映画「アーサー・クリスマスの大冒険」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アーサー・クリスマスの大冒険の紹介：2011年アメリカ映画。現役サンタクロースの次男アーサーは、配達され損ねたクリスマスプレゼントを届けるため、周りを巻き込んで大奮闘。アーサーの心優しさが、クリスマスの素晴らしさを思い出させてくれる、見終わると心がほっこりする作品です。英国きっての演技派俳優達が豪華共演しているのも見所の一つです。
監督：サラ・スミス 出演者：ジェームズ・マカヴォイ(アーサー)、ジム・ブロードベント(サンタ/マルコム)、ビル・ナイ(おじいサンタ)、ヒュー・ローリー(スティーブ)ほか
この解説記事には映画「アーサー・クリスマスの大冒険」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クリスマスイブの夜、サンタクロースと小人達は、世界中の子供達にプレゼントを届けるため、ハイテク機器と高度なシステムを駆使して、今年も任務を遂行します。現役サンタであるマルコムは、そろそろ引退を考えており、長男のスティーブは来年こそ次期サンタに就任できると期待していました。実際、正確で緻密な計算に基づき、膨大なプレゼントを正確無比に届けるシステムをコントロールしているのはスティーブなのです。次男のアーサーは、サンタの代わりに子供達からの手紙を読み、一人一人に丁寧に返事を書くのが仕事です。おっちょこちょいな一面がありながら、クリスマスを一番大切に思っているのはアーサーでした。
全世界の子供達に、無事プレゼントが届けられ、サンタのマルコムは皆を労います。来年もサンタであり続けるとの宣言に、不貞腐れるスティーブ。疲れきったマルコムにも、クリスマスイブを家族で楽しむ気持ちはありません。そんな中、配達されずに放置されたクリスマスプレゼントを小人のブライオニーが見つけるのです。そのプレゼントは、イギリスに住む少女に届けられるはずでした。子供達がプレゼントを開ける夜明けまで、もう時間がありません。何億もの子供達の「たった一人」であるとして、届けることを諦めるマルコムとスティーブ。少女の手紙を読んでいたアーサーは、彼女のクリスマスを台無しにしないため、どうにかして届けようと決意するのです。
そんなアーサーに、祖父であるおじいサンタが、昔ながらのソリとトナカイでの配達を提案します。ソリに隠れていた小人のブライオニーと共に、イギリスにいる少女の元に向かうのです。大昔の勘だけを頼りに操縦するおじいサンタのソリは、行く先々でアクシデントを引き起こし、エイリアンの襲来と騒ぎ立てる各国政府をパニックに陥れます。アーサーは、助けを求めてスティーブに連絡しますが、アーサーに手柄を取られたくないスティーブは、手を貸してくれません。サンタであるはずの父でさえ、就寝中で連絡さえ取れません。一度はやる気を失うアーサーでしたが、少女を悲しませたくない一心で、必死に彼女の家を目指します。
その頃北極では、緊急事態を知った小人達が、真相を知ろうとサンタに詰め寄っていました。「たった一人」と問題にしていなかったマルコムとスティーブは、アーサーを助け、最後のプレゼントは無事届けられました。サンタの務めは、クリスマスに全ての子供達を幸せにすること。一番大切なことを知るアーサーが次期サンタに就任し、心を込めてプレゼントを届けていくのです。
以上、映画「アーサー・クリスマスの大冒険」のあらすじと結末でした。
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