屋敷女の紹介:2007年フランス映画。夫を乗せた車で正面衝突を起こし、夫を死なせてしまったサラは臨月で間もなく出産です。そこに黒い服を着た女が家を訪ねてきました。電話を貸してほしいと言うのを
断ったサラでしたが、女は家に侵入し、ここからこの女の凶行が始まります・・・という話です。フランス初の残虐スプラッター映画です。
監督:ジュリアン・モーリー & アレクサンドル・バスティロ 出演者:アリソン・パラディ(サラ)、バプティスト・タブーラン(マチュー)、クロード・ルーレ(医師)、ドミニク・フロ(看護師)、ナタリー・ルーセル(ルイーズ)
ほか
映画「屋敷女」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「屋敷女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「屋敷女」解説
この解説記事には映画「屋敷女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
屋敷女のネタバレあらすじ:起
サラは夫マチューを助手席に乗せ運転中に、乗用車と正面衝突を起こしました。気が付くと夫マチューは意識がありません、この時サラは妊娠していたのです。相手の車の様子は映し出されませんでした。そして4か月後、夫を亡くし未亡人でありながら臨月となったサラは出産の準備をしていました。翌日生まれると言う医師の言葉に、翌日の病院までの運転手を会社の先輩ピエールに頼みサラは家に帰りました。そして家でうたた寝をしているとき玄関のチャイムが鳴りました。
屋敷女のネタバレあらすじ:承
チャイムを鳴らしたのは女性でした。その女は車が故障して、携帯も電池切れなので電話を貸してほしいといいます。サラが夫の事を言って断ると、女は夫が死んでいるの知っていました。名前を聞いても名乗らない女にサラは怖くなり警察を呼ぶと言いました。居なくなったと思った女は庭先で座っていました。サラは警察に電話し、すぐ駆けつけると言ってくれました。警察が3人来て家の周りを丹念に調べましたが女はいなくなっていました。
屋敷女のネタバレあらすじ:転
サラは眠りにつきました。ベットの脇に黒い服の女が立っています。あの女です。家の中に侵入していたのです。女は裁縫ハサミでサラのヘソのあたりを刺しました。反射的に起きたサラはバスルームへ逃げ込みます。その時携帯の留守電メッセージを聞いたサラの先輩のピエールがやって来ました。サラの運転手を受けていたので合鍵で家に入りました。黒い服の女をサラの母親と勘違いしたピエールは女と話をしました。そこへ娘を心配したサラの母親が来ました。
屋敷女の結末
サラの母親は異変を察知しサラのいる部屋を叩きました。サラはドアを開け首にアイスピックを刺しました。女と間違えて母親を刺してしまったのです。一方ピエールは黒い服の女にメッタ刺しにされ死亡しました。そして母親も女にとどめをさされました。警官がパトロールにやって来ました。一旦帰ったものの再び訪問しました。そして警官たちは順番に黒い服の女に殺されました。いよいよ黒い服の女とサラだけになりました。迫りくる女にサラは目当てはお腹の赤ちゃんだという事に気づきました。そしてサラはお腹に包丁を突き立て刺す仕草をしました。女が止めに入ると格闘となりました。破水したサラは階段で倒れ掛かりました。その時女かサラに話しました。4年前の事故で自分のお腹の中にいた子供が死んだことです。そしてサラの子供を奪い自分の子供として育てようとしていることです。今にも生まれそうなサラは意識を失いました。格闘で負傷し意識朦朧の女はサラのお腹をハサミで切り裂き赤ちゃんを取り出し、抱きしめました。
「そこまでしないで!」と思ってしまうくらい過激な描写が延々と続きます。しかも狙う女性も狙われる女性も被害者であり加害者という複雑な関係です。監督的にはハッピーエンドで作られた映画とのことですが、悲しくも苦しい終わり方となっています。クリスマスに襲われる妊婦さんの図は恐怖を際立たせ、侵入者の女性を演じるベアトリス・ダルの姿が怖くも美しいので目に焼き付けられます。