巴里のアメリカ人(パリのアメリカ人)の紹介:1951年アメリカ映画。ジーン・ケリーとレスリー・キャロンの恋物語を描くミュージカル映画。ルソー、ルノワール、ロートレック等の名画をバックに美しい衣装で登場し、ジョージ・ガーシュインの「パリのアメリカ人」に合わせて踊るクライマックスは必見。
監督:ヴィンセント・ミネリ 出演:ジーン・ケリー(ジェリー)、レスリー・キャロン(リズ)、オスカー・レヴァント(アダム)、ニナ・フォック、ジョルジュ・ゲタリほか
映画「巴里のアメリカ人」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「巴里のアメリカ人」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「巴里のアメリカ人」解説
この解説記事には映画「巴里のアメリカ人」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
巴里のアメリカ人のネタバレあらすじ1
1945年兵役終了後、パリに住んで一流の絵描きを志すアメリカ人のジェリー・モリガン。貧乏な暮らしだが数年で近所の人皆と顔なじみになり、友人も増えた。同じアパートに住むアメリカ人のアダム・クックは、国の奨学金をもらいながらピアニストとしての成功を目指す。アダムと仕事の関係で知り合ったフランス人の歌手アンリ・ボレルは友人だが、久しぶりにアパートを訪ねてきた彼から、リズ・ブールビエールという娘に恋している話を聞く。
巴里のアメリカ人のネタバレあらすじ2
ジェリーは自作品をモンマルトルの丘で展示するのを日課にしているが、通りかかった金持ちのアメリカ女性ミロが、そんな彼にスポンサーになりたいと申し出る。実は、作品よりも彼に興味津々のようだ。その日の夜、ジェリーとミロはカフェに食事に出かけるが、店でリズと目が合い一目惚れ。ジェリーはリズと知り合いのふりをして彼女の勤務先である店の電話番号を手に入れる。翌日訪ねて行ったリズの店で、夜もう一度会う約束をしたジェリーは、ミロが用意した個展の為のアトリエを見せられる。ジェリーは急な話に個展開催を躊躇したが、結局承諾する。その日以来リズともつき合うようになり、画家としての活動も順風満帆になったように思えたが、突然リズから別れを告げられる。
巴里のアメリカ人のネタバレあらすじ3
リズはブールビエールというレジスタンス活動家の娘で、ほんの子供の時分にアンリの家に引き取られ、面倒を見てもらっていた。命の恩人であるアンリに結婚して一緒にアメリカに行く事を懇願され、OKしてしまったのだ。一方ジェリーも個展の為奔走してくれたミロには恩義を感じていた。リズに振られた直後、ミロに気持ちを偽って愛の告白をし、美術学校の仮装パーティーに誘う。パーティーでは学校の生徒を始め沢山の人達で賑わっていた。ジェリーとミロが踊っていると、偶然アンリとリズの二人に出会う。
巴里のアメリカ人の結末
ジェリーはリズを見ても何も感じない振りをしようと思ったが、ミロにリズへの愛を告白。ミロはジェリーを思い身を引く。ジェリーがバルコニーで佇んでいると、リズがアンリとの結婚とお別れを言いに来た。ジェリーとリズは悲しい気持ちで最後の抱擁を交わすが、バルコニーの陰にいたアンリがそんな二人を見ていた。アンリとリズはパーティーを抜け出して車で旅立つが、途中で引き返し、リズだけが降りて来た。アンリもまた、愛し合う二人の幸せを思い身を引いた。ジェリーとリズはやっとお互いのものになったのだ。
以上、映画巴里のアメリカ人のあらすじと結末でした。
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