女教師 ~シークレット・レッスン~の紹介:2016年韓国映画。中年女教師と若い女教師が、美男子高校生と繰り広げる三角関係を赤裸々に描いた作品です。邦題からはエロチックな内容が想像されますが、女同士の嫉妬心からくる陰湿な憎悪と悪行、男子生徒に対する愛欲、そしてラストはホラー映画顔負けの展開まで持ちこみます。後味の悪い衝撃的な1本です。
監督:キム・テヨン 出演者:キム・ハヌル(パク・ヒョジュ)、ユ・イニョン(チュ・ヘヨン )、イ・ウォングン(シン・ジェハ)、ほか
映画「女教師 ~シークレット・レッスン~」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「女教師 ~シークレット・レッスン~」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「女教師 ~シークレット・レッスン~」解説
この解説記事には映画「女教師 ~シークレット・レッスン~」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
女教師 ~シークレット・レッスン~のネタバレあらすじ:起
臨時採用の高校教師となった中年女性パク・ヒョジュは、職員室で産気づいたキム先生の苦しむ姿を見ます。教頭から「臨時教師は妊娠したらクビにできる」と言われ、契約書にサインします。
少しして教頭がヒョジュに「パク先生!、キム先生が戻るまで3年4組の担任をやってください」と言われます。「私は正規教師じゃないから」と言うものの、教頭に押し切られ受けます。
教室に行ったヒョジュは、生徒が一人いないことに気づきます。「ジェハはバレエの特待生だから自習は出なくていいんだ」と教えられ体育館へ向かいます。練習するジェハは稀に見るような美男子で、ヒョジュは一言小言を言い教室に戻ります。家に帰ったヒョジュですが、作家を目指す彼氏がいつものようにソファーで寝ています。執筆もせずヒモのような日々を送る彼氏に、イラつき文句を口うるさく言います。
翌朝学校へ行くと、新任教師のチュ・ヘヨンを紹介されます。臨時のまま担任をやらされる自分に対し、いきなり正規教師として採用されたヘヨンをねたみます。さらにヘヨンが「先輩!大学時代の後輩のヘヨンです」となれなれしく話しかけてきます。全く覚えのないヒョジュが「私はおぼえていない」と言いますが、ヘヨンは理事長である父に、「私の先輩のパク先生」と紹介されます。親の力で正規教師になり、教頭らもヘヨンをもちあげます。自分の置かれる境遇と全く逆のヘヨンに対し、ヒョジュの心の怒りは増幅します。
女教師 ~シークレット・レッスン~のネタバレあらすじ:承
学校内でも他の正規教師や臨時教師が、ヘヨンの周りに集まりはじめます。面白くないヒョジュは席を立ってその輪から離れます。学校帰り体育館へ寄ったヒョジュは、ビール飲んでマットの上で寝ているジェハを見つけます。するとジェハが起き上がりヒョジュにキスをしたのです。戸惑うヒョジュはジェハを車に乗せ家まで送ります。
翌朝ヒョジュはジェハに昨日の事を聞きます。ジェハは「先生に任せる」としか言いませんでした。その夜、ヘヨンに呼ばれレストランに行くと、ヘヨンに婚約者のチェ・ミノを紹介されます。独身の自分をバカにしているようで面白くないヒョジュに、ミノが「僕の会社の新製品です」と化粧品をプレゼントしてくれます。ミノが先に帰り、二人きりになるとヒョジュは化粧品を投げ捨て「私をバカにするな」と吐き捨てます。「私が何をしたんすか?」と聞くヘヨンに、何も答えずヒョジュは帰ります。
家では彼氏が荷物をまとめています。「君の性格にはついて行けない、もう無理だ」と言う彼氏に「今までの期間はなんだったの?」と詰め寄ります。彼氏は「君が勝手に思い込んでいただけだろう」と言って出て行ってしまいます。
ヒョジュは翌日学校で、ヘヨンのスカートの中を盗撮していた3年7組の生徒を捕まえ説教します。すると生徒が「臨時教師なのにそこまで言うな!」となじります。ヒョジュはスマホを取り上げヘヨンに見せます。「私のクラスの生徒だ」と言うヘヨンに、ヒョジュは「あなたの挑発するようなその服装がいけないの」と言ったのです。
