天使と悪魔の紹介:2009年アメリカ作品。トム・ハンクス主演、歴史に隠された謎に挑むサスペンス・ミステリー「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ第2弾。今作ではバチカンを狙う秘密結社イルミナティの陰謀に立ち向かう。次期教皇を決めるコンクラーベが始まった。しかし、候補者4人が何者かに誘拐される。果たして、次期教皇は無事に決まるのか。本作の続編として「インフェルノ」が公開されている。
監督:ロン・ハワード 脚本:デイヴィッド・コープ 出演:トム・ハンクス(ロバート・ラングドン)、アイェレット・ゾラー(ヴィットリア・ヴェトラ)、ユアン・マクレガー(カメルレンゴ)、ステラン・スカルスガルド(リヒター隊長)、ほか
映画「天使と悪魔」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「天使と悪魔」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
天使と悪魔の予告編 動画
映画「天使と悪魔」解説
この解説記事には映画「天使と悪魔」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
天使と悪魔のネタバレあらすじ1
物語は、サン・ピエトロ大聖堂で前教皇とのお別れシーンから始まる。その後、枢機卿達がバチカンへ召集される。そして、コンクラーベが実施され形式通りに候補者4名も出揃い次々と投票が始まっていく。そんな中候補者達4人が姿を消していく(同じ頃スイス衛兵隊のもとに脅迫状も届く)。イルミナティという秘密結社の陰謀だと考えたバチカン警察は米国の大学教授であるラングドン(トム・ハンクス)に捜査協力を要請し、イタリアに渡ります。
天使と悪魔のネタバレあらすじ2
そんな中ローマの素粒子研究所の研究員の男性研究者(60~70代くらい)が研究所の一室で眼球を刳り抜かれて死んでいるのが発見される。そして反物質という強大なエネルギーを持った物質が盗難に遭っていた。この物質はごくわずかでも莫大な爆発力があり、バチカンを壊滅させられるほどです。ラングドンは、殺された研究員の同僚であるヴィットリア・ヴェトラと伴に捜査を開始する。イルミナティの仕業ではないかという疑いを強め更なる捜査を続ける。そんな中訪れた工事中の教会(カペラ・デッラ・テーラ礼拝堂)の床下から誘拐された内の一人が下半身を床下に埋められた状態で発見される。その遺体の胸部には、“土”と記された焼き印が押されていた。
天使と悪魔のネタバレあらすじ3
更に捜査を続けると遺体発見現場と十字架が関係している事に気づく。さらには、投票結果発表場所であるサンピエトロ広場では結果を心待ちにする民衆が夜空の下で今か今かと待ちわびている。そんな会場である少女が持っていたぬいぐるみを落としてしまう。少女は、ぬいぐるみを拾おうとしゃがんだ。すると、目の前の石畳に線を描く様に血痕がたれておりそれをたどると建物の石段の上で二人目の枢機卿が刺し殺されていた(“風”)。
天使と悪魔のネタバレあらすじ4
更に間髪いれずに3人目の被害者が出てしまう。3人目はサンタ・マリア・デッラ・ビットリア教会で火によって殺される。ラングドン達は次の犯行場所をこの教会と特定しすぐさま現場へ駆けつけるが時すでに遅し、被害者は教会の真ん中に吊され叫びもがき苦しんでいた。その下には真っ赤に燃えさかる炎が。ラングドン達は必死で助けようと試みるが名案が全く浮かんでこない。そうこうしているうちに被害者は死亡(“火”)。肩を落とすがそうこうしても居られない。4人目がまだ見つかっていない。
天使と悪魔のネタバレあらすじ5
そして最後の場所は、ナボーナ広場の“四大河の噴水”と特定。すぐさま駆けつけるとバッジア枢機卿がまさに犯人達によって噴水に落とされる瞬間であった。被害者は木のいすに括り付けられてその椅子には爆弾が仕掛けられていた。ラングドン達は必死で犯人を追うが乗ってきた黒いバンで逃げられてしまう。犯人を諦めてバッジア枢機卿を噴水から救い出し応急処置を施すと幸運にも彼は無事だった。
天使と悪魔の結末
反物質の場所も特定され、ラングドン達がその場へ向かうもすでに時間切れのため爆発が避けられない状況になっていた。カメルレンゴは反物質をその場から持ち去り、ヘリコプターに乗り天高く上昇していった。上空で大爆発するもバチカンは壊滅から救われることになります。寸前で脱出したカメルレンゴはパラシュートで降り立ち、称賛されます。では、犯人は?その犯人はイルミナティではなくバチカン内部にいたのです。犯人は幹部中の幹部カメルレンゴであった。英雄となり新教皇に選出されることが彼の真の目的だったのです。そんなカメルレンゴは、ラングドン達に追い詰められサンピエトロ大聖堂中央の天蓋の階段を降りたところで焼身自殺をする。事件も無事解決?したところでコンクラーベが実施され、バッジア枢機卿が選出され、新ローマ教皇として民衆にお披露目されるのだった。
以上、映画「天使と悪魔」のあらすじと結末でした。
続編「インフェルノ」のあらすじはこちら。
ダ・ヴィンチ・コードシリーズのあらすじ一覧
ダ・ヴィンチ・コード(2006年)
天使と悪魔(2009年)
インフェルノ(2016年)
ダヴィンチーコードのラングトン教授シリーズの第二弾映画です。この作品も原作を読んでから見ました。純粋にサスペンスモノとしても謎を解きながら犯人に近づいていく感じが好きです。協会にまつわる権力を争っての陰謀。それとローマやバチカンに散らばる古代からの協会の持つ意味合いや歴史が深く絡んでくるあたり、非常に面白いですね。個人的にはダヴィンチコードよりもコチラの方が好きですね。