幸せの行方...の紹介:2010年アメリカ映画。富豪の男の妻が失踪し、のちにその失踪事件に関わる人物数名が殺害され、夫に容疑がかけられながらも長い間未解決なままとなっていた、実話をもとにしたサスペンス。
監督:アンドリュー・ジャレッキー 出演:ライアン・ゴズリング(ディビッド・)、キルステン・ダンスト(ケイティ)、フランク・ランジェラ(サンフォード)、フィリップ・ベイカー・ホール(マルバーン)、クリステン・ウィグ(ローレン)、マギー・カイリー(メアリー)、ほか
映画「幸せの行方...」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「幸せの行方...」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
幸せの行方…の予告編 動画
映画「幸せの行方...」解説
この解説記事には映画「幸せの行方...」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
幸せの行方…のネタバレあらすじ:起・富豪の一族
NYの不動産王で政界にも力を持つダースト家の長男ディビッドは、ある日ごく普通の家庭で育ったケイティと出会い恋に落ちる。父の仕事を継ぐことに興味がなかったディビッドは、父親の反対を押し切ってケイティと結婚し、NYを離れて田舎町で自然食品店を営みながら穏やかな日々を送っていた。
そんな彼のもとに父親がやってきて、説得に負けてNYに戻るが、しかしさほど有能ではないディビッドは帳簿係として窓際に追いやられ、実質的には弟が父の後を継いでいた。
幸せの行方…のネタバレあらすじ:承・忍び寄る暗い影
ある日、子供を望むケイティの言葉を聞いてディビッドの態度は一変する。彼は子供の頃、心を病んだ母が投身自殺する現場を目の当たりにしており、その心の傷が癒えず彼自身もまた精神に支障をきたしていたのだった。2人の間に暗い影が見え隠れする中、ケイティが妊娠したことを知ったディビッドは彼女の説得にも応じず、やむなく中絶することになった。
悲しみに暮れるケイティだったが、これを機に一度はあきらめた医大進学への夢を実現することを心の支えに、受験勉強に没頭する。受験までの間、予備校通いのためケイティは別荘に住み、ディビッドはNYのアパートから週末だけ別荘で一緒に過ごす、という生活を送る。そして努力の甲斐あってケイティは医大に合格する。
しかしこの別居生活を送るなかでディビッドの心の闇が徐々に大きくなっていた。ケイティの合格祝いのパーティの場で、彼は皆の見ている前でケイティに暴力を振るう。
幸せの行方…のネタバレあらすじ:転・妻の失踪
ディビッドの仕打ちにケイティは家を出ようとするが、彼の経済力を手放す決心がつかない。しかしそれからもディビッドの暴力はエスカレートし、クレジットカードも止められてしまう。思い余ったケイティはディビッドのデスクから不正の証拠となる帳簿を盗みだし、裁判所に送るが、司法にも力を持つ一家ゆえにその件は握りつぶされ、ディビッドは父親や弟から妻の愚行を許す無能な人間だとされる。
それからしばらく実家に身を寄せていたケイティは、ディビッドから戻ってほしいと言われて家に戻る。するとそこには彼の手によって殺された愛犬の姿があった。
その日の翌日に目撃されたのを最後にケイティの姿が忽然と消えた。ディビッドは世間から容疑者として見れらることを避けるため、女装して身を隠す。
幸せの行方…の結末:止まらない殺人
それから18年後、デボラという女性が書いた小説がケイティの事件に酷似していることから、再捜査されることになる。デボラは実はディビッドの友人で、最後に目撃されたケイティの姿はデボラが変装したものだった。彼女の口から真相が漏れるのを恐れたディビッドは、家賃未納で追い出されそうになっていたアパートの隣人を利用してデボラを殺害、その後その隣人も口封じのために殺害する。
隣人の殺害は明るみにでたものの、正当防衛が認められ無罪となり、死体遺棄で罰せられるのみとなった。しかしケイティの事件は未解決まま、彼女の行方は分かっていない。
以上、映画「幸せの行方…」のあらすじと結末でした。
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