映画「トム・ソーヤー＆ハックルベリー・フィン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
トム・ソーヤー＆ハックルベリー・フィンの紹介：2014年ドイツ映画。文豪マーク・トウェインの小説「トム・ソーヤーの大冒険」を原作とするアドベンチャー映画。19世紀半ばの豊かな自然が広がるミズーリ州の田舎町を舞台に、少年トム・ソーヤと親友ハックルベリー・フィンの冒険と友情を描いていきます。「バットマン フォーエヴァー」、「ドアーズ」のヴァル・キルマーが特殊メイクでマーク・トウェイン役を好演しています。
監督：ジョー・カストナー 出演：ジョエル・コートニー(トム・ソーヤ)、ジェイク・Ｔ・オースティン(ハックルベリー・フィン)、ヴァル・キルマー(マーク・トウェイン)、キャサリン・マクナマラ、ノア・マンク、シーウェル・ホイットニー、ソニア・キルヒバーガー、クリスティーネ・カウフマン、ダン・ヴァン・ハッセン、ほか
この解説記事には映画「トム・ソーヤー＆ハックルベリー・フィン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
19世紀半ばのアメリカ、ミズーリ州。ミシシッピ川沿いの田舎町セントピーターズバーグに住む少年トム・ソーヤ（ジョエル・コートニー）は、親友のハックルベリー・フィン（ジェイク・Ｔ・オースティン）と冒険に明け暮れる毎日を過ごしていました。
ある晩のこと、トムとハックルベリーは墓地で町のならず者インジャン・ジョーがロビンソン医師を殺害する現場を目撃してしまいます。その夜、トムとハックルベリーはこのことを誰にも口外しないと固く誓い合います。
しかし殺人事件のニュースはあっという間に町を駆け巡ることに。現場から老人マフ・ポッターのナイフが発見されたことから、マフ・ポッターに殺人の嫌疑がかけられます。ジョーはポッターに殺人の濡れ衣を着せようとしていました。ポッターは留置場へ連行されてしまいます。
ポッターの無実を知るトムは彼を脱獄させ、国外へ逃亡させる計画を思いつきます。トムとハックルベリーは留置場から外へ通ずるトンネルを掘ることに成功、翌朝ポッターの脱獄を手伝うべく留置場へやってきますが、ポッターはすでに脱獄した後でした。
しかし、町から２マイル離れたところでポッターが発見され、保安官によって連れ戻されました。こうしてポッターの裁判が行われますが、弁護士でさえ彼を擁護しようとはしません。検察は殺害がポッターの単独で行われたものと判断、絞死刑が求刑されます。
ポッターを救いたいトムは法廷に立ち、殺人を目撃したことを証言します。傍聴席にいたジョーはトムが真実を暴露するのではと危機感を感じ、トムにナイフを投げつけます。トムは間一髪でナイフを避けましたが、ジョーは窓をぶち破って、発砲しながら逃走していきます。
ジョーの冷酷さを知るハックルベリーは、彼が必ず復讐にやってくるだろうとトムに忠告します。
トムとハックルベリーは町を離れ、冒険の旅へと出ます。イカダで川へ漕ぎ出し、身を隠すには最適な無人島、ジャクソン島へと辿り着きます。町では行方不明になったトムとハックルベリーの捜索活動が行われ、大騒ぎになっていました。
夜、ハックルベリーが寝ている間に島を抜け出し、町の様子を伺いに出かけたトムは、日曜日にトムとハックルベリーの葬式が行われるという情報を手に入れます。トムとハックルベリーがセントピーターズバーグへ戻ると、町人達は二人が無事だったことに安堵の涙を流しました。
その後、トムはハックルベリーのお気に入りの場所である幽霊屋敷に招かれますが、そこに変装したジョーとジョーの仲間の男が現れます。二階に身を隠していたトムとハックルベリーは、ジョー達が床下に隠した大量の金貨を持ち出す現場を目撃してしまいます。
翌日、学校の野外授業でマクドウガルの洞窟へ出かけたトムは、同級生のベッキーと洞窟の奥深くまで歩みを進めるうち、迷子になってしまいました。日曜の朝、消息不明となったトムとベッキーの捜索活動が行われることになりました。
洞窟の中で救助を待ち続けていたトムはジョーと遭遇してしまいます。洞窟はジョーの第二の隠れ家になっていて、ここを金貨の隠し場所としているようでした。トムはベッキーを連れてなんとか逃げ切り、やがて外へ通ずる出口を見つけました。
後日、トムはハックルベリーを連れて、再びマクドウガルの洞窟へやってきます。記憶を頼りに洞窟の中を歩き続け、トムとハックはついにジョーの隠した金貨の箱を見つけ出します。しかしそこには再びジョーが潜んでいました。二人は力を合わせてジョーと対決し、見事に勝利しました。
その後、洞窟の中からジョーの死体が発見されました。セントピーターズバーグに再び平和が戻ってきました。休暇がやってきて、トムはポリー叔母さんや従姉メアリーと親類の住む家を訪ねるため船旅に出ることになり、ハックルベリーに別れを告げます。その後、ハックルベリーは自由を求めて新たな旅へと漕ぎ出すのでした。
以上、映画「トム・ソーヤー＆ハックルベリー・フィン」のあらすじと結末でした。
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