BFG:ビッグフレンドリージャイアントの紹介:2016年アメリカ映画。スティーヴン・スピルバーグ監督の「E.T.」が全世界的にヒットした1982年に、絵本「オ・ヤサシ巨人BFG」がロアルド・ダールによって書かれました。そのスピルバーグとディズニーがタッグを組んで映画化されたBFG。2016年は、1916年9月13日生まれのロアルド・ダールの生誕100周年でもあります。両親を亡くし孤児院で暮らすソフィーは、深夜3時になると眠れません。そして、3つの言いつけを破ってしまったために、巨人と遭遇するのです。その2人の友情を描いたファンタジーアドベンチャー映画。
監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:マーク・ライランス(BFG)、ルビー・バーンヒル(ソフィー)、ほか
映画「BFG:ビッグフレンドリージャイアント」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「BFG:ビッグフレンドリージャイアント」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
BFG:ビッグフレンドリージャイアントの予告編
映画「BFG:ビッグフレンドリージャイアント」解説
この解説記事には映画「BFG:ビッグフレンドリージャイアント」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
BFG:ビッグフレンドリージャイアントのネタバレあらすじ:起
ソフィーは空想が大好きな少女。イギリスのロンドンにある児童養護施設内を、真夜中だというのに歩き回ります。鍵の閉め忘れや院長先生の郵便物、何かと見つけてはそっと元に戻していました。
外では酔っ払いが騒いでいるので、ソフィーが「警察を呼ぶ」と言って追い払います。ソフィーは仲間が寝ている部屋に戻りますが、外の様子をおかしいと思いベランダに近づいた時、うっかり巨人を見てしまいました。
慌ててベッドの中に潜り込みますが、上からかぶった毛布ごとソフィーは巨人の手に掴まれ連れ去られてしまいます。巨人は素早く町の中を駆け抜け、誰にも気づかれぬよう郊外に出ると、山を越え川を越えソフィーを巨人の国へと連れて行きました。
巨人の家は洞窟のようになっています。ソフィーはてっきり自分は食べられてしまうのだと思いますが、巨人は食べないと言い張りました。ソフィーたち人間のことを「人間マメ」と呼びます。巨人を見たソフィーを元の世界に戻すことはできません。ソフィーが誰にも言わないからと頼んでも無駄でした。
それどころか、「ここにいる巨人は凶暴で怖いから、決して外に出るな」とソフィーに釘を刺しました。巨人は知識が豊富で、ソフィーと一緒に持ってきた本に興味を示して読み始めます。他にも巨人は夢の入った瓶を持っていました。
BFG:ビッグフレンドリージャイアントのネタバレあらすじ:承
巨人の家に、指を怪我をした巨人マルノミがやってきました。乱暴でマナーが悪く「早く治せ」とわめきます。ですが、水が苦手なようで、「傷口を水で洗う」と言うとおびえ始めました。
巨人の国に人間がいることはほとんどありません。人間の臭いに気づいたマルノミは、辺りを探し回り、おばけキュウリの中に隠れているソフィーごと食べようとしました。巨人は大慌てでおばけキュウリを奪い返し、水桶で脅して家から追い出すと、おばけキュウリの汁で汚れたソフィーを洗います。ソフィーは新しい服も着せてもらいました。
巨人が外に出かけると言うので、渋る巨人を説得して一緒に家の外に出ます。そこには巨人より遥かに大きい巨人たちが地面に寝そべっていました。ソフィーと一緒にいる巨人の身長は7mですが、他の巨人はもっと大きな体です。他の巨人から「チビの恥さらし」と蔑まれ小突かれ、おもちゃのようにされます。そこに突然の雨が襲ってきたため、ソフィーと巨人は何とか逃げ出すことに成功しました。この時マルノミはソフィーの持っていた毛布を見つけて拾い上げます。
ソフィーと巨人は山頂まで登っていきます。大きな根元にある湖に飛び込み、二人は「夢取り」を始めます。ここで巨人はBFG、ビッグ・フレンドリー・ジャイアントだと明かし、地球が生まれた時から生きていたと話しました。ここで夢取りを終えたBFGは、今度は街に向かい、湖の中で取った夢を、眠っている町の人達へ送り込みました。
BFG:ビッグフレンドリージャイアントのネタバレあらすじ:転
街からBFGの家に戻ろうとしますが、巨人たちがどこかへ行く様子を目撃します。ソフィーは自分が落とした毛布がきっかけで、巨人たちにバレてしまったのだと悟りました。ソフィーの存在を知った巨人たちは、ソフィーを見つけ次第すぐに食べようとするでしょう。
BFGはソフィーと別れることを決めますが、BFGと離れることをソフィーは嫌がり、二人は巨人の国へ戻ってきます。巨人たちはソフィーを見つけ出そうと、乱暴に動き回りBFGが大切にしている夢が入った瓶を壊してしまいました。とうとう怒ったBFGは火かき棒を手に巨人たちを追い出しました。
瓶を壊されてすっかり落ち込んでいるBFGをソフィーは慰め、巨人たちに立ち向かおうと訴えました。ソフィーは英国女王にお願いすることを思いつきます。交渉を有利に進めるために、ソフィーはBFGに夢を作ってもらいました。
実際に会って話す前に、BFGの作った夢を女王に吹き込みます。子供を襲う巨人を倒すため、英国軍隊が出動する夢です。ソフィーのことを印象づけるようにもしました。
BFG:ビッグフレンドリージャイアントの結末
BFGの夢のおかげで、女王の信頼を得ることに成功した二人は食事に招待されます。その後、巨人を捕獲するために英国軍隊が、BFGの案内により巨人の国へ向かいました。まずは寝ている巨人たちが人間を食べたことを後悔するような悪夢を見させようと計画を立てます。
BFGの手元に夢を吹き込むためのラッパがないため、代わりにソフィーが夢の入った瓶を持って巨人たちに忍び寄ります。巨人は目を覚ましますが、悪夢を見させることに成功しました。夢を吹き込まれた巨人たちは、人間を食べたことを悔いて苦しみますが、マルノミだけは悪夢から逃れます。
腹を立てたマルノミはソフィーを捕まえ食べようとしますが、待機していた英国軍が網を広げ巨人たちを捕らえます。さらにヘリコプターで巨人たちを絶壁の孤島へ連れて行き、おばけキュウリの種だけ渡して置き去りにしました。水を怖がる巨人は島の外に出ることはできません。
これで人間は襲われることがなく、BFGも本来の自分らしさを発揮して暮らすことができます。ソフィーはBFGとは離れ、バッキンガム宮殿で暮らすようになります。二人は一緒ではありませんが、BFGの耳は世界中の声を聴くことができる特別な耳。離れていても遠くからBFGに想いを馳せています。
以上、映画「BFG:ビッグフレンドリージャイアント」のあらすじと結末でした。
続いて、より詳細なネタバレあらすじを解説します。
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