アメリカン・ジゴロの紹介:1980年アメリカ映画。富豪の中年女性を相手にする高級ジゴロが殺人事件の容疑者にされたことをきっかけに、真実の愛に目覚める。ブロンディの主題歌『コール・ミー』はあまりにも有名。
監督:ポール・シュレイダー 出演:リチャード・ギア(ジュリアン・ケイ)、ローレン・ハットン(ミシェル・スタットン)、ニーナ・ヴァン・パラント(アン)、ヘクター・エリゾンド(サンデイ刑事)、フランセス・バージェン、K・カラン、リネア・クイグリー、ビル・デューク、ほか
映画「アメリカン・ジゴロ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アメリカン・ジゴロ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アメリカン・ジゴロの予告編 動画
映画「アメリカン・ジゴロ」解説
この解説記事には映画「アメリカン・ジゴロ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アメリカン・ジゴロのネタバレあらすじ:起・売れっ子ジゴロ
上流階級の年配女性を相手にするジゴロのジュリアン(リチャード・ギア)。彼はエージェントのアン(ニーナ・ヴァン・パラント)によって教育を受けて一流のジゴロとなり、日々肉体造りや洋服のセンスなど自分への投資も怠らない。
ある日、ジュリアンは同業者のリオンから急場しのぎの依頼を受ける。SMやゲイなどクセの多い客相手なことが多いため、いつもは無視していたが高額報酬に惹かれて仕事を受ける。案の定、依頼主のライマン夫妻は倒錯者で、妻とジュリアンのSMプレイを見て夫ライマンが楽しむ、というものだった。この手のプレイに嫌悪するジュリアンは、以降リオンの仕事を断る。
アメリカン・ジゴロのネタバレあらすじ:承・運命の出会い
ある晩、ジュリアンの部屋を1人の女性が訪れる。その女性ミシェル(ローレン・ハットン)とは前日、高級ホテルのバーで出会い、その美しさに惹かれたのだったが、自分を見下したような高飛車な物言いに、その気になれず立ち去っていた。
部屋を訪れたミシェルは虚勢を張るのをやめ、議員の夫に相手にされず、愛される喜びを知りたいのだと打ち明けると、ジュリアンは彼女を抱いた。互いに惹かれあった2人は仕事ではなく会うようになる。
アメリカン・ジゴロのネタバレあらすじ:転・仕組まれた罠
数日後、ライマンの妻が殺されて宝石が奪われるという事件が発生し、夫妻とのプレイに呼ばれたジュリアンに容疑がかかる。彼には常連客と会っていたアリバイがあるが、相手は情事の発覚を恐れて証言はしてくれない。勝手に他の仕事を受けたことで怒ったアンも助けてくれず、リオンはアリバイを偽証するなら自分の仕事を受けろと要求する。
独自に犯人探しをいていたジュリアンはある日、ミシェルの夫である上院議員から呼び出される。ミシェルはジュリアンとの関係が知れるのを承知でジュリアンを助けるよう夫に頼んだのだったが、ジュリアンがミシェルを利用していると疑った議員は、二度と妻に会うなと脅しをかけられる。
そんな中、ジュリアンは街でリオンがライマンと会っているのを見かけ、その後、自分の車に盗まれた宝石が隠されているのを見つけたことで、リオンに罪をかぶせられていることに気づく。
アメリカン・ジゴロの結末:たどり着いた本当の愛
ライマンの依頼をジュリアンに断られ、代わりに行かせた男がプレイの末に殺してしまったことを知ったリオンは、日ごろから自分を見下し、稼ぎを欲しいままにしているジュリアンに罪を着せることにしたのだった。
リオンの部屋に押しかけたジュリアンはそこで口論になり、はずみでリオンはベランダから転落死する。
リオンの件は事故死として処理されるが、ライマンの件でジュリアンは逮捕される。気力をなくしたジュリアンは弁護士に対しても何も言わず、面会にきたミシェルにも別れを告げるが、ミシェルは警察を訪れて事件当夜ジュリアンは自分と一緒にいたのだとアリバイの証言をする。
ジュリアンを助けるために全てを捨てて愛を告げるミシェルに、ジュリアンは今まで探し続けてきたものが何だったのかに気づく。
以上、映画「アメリカン・ジゴロ」のあらすじと結末でした。
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