ミッシング 50年前の記憶の紹介:2009年アメリカ映画。2000年に息子の行方がわからなくなったアドキンス刑事が息子を探す中、50年前の子どもの遺体と共に、息子の遺品と同じ笛が発見された。その事件から、真相が浮かび上がっていく。
監督:アンダース・アンダーソン 出演者:ジョン・ハム(アドキンス刑事)、ジョシュ・ルーカス(マシュー)、ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク(ロジャンニ)、ローナ・ミトラ(バーバラ)ほか
映画「ミッシング 50年前の記憶」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミッシング 50年前の記憶」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ミッシング 50年前の記憶」解説
この解説記事には映画「ミッシング 50年前の記憶」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミッシング 50年前の記憶のネタバレあらすじ:息子の失踪
2000年に息子トミーとダイナーで食事をしていたアドキンス刑事は、電話をしている時に、息子を見失ってしまいます。それから息子は行方知れずになり、真相がわからぬまま妻のバーバラと暮らしていましたが、工事現場で子供の白骨遺体が発見されたことを知り、現場に駆けつけます。息子が持っていた笛が見つかったことから、息子かと思いきや、司法解剖の結果、この子供の遺体は50年前のものとわかります。1958年のコインが落ちていたのです。真相を探るべく動き出したアドキンス刑事ですが、時を超えて取り調べのシーンで「服役犯のロジャンニが誘拐した」と言い張ります。
ミッシング 50年前の記憶のネタバレあらすじ:1958年
マシューは仕事を失い、借金の督促に途方に暮れていました。ある日家に帰ると、妻のパールが自殺していました。家が競売にかけられたため、身内のコーラルを頼って3人の子どもと移動します。途中のダイナーで美しいウェイトレスから笛をもらいました。その笛は、遺体現場で発見されたものと同じものでした。コーラルの家で3人の子どもを預かってもらえるはずでしたが、上の二人の子ども、マークとルークしか預かれないと言われます。マシューは末っ子のジョンを連れて離れることになりました。別れ際に、2人の子どもにダイナーでもらった笛を渡します。
ミッシング 50年前の記憶のネタバレあらすじ:建設現場
マシューはジョンと共に町へ向かい、ビル・バーンズの建設現場で雇ってもらえることになりました。ジョンは知的障害があったため、どこにも預けることができず、仕事場に連れてきていましたが、ビル・バーンズに、子供を連れてきたらクビだ、と言われてしまいます。
夜に同僚“学位”と飲みに出かけたマシューは、町に来る途中で出会ったローズという美しい人妻に再会します。“学位”は「ローズを誘って、ジョンを見てもらえるようにしろ」と言います。最初はそんな気がなかったマシューですが、ジョンを車に残し、ローズの誘惑についていってしまいます。車に戻ったら、ジョンが消えていました。保安官も酒場のマスターもローズも、だれもジョンを探そうとはしてくれません。唯一“学位”だけが親身になってくれましたが、実はジョンを殺して建設現場に遺棄したのは“学位”でした。
ミッシング 50年前の記憶のネタバレあらすじ:顔の復元
アドキンス刑事は、見つかった遺体の子どもの顔を復元して、メディアに公開します。情報を呼びかけたら、コーラルの娘から連絡をもらい、会いに行きました。そこで、この子供がジョンということが判明します。マシューは事件後に「ジョンは施設にいれた」とコーラルに言い、二人の息子を引き取りに来ていました。遺体遺棄現場やメディアの周りをウロウロしている車がいたので調べたところ、ジョンの兄ルークであることが判明します。ルークに会ったら、マシューの最後の伴侶になったダイナーの女性に会うことになりました。マシューがずっと罪の意識にさいなまれていたことを語ります。その家には、マシューと同僚”学位“、ジョンの3人が写った写真がありました。その同僚”学位“こそ、児童誘拐容疑で刑務所に収監されているロジャンニだったのです。
ミッシング 50年前の記憶の結末:真相
アドキンス刑事の妻、バーバラは、早く息子の死を認めたがっていました。しかし、アドキンス刑事がそれを拒否したことから、息子の遺品を残して家を出て行ってしまいます。その遺品の中に、少年の遺体と見つかったおもちゃと同じものが出てきたのです。アドキンス刑事は、50年前の少年誘拐容疑でのみ、ロジャンニを尋問する権利を得ます。ロジャンニを問いただしたところ、50年前のジョンが初犯だったこと、それから児童誘拐を繰り返し、アドキンス刑事の息子のトミーを殺したことも自供したのです。トミーが失踪してから10年後、トミーの遺体を発見することができたアドキンス刑事は、妻のバーバラとやり直すことを決め、手を取り合いました。
以上、ミッシング~50年前の記憶~のあらすじと結末でした。
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