映画「デス・トランス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
デス・トランスの紹介：2005年日本, アメリカ映画。この世を破滅させると言われる棺が、東の寺からグレイブに寄って盗まれます。寺の僧侶リュウセンがグレイブを追いますが、西の禁断の森に棺を捧げると願いが叶うという噂を信じた面々が棺を狙って迫っていました。伝説の棺をめぐる、坂口拓主演の無国籍アクションです。刀あり、銃あり、拳法ありの坂口拓の魅力を存分に引き出した内容で、ＲＰＧゲームをそのまま実写映画化したような作品です。
監督：下村勇二 出演者：坂口拓（グレイヴ）、須賀貴匡（リュウエン）、剣太郎セガール（シド）、竹内ゆう紀（ユーリ）、藤田陽子（女神）、樋浦勉（大僧正）、朝田帆香（少女）ほか
この解説記事には映画「デス・トランス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
何でも願いがかなうという噂の東の寺にある棺が、盗まれてしまいます。大僧正は僧侶のリュウエンを呼び「一人の男が盗んでいった。その男を追え。あの棺を開けるとこの世が破滅する。何としても止めなければならない」と言います。
男を探しに出たリュウセンでしたが、森に入ると早速棺目当ての男たちに囲まれます。「願いの叶う棺はどこだ」と言う男たちでしたが、そこへシドという銃使いがやってきて男たちを全滅させたのです。シドも棺を探す一人でした。シドが「東の寺に行った奴は一人も帰ってこず地蔵にされている、何故だ」と聞くと、リュウセンは「それも棺を守るためだ」と答えます。
そのころ、棺を盗んだグレイブの周りには、棺目当てのグループが見張っていました。しかし、この世で一番強い奴と闘うために棺を盗んだグレイブは強く、二つのグループを叩きのめしました。そして棺を引いて歩き出すと、少女が付いていきます。
シドと行動を共にすることになったリュウセンは、大僧正から神懐刀を預かっていました。シドに「大僧正によると、この刀は選ばれし者しか抜けない」と言います。するとシドは「棺を持って西の禁断の森へ行く。あそこに棺を持っていくと何でも願いがかなう」と言いました。
ひと眠りしたグレイブが目覚めると、男たちに棺が盗まれています。グレイブは、グループを追い叩きのめします。盗まれた棺は少女が側にいましたが、シドがやって来て見張りを倒すと、棺を盗みました。
リュウセンの前に女性剣士ユーリが現れます。ユーリもまた棺を狙っていて、リュウセンの刀を奪いますが、抜くことはできず、自分の件でグレイブに戦いを挑みます。空腹のグレイブは満足に戦えずユーリに破れてしまいます。ユーリは「この刀を使えるのは私ではなかった」と言い、去っていきます。
シドとリュウセンが倒れたグレイブを見つけると、リュウセンが「この男が棺を盗んだんです」と教えます。その隙にユーリが棺を盗んでいきます。
ユーリが棺を引いて歩いていると、グレイブが追いつき戦いになります。グレイブはユーリの剣を跳ね飛ばすと、素手での攻防になり今度はグレイブがユーリを倒します。
その隙に棺を奪ったシドが、禁断の森の入り口に入ります。そこには多くの戦士が待機し、来るものを襲います。シドも男たちに捕まってしまいます。追ってきたグレイブが木に縛り付けられたシドを見つけます。そして戦士たちを次々なぎ倒しますが、戦士たちはすぐ蘇り向かってきます。グレイブは銃を取り出し戦士たちを全員殺します。そして助けたシドでしたが、そのまま死んでしまいました。
棺を取り返したグレイブは少女に導かれ、入り口の扉に向います。扉は光を放ちながら開き、グレイブは中へ入っていきます。死んだシドに寄り添うリュウセンの前に、回復したユーリが現れます。
ユーリはリュウセンに「グレイブはあの少女の遊び道具で、棺の中にいるのは破壊の女神、あの男こそ選ばれし者」と言います。そしてユーリはリュウセンを連れ扉の中に入ります。砂漠の世界になり、リュウセンはグレイブに戦いを挑みます。しかしグレイブの敵ではなく、子ども扱いされます。
少女が棺を開けます。中から出てきたのは、破壊の女神でした。グレイブは「この世で一番強い奴を出せ」と願いを言います。女神は「私はただ壊すだけ」と言って、グレイブを空に舞いあげるとめった切りしたのです。
倒れたグレイブにリュウセンが刀を投げます。グレイブが気合を集中し刀を抜くと、まるで生きているように刃に血が流れています。女神と空中戦になり、お互い刀で体を刺し合いになり地上へ落ちて行きました。
リュウセンが周囲を見ると、倒れているのは女神だけでした。そしてユーリが近づき、二人が遠くを見るとグレイブが立ち上がっていたのでした。
以上、映画「デス・トランス」のあらすじと結末でした。
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