映画「悪魔の起源(ジン)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
悪魔の起源(ジン)の紹介：2013年アラブ首長国連邦映画。幼くして事故で我が子を失ってしまったサラーマとハリド夫妻。その傷を癒すため二人は暮らしていたアメリカから生まれの故郷であるアラブへと帰ってきた。しかし子供を失くし気持ちの整理がつかない二人を幻覚や幻聴が襲う。しかしそれはある悪魔の存在を示していた。そしてサラーマには夫ハリドにも隠してしたある事実があった。「悪魔のいけにえ」「ポルターガイスト」のトビー・フーパー監督が送るホラー。
監督：トビー・フーパー 出演：サラーマ（ラザーヌ・ジャマル）、ハリド（カリッド・ライト）ほか
この解説記事には映画「悪魔の起源(ジン)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ある地域に一つの言い伝えがあった。今では廃墟とかしたある村にある日一人の子供が生まれた。その子供はある日突然人ではない恐ろしい姿に変わった。それは悪魔と人間の間に生まれた子供を育てるさせるためにその悪魔が置いた赤ん坊だった。しかし恐れをなした人間は悪魔祓いをし、さらに人目のつかない場所へとその赤ん坊を移してしまった。
怒った悪魔は村の人間を追い出し、以来ずっと子供を探しさ迷っているという。ある時その噂の場所を訪れた一人の青年はその夜突然姿を消してしまう。
事故により幼い子供を失くしてしまったサラーマとハリド。その深い傷を癒すため二人はサラーマの故郷であるアラブへと帰ることにした。帰郷当日、二人を迎えに来たサラーマの家族と共に新しく住むマンションへ向かう二人は道中の濃い霧の中で不思議な幻聴を聞く。着いたマンションは新築でまだ空き部屋の多い高級マンション。これから住む部屋
の中を見て回る中でもサラーマはまた不思議な幻聴を聞いた。子供の泣き声と自分を呼ぶ声。突然窓に鳥がぶつかりサラーマは思わず悲鳴を上げてしまった。仕事があるからと家族はすぐにマンションを経った。しかし道中で家族の乗る車は動かなくなり、視界の遮られた中やってきたトラックがぶつかり家族は亡くなってしまう。
ハリドもすぐに仕事へ行くといい出て行ってしまった。そして帰郷して数時間、サラーマは既に限界を感じていた。本当はここにくるのが嫌だった。一人になった部屋の中でサラーマはまた幻覚に襲われた。謎の足跡、子供の泣き声、怖くなった彼女はお祈りを始めた。すると突然背後に気配を感じた。先ほど帰ったばかりの母親が立っていたのだ。そして
母親は子供の話を始めた。殺人は罪だと。何故その事を知っているのか分からなかった。しかしその時話す気力の無かったサラーマは再び母親を帰した。
同じ階に唯一住む女性がいた。ハリドが戻り二人話し込んでいるとその女性は突然訪問、二人を自分の部屋へと誘った。そこにいたのは同じマンションに住む住人達だった。そしてそこで出された食事にサラーマは愕然とする。まるで腐ったように虫の湧いた料理を平然と出すその女性。そしてそれを何の考えもなく掴み口にしたハリド、そしてサラーマは
目まいに襲われ気を失ってしまった。ハリドもまた酷い幻覚に襲われていた。サラーマの姿を見失いマンションをさ迷った末辿り着いたのは屋上。そこでまさにサラーマは悪魔に落とされようとしていた。その時ハリドは悪魔に過去の記憶を見せられる。そこには子供に手をかけるサラーマの姿が写っていた。
サラーマは自分の子供が人間ではないことに気付いた。そしてその異様な姿に驚き殺してしまったのだ。そして悪魔が探していたのはハリドだった。彼こそがかつて悪魔と人間の間に生まれた子供だった。殺人は罪、そして悪魔としての自分を取り戻したハリドはサラーマを屋上から突き落とした。
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