ジェームス・ブラウン ~最高の魂(ソウル)を持つ男~の紹介:2014年アメリカ,イギリス映画。「ファンクの帝王」「ミスター・ダイナマイト」と呼ばれ、ソウルミュージック界のみならず、ローリングストーンズやマイケル・ジャクソンなど、多くのミュージシャンに尊敬される伝説のシンガー、ジェームス・ブラウン。その彼の生い立ちや、シンガーとなり成功した後、挫折し立ち上がっていくようすを描いた映画。
監督:テイト・テイラー 出演:チャドウィック・ボーズマン(ジェームス・ブラウン)、ネルサン・エリス(ボビー・バード)、ダン・エイクロイド(ベン・バート)、ヴィオラ・デイヴィス(スージー・ブラウン)、オクタヴィア・スペンサー(ハニーおばんさん)、ほか
映画「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男の予告編 動画
映画「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男」解説
この解説記事には映画「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男のネタバレあらすじ:起
1988年、ジェームスブラウンが銃を乱射、警官とのカーチェイスを繰り広げながら、過去を回想し始めます。森の中の一軒家での貧しい暮らし。母は父に愛想をつかし出ていき、父と2人暮らし。父と歌うゴスペルが楽しみでしたが、その父も軍隊に入ることになり、売春宿をしている親戚に預けられます。そこでの暮らしにもうまく溶け込み、仕事に励み、うまくやっていたジェームスでした。
ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男のネタバレあらすじ:承
しかし、ある日、1着のスーツを盗んだことでジェームスは刑務所に入ることになります。そこで、ボーカルグループで慰問に来たボビーと知り合い、そこから彼との友情が始まります。その後、ジェームスもボビーのボーカルグループに参加したことで、グループは瞬く間に人気を得ます。他のメンバーとのいざこざで、メンバーが去った後もボビーだけは残り、ジェームスを支え続けます。キング牧師の公民権運動の最中には、暴動化しそうな観客をうまくおさめる一方、その音楽性を追求する姿勢のあまりの横柄、スターという地位とイメージを保つための傲慢さも、目にあまるようになってきます。
ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男のネタバレあらすじ:転
そんなころ、最後までジェームスを支えていたボビーが、ジェームズのコーラスではなく、自分のコンサートを開くということをジェームスに告げるとジェームスは激怒。ボビーもとうとうジェームスのもとを去ります。追い打ちをかけるように、最高の理解者であった最愛の長男を事故で亡くしたジェームスは、失意のあまり、酒と麻薬に溺れる生活を送ります。そして冒頭のカーチェイスのシーンにもどり、結局、ジェームスは警察に捕まります。
ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男の結末
数年間の服役を終えて、出所したジェームスはボビーの家を訪ねます。何年ぶりかの再会ですが、ボビーも昼間からガウン姿で、くたびれたようすです。2人ともぎこちなく、話しもはずみません。ジェームスはコンサートを見に来るように招待しますが、ボビーは予定があるので、行けるかどうか分からないという返事。その後、ジェームスがコンサートを開くと客席には妻を伴ったボビーの姿がありました。ボビーに向けて熱唱するジェームス。それをしっかり受け止めて見つめるボビー。2人の間に流れるのは、魂があふれる音楽でした。
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