映画「理想の彼氏」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
理想の彼氏の紹介：2009年アメリカ映画。郊外の広い家で理想の結婚生活を送っていた主人公の女性が、突然離婚しバツイチに。2人の子供を抱えてニューヨークで新たな生活に孤軍奮闘する物語。そして、ニューヨークで出会った年下の男性と接して行くうちに、本当の愛とは？本当の理想の相手とは？少しずつ何かが見えてる主人公。彼女が成長し、のちに成功を手にした先にあるものは・・・真実の愛だった。
監督：バート・フレインドリッチ 出演：キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ（サンディ）、ジャスティン・バーサ（アラム）、リン・ウィットフィールド（ローラ）、ケリー・グールド（セイディ）、ほか
この解説記事には映画「理想の彼氏」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
大人で裕福な理想の夫と郊外の大きな家で暮らしていたサンディは、子供を学校に送った後パソコンで写真の編集作業をしていました。その時に、夫が浮気している証拠動画を見つけてしまうのです。あまりのショックにサンディはすぐに離婚。子供たちを連れてニューヨークに移り住みました。新しいアパートを見つけ、一からの再スタート。大学を出てすぐに結婚してしまったので、職歴がなく就職先が見つかるかどうかの不安を抱えていましたが、高学歴とスポーツ好きが功を奏して、運よくテレビ局で働くこととなります。
働きに出ると心配なのが家にいる子供たちのこと。たまたまアパートの一階のカフェで働く年下の男性・アルムと出会い、彼にベビーシッターを頼むことになります。草食系男子のアルムは、両親と暮らすハリーポッターが大好きな青年。大学を出たのに何がやりたいかが見つからず、なんとなくカフェで働いているという一見すると頼りないタイプの男性。そしてアルムもまたバツイチ。以前結婚していた女性は、アルムと結婚することにより得られるアメリカ国籍が目当てだったため、結婚して間もなく失踪。そんな結婚の失敗に、アルムもまた心が傷ついていました。
サンディは仕事、子供との生活の合間に、友人の勧めで再婚活動を始めます。でもデートをする相手は、元の夫に似たタイプばかり。何かが違う・・そう思い始めて再婚活動はやめにして、どんどん仕事に打ち込んで行きます。その際、子供たちのことを心優しく見守り面倒を見てくれるアルムの姿に、少しずつ心動かされて行き、二人は付き合い始めました。友人や職場の人たちは、年下でフリーターのアルムの事を、本気で恋する相手じゃないと咎めます。しかし、彼と付き合うことで、サンディの心は、とても穏やかに幸福に満ちた気持ちを感じ始めていました。そんなある時、サンディが妊娠したことがわかり、二人は結婚を決意しますが、その後残念なことに流産してしまいます。そのことで足がすくんだサンディは、アルムとの別れを決意します。
サンディは今まで以上に仕事に打ち込み、アムルもまた世界一周の旅に出ます。何年か経った後、アルムは旅の経験を活かし博物館で働いていました。そしてサンディもテレビ局でキャスターとして成功していました。ある日偶然、レストランで二人は再会します。気持ちは昔のまま、時を隔てても、変わらぬ愛、成長した愛がそこにはあったのです。理想の彼氏とは、果たして見た目や条件だけのことなのでしょうか?一生を共にする相手に必要な本当の条件とは?そんなことを考えるいい機会をもたらしてくれる映画です。
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