ヒョジュのヘヨンに対する言動に、他の教師たちが「いくらなんでも言い過ぎじゃないか」とアドバイスします。学校の帰り体育館へ行ったヒョジュは、用具室でSEXをするヘヨンとジェハを見てしまいます。
女教師 ~シークレット・レッスン~のネタバレあらすじ:転
翌朝ヒョジュはヘヨンを呼び出し、体育館のSEXの事をイヤミたらしく話します。ヘヨンは泣きながら「誰にも言わないでください」と懇願します。ヒョジュは「自分でケリをつけなさい」と言って別れます。ヒョジュは住民からの苦情を理由に、夜間の体育館の使用を禁止にします。そしてジェハのヒョジュのお金でダンススクールに通わすように、ジェハの父親の説得します。
その日から毎日ヒョジュがジェハをダンススクルールに送る日々が始まります。そんな時ジェハのスマホにヘヨンから電話やメールが入るのを見たヒョジュは、ジェハのスマホを投げ捨てます。二人の様子を見たヘヨンの嫉妬心は燃え上がります。
ジェハがヒョジュに「バレエ公演を見に行こう」と誘います。見終わった後、車の中でジェハが自分の腕時計をヒョジュの腕にはめ「コンクールが終わるまでの持っててください」と言います。帰り道「父に恋人が出来て家に来ているので、今日はサウナで降ろしてください」とジェハが言います。ヒョジュは「家に来なさい」と泊まらせます。
そこへ彼氏が帰って来ます。ヒョジュが高校生といるのを見た彼氏は「ガキじゃないか。お前もクソ女になったな」と吐き捨てて出て行きます。深夜、眠れないヒョジュがジェハの寝顔を見ていると、ジェハが目覚め二人はそのまま愛し合ってしまいます。
ヒョジュとジェハの楽しい日々が続き、やがてコンクールの日を迎えます。客席で動画を撮るヒョジュは、前の席にヘヨンがいるのを見つけます。するとヘヨンがいなくなります。ヒョジュは、ジェハへのプレゼントを持ったまま探します。
そのころヘヨンは車の中でジェハといました。ジェハは「君の言うとおりヒョジュとやった。よりを戻してくれ、バレなきゃいいんだ」とヘヨンに言ったのです。二人はヒョジュを陥れるためにやっていたのでした。ジェハもいなくなったことで、ヒョジュはジェハの家の前で隠れて待ちます。するとジェハをヘヨンが送ってきて、キスして別れたのです。
女教師 ~シークレット・レッスン~の結末
翌日ジェハを呼び出したヒョジュは「コンクールで銀賞を取り、大学も決まったら私はお払い箱?」と聞きます。「僕が銀賞を取り、大学も決めてくれたからあなたは立派な先生になった、それでいいだろう」と答えます。ヒョジュが「私を愛していると言ったでしょう?」と言うと「僕は言っていない、勝手の思い込んだのはあなただろう。父の恋人の話も嘘だ」と言って立ち去ります。
ヒョジュはヘヨンに詰め寄ります。ヘヨンはヒョジュとジェハの二人しか知らない事を全部知っていたのです。そんな時、キム先生が復帰します。「今日から戻るわ、ありがとう」と言われた後、教頭から「契約更新はしない」と臨時教師のクビを宣告されます。
ヒョジュはヘヨンを待ち伏せ、土下座して謝り、「お父さんに頼んで下さい」と教師を続けたいことを訴えます。ヘヨンは「どうしてあんなことをしたの?」と聞きます。答えないヒョジュに、ヘヨンは「水に流しましょう」と言います。ヒョジュはヘヨンに抱き着きます。この様子を教室の生徒達が見ていました。
ヘヨンはヒョジュを自宅に呼び、家政婦のように使いはじめます。そして「ジェハがヒョジュさんは本当に僕の事を愛しているみたいと言っていたけど、本当なの?」と聞きます。この言葉にブチ切れたヒョジュは、ソファーでうたた寝するヘヨンの顔に沸騰したヤカンの湯を全部かけます。そしてヘヨンの電話でジェハを呼びます。
ヒョジュはジェハに「よりを戻して」と言います。ジェハは「君はヒトでも女でもない、悪魔だ」と言ってヒョジュをソファーに押し倒すとそのままSEXを始めます。ヒョジュは涙を流しながらジェハを受け入れます。翌朝目覚めたジェハは、浴槽で顔がただれたヘヨンの死体を見つけます。学校に行ったヒョジュは職員室でサンドイッチを食べています。パトカーが2台サイレンを流して校内にないってきました。
以上、映画「女教師 ~シークレット・レッスン~」のあらすじと結末でした。
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