アルプスの若大将の紹介:1966年日本映画。加山雄三の代名詞である若大将シリーズの第7作です。今回はシリーズ二度目となる海外ロケをヨーロッパのアルプス山脈やウィーン、ローマで敢行、加山雄三も吹き替えなしでスキーのシーンに挑んでいます。
監督:古澤憲吾 出演者:加山雄三(田沼雄一(若大将))、星由里子(岸澄子)、田中邦衛(石山新次郎(青大将))、江原達怡(江口敏)、イーデス・ハンソン(リセエンヌ)ほか
映画「アルプスの若大将」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アルプスの若大将」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アルプスの若大将」解説
この解説記事には映画「アルプスの若大将」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アルプスの若大将のネタバレあらすじ:起
京南大学工学部建築科でスキー部キャプテンの若大将こと田沼雄一(加山雄三)は、建築学の論文が欧ヨーロッパの学会で高く評価されたことから山下教授(北竜二)と共にヨーロッパ旅行に招待されます。若大将は余暇を利用してスイスのマッターホルンでスキーを楽しみ、ツェルマットの町でパンアメリカン航空の現地スタッフを務める岸澄子(星由里子)と知りあい好意を寄せます。しかしこの旅には若大将のライバル・青大将こと石山新次郎(田中邦衛)も自費で参加しており、若大将らがジュネーブに滞在中にわざわざパリに出向いてパリジェンヌを口説きまくったことから山下教授もオカンムリでした。
アルプスの若大将のネタバレあらすじ:承
若大将はウィーンで偶然にもオリンピック金メダリストのトニー・ザイラー(本人)と出会って大喜び。続いてローマにやってきた若大将は、澄子の上司であるジョーンズ支配人(デビッド・ジョーンズ)の計らいで、一日中ローマを観光して回り澄子と多くの想い出をつくりました。一方の青大将はローマでも懲りずにナンパしまくり。やがて帰国した若大将はスキー部合宿の準備に取り掛かりますが、そこに青大将がパリで口説いたリセエンヌ(イーデス・ハンソン)という女性が来日するので若大将の実家のすき焼き屋「田能久」に下宿させてくれと頼みにやってきました。
アルプスの若大将のネタバレあらすじ:転
若大将は羽田空港にリシェンヌを迎えに行きますが、そこで偶然にも日本支社に転勤していた澄子と遭遇、すっかり誤解した澄子は機嫌を損ねてしまいます。リセエンヌはすっかり「田能久」を気に入り、店のアルバイトを始めることに。やがて若大将や江口(江原達怡)らスキー部の面々は苗場スキー場へ合宿に出発、やはり若大将のことを忘れられない澄子は青大将と一緒に苗場に向かいます。しかし若大将は同じ大学の悦子(松原光子)にスキーを教えており、またしても誤解した澄子は女ったらしの赤田(荒木保夫)の誘いを受けてしまいます。
アルプスの若大将の結末
澄子は赤田に人気のない山小屋に連れ込まれ、襲われようとしたその時、間一髪で若大将が駆け付けて澄子を助け出します。しかし、これまでの行き違いから二人は喧嘩してしまい、澄子は再びヨーロッパ支店に転勤となってしまいます。すっかりやる気を失くし練習にも身の入らない若大将でしたが、苗場で開催されるスキー選手権の優勝賞品としてヨーロッパ旅行がプレゼントさせると聞くや若大将は一発奮起、死に物狂いで猛練習に打ち込み、そして選手権に参加した若大将は見事優勝を果たします。そして再びヨーロッパに飛んだ若大将は澄子と再会、白銀のマッターホルンを背に互いの愛を確認しあいました。
この映画の感想を投稿する