盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~の紹介:2018年インド映画。歌い踊るというイメージのインド映画、その定説を覆す踊らないインド映画の登場です。自らのインスピレーションを上げ芸術性を高めるために盲目を装ったピアニストが殺人事件を目撃していまい、騒動に巻き込まれるブラックコメディ作品です。
監督:シュリラーム・ラガヴァン 出演:タブー(シミー)、アーユシュマーン・クラーナー(アーカーシュ)、ラーディカー・アープテー(ソフィ)、アニル・ダワン、ほか
映画「盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~の予告編 動画
映画「盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲」解説
この解説記事には映画「盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲のネタバレあらすじ:起
とあるキャベツ畑で美味しそうにキャベツを食べるウサギ、それを地主が銃で狙っています。そして銃声が鳴り響きました。
盲目のピアニスト、アーカーシュ(アーユシュマーン・クラーナー)には誰にも言えない秘密がありました。それは芸術のために盲目を装っているだけで、本当は目が見えていたのです。しかし盲目のピアニストで名を売っている以上、嘘をつき続けるしかありませんでした。
ある日、アーカーシュの元に一件の依頼がきます。それはプラモートという大富豪から、妻との結婚記念日を祝う演奏の依頼でした。
しかし、訪ねてみるもプラモートは不在、妻のシミー(タブー)しかいませんでしたが前金をもらっている以上、そのままで帰れないアーカーシュは数曲披露します。様子のおかしいシミー、それもそのはず、アーカーシュの目の前にはプラモートの遺体が横たわっていたのです。
シミーはアーカーシュに本当に目が見えないかを確認して浮気相手と遺体の処理を始めます。アーカーシュは必死で盲目のふりをして、どうにかその場を立ち去る事が出来ました。
盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲のネタバレあらすじ:承
そしてその足で警察署に向かい、全てを告白しようとしましたが、そこにいた警察署長こそがシミーと一緒にいたプラモートを殺した浮気相手だったのです。アーカーシュはとっさに嘘をつき、警察署を離れました。
しかし、シミーが、隣に住む人物を証拠隠滅のために殺害する所を、再びアーカーシュが目撃してしまいます。目撃者は消さねばならない。すっかり殺人鬼と化したシミーはアーカーシュの家で待ち伏せしていました。
シミーはアーカーシュに毒の入ったお菓子を食べさせ、そのお菓子のせいでアーカーシュの目は本当に見えなくなってしまいました。それだけでは信用できないと、警察署長はアーカーシュの命を狙ってきます。アーカーシュは家を捨てて逃走することにしました。
盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲のネタバレあらすじ:転
逃走先で、怪しい医者のスワミ、3輪タクシーの運転手ムルリ、掃除のおばさんのサクーと手を組む事になったアーカーシュ。4人はシミーを監禁してマスコミにばらすと脅し、警察署長から大金を手に入れようと考えたのです。
取引先にやってくる警察署長、しかしその場に現れたのはムルリとサクーのみ。2人は裏切って大金を我が物にしようとしていたのです。そのせいでアーカーシュは拘束されてしまいました。
失態を帳消しにしようとした警察署長の銃弾を皮切りに、銃撃戦に発展。ムルリは撃たれたのち病院で死亡、警察署長もエレベーターに閉じ込められた際に自らの撃った弾が跳ね返って当たり、死んでしまいます。
アーカーシュはシミーと共に脱出しますが、シミーに裏切られて殺されそうになります。しかしスワミに助けられ、シミーをトランクに入れて車を発進させます。スワミはシミーの臓器を売り大金を手に入れようと考えていました。そしてシミーの角膜をアーカーシュに移植しようと持ちかけます。
盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲の結末
それから2年が経ちました。事件が元でアーカーシュから離れていた恋人ソフィは、ヨーロッパでアーカーシュと再会します。そしてアーカーシュは事の顛末をソフィに話し始めました。
スワミに、シミーを殺すのはやめようと訴えるアーカーシュ。シミーに自首することを促そうとします。しかしアーカーシュとスワミは、シミーの逆襲に遭い、車を奪われてしまいます。スワミはシミーに刺殺されてしまい、アーカーシュも車で轢き殺そうとするシミー。
轢かれると思った瞬間、シミーの目の前にウサギが飛び出してきます。冒頭に出てきたウサギです。驚いたシミーはハンドル操作を誤り、キャベツ畑へ突っ込んでいきました。車は炎上、シミーも帰らぬ人となったのです。
そう話し終えたアーカーシュ。ソフィはアーカーシュに同情します。そして「シミーの角膜を奪っておけば良かった」と非情に言い放つソフィに嫌気がさしたのか、アーカーシュは黙って去っていきます。
杖をつき広場を歩くアーカーシュ。目の前には空き缶が転がっています。このままでは危ない!そう思った瞬間、アーカーシュは杖で空き缶を弾き飛ばすのでした。
以上、映画「盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~」のあらすじと結末でした。
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