パーフェクト・ゲッタウェイの紹介:2009年アメリカ映画。シドニーとクリフは結婚式を挙げたばかりの新婚夫婦。ハネムーンのためにハワイのカウアイ島にやって来ますが、ホノルルで新婚夫婦が殺される事件が起き、犯人はカウアイ島へ渡ったと知り・・・。美しい大自然の中で展開していくサスペンス。
監督:デヴィッド・トゥーヒー 出演者:ミラ・ジョヴォヴィッチ(シドニー)、スティーヴ・ザーン(クリフ)、キエレ・サンチェス(ジーナ)、ティモシー・オリファント(ニック)ほか
映画「パーフェクト・ゲッタウェイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パーフェクト・ゲッタウェイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パーフェクト・ゲッタウェイの予告編 動画
映画「パーフェクト・ゲッタウェイ」解説
この解説記事には映画「パーフェクト・ゲッタウェイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パーフェクト・ゲッタウェイのネタバレあらすじ:幸せな新婚旅行
シドニーとクリフは結婚式を挙げたばかりのカップルです。結婚式のビデオにはたくさんのゲストからの祝福メッセージが入り、脚本家であるクリフの脚本の映画化も決まって、幸せいっぱいの気持ちでハワイのカウアイ島にハネムーンにやって来ます。2人は大自然の中を歩く「カララウ・トレイル」のトレッキングに挑戦することになりますが、「カララウ・トレイル」は途中からは許可証がないと行けません。途中で寄った店でも許可証は離さずに持っているようにとアドバイスされます。店から出て、車で「カララウ・トレイル」へ向かう途中、ヒッチハイクのカップルを見かけてクリフが車を止めてしまい、シドニーは渋い顔をします。カップルの女性のクレオに、16キロ先の大きな脇道からビーチに行きたいと言われ、「そこまで行かない」と断ろうとしますが、結婚してるの?私達もオアフで式を挙げたばかりと写真を見せられ、ついヒッチハイクを承諾してしまいます。しかし、彼氏のケイルがクレオに車から降りろと怒鳴り出し、緊迫した雰囲気に。結局二人を乗せずに出発します。「カララウ・トレイル」に到着し、美しい自然の中でトレッキングを楽しむシドニーとクリフ。途中、足場が狭くて危険な団壁があり、シドニーは足を滑らせて危うく落ちそうになりますが、偶然やって来た旅行者のニックに助けられます。そこからは3人で歩き続けることになりますが、クリフが映画の脚本家ということを知って、興味津々のニック。
パーフェクト・ゲッタウェイのネタバレあらすじ:ニックとジーナ
3人が歩いていると、女の子のグループから、ホノルルで新婚夫婦が歯を抜かれ、指先も切られて殺されるという事件があり、警察が二人組の男女を探しているいう話を聞いて驚きます。「どうする?やめるなら今のうちだ」と言うクリフに「せっかくのハネムーンよ」と歩き続けるシドニー。ニックはシークレット・フォールズでキャンプをしていると聞いて、一緒に行きたがるシドニー。クリフは付きまとったら迷惑だと乗り気じゃありませんが、後ろにさっきのヒッチハイクのカップルが歩いて来るのが見え、やはりニックと一緒に行くことにします。シークレット・フォールズには、秘境のような美しい滝と湖があり、ニックの恋人のジーナが裸で湖で待っていました。ニックも裸になってジーナの元へ。自由過ぎる二人に戸惑いつつも、シドニーも一緒に泳ぎます。クリフは岩場に登り、携帯でホノルルの新婚夫婦殺害事件のニュース記事をチェックしていると、いつの間にか目の前に、さっきヒッチハイクしてきたクレオとケイルがいました。ケイルに俺たちのことをヤバイ奴らだと思ったんだろうと絡まれていると、ニックが来て助けられます。ジーナに目的地が一緒だから同行したいと言われ、4人で出発することに。