推定無罪の紹介:1990年アメリカ映画。不倫関係にあった同僚が殺害され、その容疑者となったエリート検事。不利な証拠に追い詰められながらも「推定無罪」を勝ち取った末に明かされる真実とは。
監督:アラン・J・パクラ 出演:ハリソン・フォード、ボニー・ベデリア、ラウル・ジュリア、ジョン・スペンサーほか
映画「推定無罪」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「推定無罪」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
推定無罪の予告編 動画
映画「推定無罪」解説
この解説記事には映画「推定無罪」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
推定無罪のネタバレあらすじ:不倫の代償
エリート検事ラスティは仕事も家庭も順風満帆だったが、ある日同僚の女性検事補キャロリンが殺されたことを知る。上司レイモンドからキャロリン殺害事件を担当するよう命じられたラスティは、気心の知れたリップランザー刑事とともに事件の調査に当たる。キャロリンは体を武器に出世をもくろむ野心家で、レイモンドとも関係を持っていたが実はラスティとも不倫関係にあった。調べをすすめるうちにキャロリンの自宅の通話記録や犯行現場に落ちていた指紋のついたグラスなど、自分に不利な証拠が次々と出てきたため、それを公にだすまいとしたため調査は遅々として進まなかった。
推定無罪のネタバレあらすじ:推定無罪
そうこうしているうちに、地方検事選挙でレイモンドと敵対するニコとその検事補のトミーによって通話記録にラスティの自宅があり、グラスについた指紋がラスティのものであることが発覚、ラスティは逮捕される。彼とキャロリンの仲を知ったレイモンドは怒りから対立していたはずの検事側証人に立つことになり、裁判が始まった。数々の不利な証拠、証言が出される中、決定的な物証であるグラスが紛失、有能な弁護士サンディーの手腕によってラスティは「犯人だという合理的な疑いに欠ける」という理由で審理は棄却、無罪放免となった。その夜、ラスティは家に帰る途中のフェリーでリップランザー刑事から紛失したはずのグラスを受け取る。そしてグラスは海のそこへ沈んでいった。
推定無罪のネタバレあらすじ:葬り去られた真実
再び平和を取り戻したラスティは妻バーバラや息子ナットと幸せな日々を過ごしていた。ある日、ラスティが庭仕事のために工具箱から金槌を取り出すと、そこに血痕と毛髪がついているのを発見する。ことの真実に気づいたラスティは血痕を洗い落とし、バーバラの前に差し出す。バーバラから語られたのは、夫に裏切られて絶望感に打ちひしがれた妻が、夫の不倫相手を破壊して元の生活を取り戻し、夫の「推定無罪」を勝ち取る完全犯罪の真実だった。
事件解決後、ラストシーンの工具箱から血痕と髪の毛のついた金槌が見つかるが、家宅捜査中に見つからなかったのが納得できない。