目の前でメリーが殺される様を見せ付けられました。
マッドマックス:フュリオサのネタバレあらすじ:第2章『荒れ果てた地の教訓』
フュリオサは檻に入れられました。ディメンタスは逃亡を図った者を情け容赦なく処刑していました。ディメンタスは亡き娘の形見のクマのぬいぐるみをフュリオサにあげ、彼女を「リトルD」と呼んで手懐けようとしましたが、フュリオサは決して懐きませんでした。
この頃、ディメンタスは砦「シタデル」に豊富な水や食料があることを聞きつけ、集団を率いてシタデルに乗り込みました。シタデルの支配者イモータン・ジョーは私設軍隊ウォー・ボーイズを率いて迎え撃ち、ディメンタスは一時撤退しました。
ディメンタスが次に狙いを定めたのは、イモータンの第2の拠点でガソリンの精油地「ガスタウン」でした。ディメンタスは手下数名にウォー・ボーイの変装をさせ、まんまとガスタウンの制圧に成功しました。ディメンタスはイモータンに交渉を持ちかけ、イモータンはディメンタスにガスタウンの統治権を明け渡す代わりにフュリオサの身柄を要求しました。
ディメンタスはイモータンと同盟を結び、フュリオサはイモータンのもとに連れて行かれました。シタデルでは女性はイモータンの子を産むための道具に過ぎず、脱出を決意したフュリオサは髪を切ってカツラを作りました。フュリオサを気に入ったイモータンの息子のひとりリクタス・エレクタスが言い寄ってきたのを機に、フュリオサはカツラを取ってまんまとリクタスのもとから逃げ出すことに成功しました。フュリオサは自分が女であることを隠すために声を出さず、ウォー・ボーイに成りすまして生き抜くことにしました。やがてフュリオサはイモータンの息子のひとりスクロータスからメカニックの腕を見込まれ、ドッグマン(クレーン係の見習いである”ドッグマン“に任命されました。
マッドマックス:フュリオサのネタバレあらすじ:第3章『潜伏』
フュリオサは巨大タンクトレーラー「ウォー・タンク」の製造に携わりました。やがてフュリオサはウォー・ボーイズ警備隊長ジャックの物資運搬の任務に同行することになりました。ところが、その道中でウォー・タンクはディメンタスから離反した勢力の襲撃をウケました。ウォー・ボーイたちが襲撃者たちと戦うなか、フュリオサは破損したウォー・タンクのエンジンを修理しました。その際、フュリオサの髪の毛が伸びていたことから、ジャックはフュリオサが女であることを知ってしまいました。
襲撃者は撃退したものの、ウォー・タンクにはフュリオサとジャックしか残っていませんでした。ジャックは一度はフュリオサをウォー・タンクから放り出すも、結局はフュリオサのもとに戻りました。ジャックはフュリオサに手を組もうと持ちかけ、「生き方を教える。狂った地で生き残ったら”約束の地“へ行けば良い」と呼びかけました。
マッドマックス:フュリオサのネタバレあらすじ:第4章『故郷へ』
ジャックの副隊長となったフュリオサは武器調達の任務に同行し、ウォー・タンクに乗って第3の拠点「弾薬畑(バレットファーム)に向かいました。任務を終えたジャックはフュリオサにショットガンを渡し、水や食料、車をやるからどこにでも行けと促しました。
ジャックとフュリオサはウォー・タンクでガスタウンに到着しましたが、この時ガスタウンではディメンタスの影響力は低下し、民衆が暴徒と化していました。ジャックとフュリオサは何とか暴動から逃れましたが、イモータンはバレットファームから弾薬を調達してガスタウンを攻撃することを決断しました。
ジャックはフュリオサの傷の手当てをし、自分もフュリオサの力になると約束しました。フュリオサはジャックにメリーから託された種を見せ、一緒に来てほしいと伝えるました。
ジャックとフュリオサ、ウォー・ボーイらはウォー・タンクでバレットファーム入りしましたが、待ち構えていたディメンタス軍団に襲撃されました。激闘の末、ジャックとフュリオサは一緒に「緑の地」に行くべく脱出を試みましたが、ディメンタスも後を追ってきました。左腕に重傷を負ったフュリオサはジャック共々ディメンタスに捕まってしまいました。
ディメンタスはバレットファームとガスタウンを手に入れ、シタデルを支配する野望を明かしました。フュリオサは左手を鎖で繋がれ、ジャックはディメンタスの手下のバイクに引きずり回わされ、犬に食い殺されました。フュリオサは左腕を切り落とし、バイクを奪って逃走しました。ディメンタスの追っ手を振り切ったフュリオサはバイクを捨てて徒歩でシタデルに向かいました。その様子を岩山の上から『マッドマックス』本編の主人公マックスが愛車V8インターセプターの脇で見ていました。
その頃、シタデルではイモータンらがガスタウンから上がる煙を見て一気にガスタウンを攻撃しようとしていました。そこにフュリオサが現れ、この煙はディメンタスの罠であり、イモータンがガスタウンに行っている間にシタデルを攻め落とす作戦であることを伝えました。そこでイモータンはガスタウンに行ったと見せかけることにしました。
ディメンタス軍団はシタデルへの進撃を開始、ここに40日にわたる攻防戦が始まりました。フュリオサは左腕に義手を装着し、髪の毛を切って坊主頭にし、改造車を駆って戦場に繰り出していきました。
マッドマックス:フュリオサの結末:第5章『復讐の彼方』
フュリオサは次々とディメンタスの手下たちを倒していき、そして遂にディメンタスを追いつめました。ディメンタスはフュリオサのことを忘れていましたが、フュリオサは15年前に母を殺された話をしました。ディメンタスは自分を殺しても母は戻らないと注げましたが、フュリオサが持っていたクマのぬいぐるみを見て彼女が「リトルD」であることに気づきました。
その後、フュリオサはシタデルの警備大隊長に昇進しました。フュリオサとジャックの思い出の地で、フュリオサがメリーから託された種から生えた木の根元には、生かされたまま苗床にされたディメンタスの姿がありました。
フュリオサは木から採った果実をイモータンの5人の妻(ワイブズ)に分け与えました。そしてフュリオサはワイブズをウォー・タンクに乗せ、シタデルからの逃亡を図りました・・・。
(『 マッドマックス 怒りのデス・ロード』に続く)
以上、映画「マッドマックス:フュリオサ」のあらすじと結末でした。
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