エイリアン:コヴェナントの紹介:2017年アメリカ映画。人類移住計画の中、ある星へと向かう一隻の宇宙船コヴェナント号。アンドロイドのウォルターを1人船内に残し他乗組員を含む多数の人間は冷凍睡眠の中にあった。そんな時、船はある惑星の存在を捕らえた。本来の目的地よりも近く人類が生存可能な環境の星。希望を乗せ乗組員達はその星に降り立つもそこには謎の存在が蠢いていた。2012年公開「プロメテウス」から5年ぶりの続編となる本作。監督は前作に引き続きリドリー・スコット、キャッチコピーは「絶望の、産声」。
監督:リドリー・スコット 出演:マイケル・ファスベンダー(デヴィッド/ウォルター)、キャサリン・ウォーターストン(ダニエルズ)、ビリー・クラダップ(オラム)、ダニー・マクブライド(テネシー)、デミアン・ビチル(ロープ)、カーメン・イジョゴ(カリン)、ほか
映画「エイリアン:コヴェナント」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エイリアン:コヴェナント」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エイリアンコヴェナントの予告編 動画
映画「エイリアン:コヴェナント」解説
この解説記事には映画「エイリアン:コヴェナント」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エイリアン コヴェナントのネタバレあらすじ:1.アクシデント
数千人の人間とまだ人の形を成していない胎児を乗せ新天地へと向かう宇宙船コヴェナント号。順調だった航海は突然のトラブルで冷凍睡眠の最中だった乗組員を起こすこととなる。その際に船長であるジェイコブを含む数名の人間が死亡。なんとか落ち着きを取り戻した船だったが、船は近くの星から信号をキャッチする。そこはここから数週間の距離にある惑星。そして人間が住める環境のある星だった。予定を変更しその星の調査を行うことを決定、新たに船長の座へと就いたクリスと乗組員、そしてアンドロイドのウォルターはその星へと足を踏み入れた。その星は地球と同じく自然に溢れる美しい場所だった。母船を宇宙空間へと残し、彼らは星の調査を開始する。
エイリアン コヴェナントのネタバレあらすじ:2.異形
チームは2つに分かれ調査、片方は生物調査をもう一方は信号の発信地を探る。信号が発信された場所へ着いたクリス達が見たのは巨大な宇宙船だった。中へと入る一行、そこで元船長の妻であるダニエルズは10年前に消息を絶ったエリザベス・ショウ博士の写真を見つける。信号を発信したのは彼女だった。そんな時彼らの無線に生物調査を行う一行から連絡が入る。仲間に異変があり船へと戻るという、しかしダニエルズ達が調査船のある湖へと戻ると調査船は爆発、さらにダニエルズ達といた仲間の1人にも異変が生じる。異変は苦しみへと変わり、とうとう彼の口から異形の物が飛び出して来た。小さく白い謎の生き物、それは仲間達へと襲い掛かり数人の仲間が倒れてしまう。そこに1人の男が現れ強烈な閃光弾を空に放った。
エイリアン コヴェナントのネタバレあらすじ:3.罠
謎の生物は姿を消し、その隙に男はダニエルズ一行を自身の隠れ家へと連れて行く。彼が連れていった場所には無数の人の死骸が転がっていた。そこには文明の跡すら感じられたが、今ではまるで戦争の跡のような不気味な空気を纏っていた。男は名はデヴィッド、ウォルターと瓜二つのアンドロイドであり、10年前にショウ博士と消息を絶った調査隊の一員だった。彼の隠れ家ではひとまず安全が確保できた、そこでダニエルズ達は母船に連絡を取り救助を頼んだ。しかし絶対安全な場所は存在しない、既にその隠れ家にあの生物が侵入していた。それどころかデヴィッドは彼らを助けず自身の実験に使った。隊長のクリスは彼の罠にはまりその身に生物を宿してしまう。そしてそれは先ほどの生物より大きく黒く成長していった。
エイリアン コヴェナントのネタバレあらすじ:4.エイリアン
この星の生き物が滅んだ理由はデヴィッドだった。彼がショウ博士とここに辿り着いた時、船にある大量の寄生体を空から放った。瞬く間に飲み込まれた星の生物達は息絶え、その後彼はショウ博士をも実験に使い殺してしまった。その事実に辿り着いた時既にダニエルズはデヴィッドに捕まっていた。そこを救ったのは他でもないウォルターだった。彼はダニエルズを逃がしデヴィッドと対峙する、そしてその瞬間にダニエルズ達は母船からの救助船へと飛び乗った。しかし同時に黒く巨大なエイリアンが彼女達の跡を追い船へとしがみついた。母船に着く前になんとかしてそいつを船から落とさなければいけない、そして激しい攻防の末、エイリアンの撃破に成功。しかし母船に辿り着いたのはダニエルズ、ウォルター、そしてロープの3人だけだった。
エイリアン コヴェナントのネタバレあらすじ:5.潜伏
それからしばらくの間は落ち着いた時間を過ごすことができた。しかし突然の警告で目を覚ましたダニエルズは船内アナウンスの声に驚く。船内に未確認生物の反応を感知、それはロープの身体の中に潜んでいた。ロープは死亡、母船にいた乗組員も死亡、残ったのはダニエルズと救助船で下まで降りたテネシー、ウォルターそして数千の人間達。ダニエルズ達は知恵を絞りエイリアンを誘導、格納庫まで追い詰める。そしてタイミングを見計らい船外へと突き飛ばした。これで全てが終わりを告げる。残った乗組員はたったの数名となったがやっと本来の目的地まで冷凍睡眠に入ることが出来る。後はアンドロイドのウォルターの仕事、カプセルへと入ったダニエルズは彼に挨拶を告げる。
エイリアン コヴェナントの結末:デヴィッド
カプセル越しのウォルターの様子がおかしい、まるで以前交わした会話も忘れてしまったかのよう。その瞬間ダニエルズは気付いた、彼はウォルターではなくデヴィッドだと。時既に遅し、ダニエルズは強制的に睡眠モードへと入りデヴィッドはそのまま数千の人間と対峙がいる部屋へと向かう。そして口から不気味な姿をした小さなエイリアンを吐き出しそっと対峙の横に並べる。船はそのまま目的地へと向かうのだった。
以上、映画エイリアン コヴェナントのあらすじと結末でした。
エイリアンシリーズは全作観ており、前作の「プロメテウス」も好きな作品で最新作に期待をしていました。期待しすぎたせいか、エイリアンの怖さや誰が何処でいつ殺られるのかという緊張感は今までのシリーズを超えること無く残念でした。はっきり言って元祖エイリアンが出てくるまで時間が長いです。出てくるのはほぼ後半です。しかも2~3匹だけ(笑)冒頭に人間の形をした白いエイリアンが出てきて暫くそのエイリアンに殺られるシーンが続くので、いつまで経っても元祖エイリアンは出てきません。いつ出てくるの!?いつ出てくるの!?とばかり思って観ていました。ポスターにもエイリアンは写っていないのでそこも怖さに欠けます。前半はグロいシーンばかりでハラハラ感はゼロです。また元祖エイリアンも白いエイリアンも標的は人間で、お互いの事は眼中に無いのでしょうか。エイリアンvsプレデターのように、いつの日か元祖エイリアンvs白いエイリアンなんて作品ができそうです(笑)