クリフは許可証がないことに気付き、クレオとケイルに盗まれたことを疑い、近くに置きっぱなしの二人のリュックを開けて探します。許可証はありませんでしたが、保護観察官の名刺を見つけます。4人で話をしながら歩いていると、ニックは公式には話せない士官の仕事をしていると言います。後頭部に地雷の破片を受けたために頭蓋骨にチタニウムが埋められている、金属探知機が鳴り放題だから持ち込めると笑ってナイフを見せるニック。クリフはこっそりシドニーに新婚夫妻殺害の犯人画像を見せますが、「脅かさないで、これじゃ分からない」と言いつつも、不安そうにニックとジーナを見つめる二人。テントを組み立てて夜に備え、ニックはクリフに夕飯のための狩りに行こうと言い出します。クリフは断りますが、子猫ちゃんとバカにされたため一緒に行くことに。二人が山の中を歩いていると、ニックが「俺とジーナが例の殺人犯だと思っただろう?」と言い出し、狩りをすると言うのは口実で、知らない二人の人影が山に入って行くのを見たと言います。ニックは先に歩いて行ってしまい、クリフはキャンプをしているカップルを見かけます。木の間から見ていると、カップルの男が後ろから声をかけてきて驚きますが、その男は、店にいた男でクリフが店に忘れた許可証をわざわざ恋人と一緒に届けに来ただけでした。クリフは先にテントに戻り、その後ニックはヤギを仕留めて担いで帰って来て、みんなで驚きます。肉売り場でバイトをしたことがあるというジーナは喜々としてナイフでヤギを捌き始め、クリフとシドニーは顔を引きつらせてその様子を見ていたのでした。ニックとシドニーは何やらオカシイ人だと感じ始めたクリフとシドニーは、口実を作って逃げようと話し合います。しかし、場所が場所だけに逃げるのも困難なため、3キロ先のビーチまで彼らの機嫌を取りながら行動を共にすることになります。次の朝、クリフはヘリコプターの音で目が覚めます。外に出ると、警察のヘリコプターが犯人に地面に腹ばいになれと呼びかけています。ヘリコプターが向かう方へ行ってみると、ヒッチハイクしてきたカップルのケイルとクレオが警察に拘束されていました。警察官がケイルのリュックを探っていると、ペンチと大量の歯が入ったミントキャンディの容器が出てきます。二人が警察に捕まってホッとしたクリフ達。ジーナもクリフとシドニーが殺人犯だと疑っていたと言い、みんなで笑い合います。その後もトレッキングを続け、大きな虹を見て感動したりと4人は結束を強めていきます。ビーチに着いて、ニックは他の旅行者たちとボールゲームをし、ジーナは川の方へ、クリフはビーチで食事の支度のためにガスバーナーを点火し、シドニーと語り合います。クリフはニックにカヤック代を奢るから海沿いの洞窟へ行こうと誘います。ニックは予定があるからと乗り気じゃないのですが、クリフにしては強引に誘って結局二人で行くことになります。ビーチに戻って来たジーナはカヤックで行ってしまったニックの後姿を見て「あいつったら!」と言いつつも、クリフ達のビデオカメラを借りてカヤックに乗るニックの動画を撮り始めます。録画を停止した時にSDカードが出ている事に気付き、入れ直すとクリフとシドニーの結婚式の写真が映し出されます。二人を祝福するゲスト達と幸せそうな式の写真を次々と見ていきますが、1枚の写真を見てジーナの表情が凍り付くのでした。
パーフェクト・ゲッタウェイの結末:襲撃
ジーナはニックに向かって「行っちゃだめ!」と必死に叫びますが、ジーナが何か叫んでいることに気が付いてもよく聞こえないニック達は、夕方までには戻るよ!と言って、そのまま行ってしまいます。ジーナはニックの携帯にかけてみますが圏外でつながらず、高い岩谷に登るために駆け出します。結婚式の写真はシドニーとクリフではない、そっくりな雰囲気だけれど別人の夫婦のものでした。ジーナに写真を見られたことに気付いたシドニーは、ジーナの後を追います。クリフとニックは洞窟に辿り着きます。話すうちにニックはクリフに嫌な雰囲気を感じてこっそりナイフを持とうとします。ジーナは洞窟の真上の崖に辿り着いてニックに危険を知らせようとしますが間に合わず、ニックはクリフに拳銃で撃たれてしまいます。その瞬間、新婚夫婦を襲った時のクリフとシドニーの様子が回想されていきます。クリフが新婚夫婦を殺害した後に歯を抜き、シドニーが遺体からビデオカメラや結婚指輪などを盗んでから指先を切り、被害者の身元が特定されないようにしていました。その上、結婚式の映像を見て研究し、幸せなハネムーンカップルになりすまします。歯が入った容器はヒッチハイクのケイルとクレオのリュックから許可証を探している時に入れておき、許可証を届けてくれた店の男にヒッチハイクのカップルが銃を持っていたと伝えていたのでした。警察が新婚夫婦の遺体を発見して町で騒ぎになっていた頃、ジーナは宝石店で指輪を見ていました。ニックからのプロポーズを待ち続けているジーナ。しかし、ニックは実はもう指輪を買ってあり、夕暮れのビーチでプロポーズするつもりでした。ビーチでクリフがガスバーナーで熱していたのは料理ではなく麻薬。「百通りの人生を生きる俺の栄えある証人がお前なんだ」とシドニーに語るクリフ。ニックが撃たれた瞬間、叫び声を上げたジーナにも拳銃を向けて発砲するクリフ。銃弾から逃れたものの、追ってきたシドニーと格闘になります。ナイフを持って襲って来たシドニーを海に落としますが、腿にナイフが刺さってしまいます。ナイフを抜いたものの深い傷を負ってしまったジーナ。ニックの名前を呼びますが姿が見えず、辺りは静寂です。その時、携帯にセールス電話がかかってきます。要領を得ない電話相手に必死に事件の説明をして助けを求めていると、洞窟からよじ登ってきたクリフが目の前に現れて襲われます。クリフの手にナイフを突き立てて逃げるジーナ。ひっくり返ったカヤックの下で海面に浮いていたニックは意識を取り戻し、カヤックに上ります。クリフの銃弾は後頭部に命中していましたが、ちょうどチタニウムで埋めていた部分だったので無事でした。銃弾を受けてめくれ上がった頭皮の上に帽子を被ってバンダナで結び、ポケットから結婚指輪を出して気合いを入れてジーナの元へと向かうニック。ジーナはクリフから逃げ続けている途中で4人組の旅行者に遭遇します。ジーナは必死に襲われた事を訴えますが、1人は救命士で、ジーナの腿の怪我を見て、落ち着いて傷を見せてほしいと言ってきます。その時、クリフが来て、この人は女房の友達でクスリの常用者なんだ、ちゃんと連れて帰るから警察には連絡しないでくれとクスリを見せてきます。すると救命士が、この女性の瞳孔は正常なのに、君のは相当開いてると言ってクリフの嘘がバレます。その途端、4人を撃ち殺してジーナも撃とうとしているところで、ニックが来てクリフを襲います。ニックがクリフから銃を取り上げて銃口をクリフに向けているところで、シドニーを乗せた警察のヘリが来ます。狙撃手から「銃を持っている男が犯人なんだな?」と聞かれるシドニー。クリフはニックに撃たせようと挑発します。狙撃手にもう一度聞かれたシドニーは頷きます。狙撃手がニックに向けて銃を構えた瞬間、ジーナがニックに抱きついてクリフから引き離し「死なないで」と言います。「俺なら殺したのに」と呟くクリフの顔に蹴りを入れるジーナ。その様子を呆然と見ていたシドニーは、「何人も殺した男は・・私の人生をメチャクチャにしたのは・・今、銃を拾おうとしているあの男よ」と言い、銃を拾ってニックを撃とうとしていたクリフは狙撃手に撃たれて死亡します。病院へ運ばれているヘリの中で、ニックはジーナに指輪を渡してプロポーズするのでした。
以上、映画パーフェクト・ゲッタウェイのあらすじと結末でした。
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