映画「アポロ11 完全版」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アポロ11 完全版の紹介：2019年アメリカ映画。1969年7月20日は人類が初めて月に着陸した日として知られ、50周年となる2019年は世界中でこの偉業を称えるニュースが流れ、多くのイベントが開かれています。このドキュメンタリー映画『アポロ11 完全版』もその一つ、３人の宇宙飛行士が月に向け出発し無事に地球に帰還し英雄となる過程が描かれています。宇宙飛行士と地球の管制塔とのコミュニケーション、宇宙飛行士の率直な地球や月に対する感想は興味深く、また、50年前のスマホもインターネットも無い時代に人々が大きなカメラを使い写真を撮り、当時のかなり大きな最新コンピューターを使う映像など、当時の人々の生活を知ることのできる貴重な映像が見られます。
監督：トッド・ダグラス・ミラー 出演：ニール・アームストロング（船長）、バズ・オルドリン（月着陸船操縦士）、マイケル・コリンズ（司令船操縦士）、ジョアン・H・モーガン（NASA初の女性エンジニア）、ユージン・F・ジーン・クランツ（飛行指揮官）、チャーリー・M・ディユーク・ジュニア（交信担当官）ほか
この解説記事には映画「アポロ11 完全版」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
1969年7月16日、フロリダ州のケネディ宇宙センターでは、アポロ11号の月面着陸を前に夜明けを迎えます。アポロ11号の使命は3人の宇宙飛行士を月面に着陸させ、無事に地球に帰還させるという人類の夢を実現するものです。3人の宇宙飛行士、アームストロング船長、コリンズ司令船操縦士、オルドリン月着陸船操縦士は宇宙服に着替え、多くの人から拍手を浴びながらアポロ11号に向かいます。
アポロ11号に乗り込む3人。しかし、出発直前に故障が発見されます。技術者の必死の修復によりアポロ11号は問題なく月に向かうことになります。フロリダではカウントダウンが始まり、アポロ11号を乗せたロケットが発射されます。数え切れないほど多くの人が発射を見守り、このプロジェクトの関心の高さを示しています。
テキサス州ヒューストンのミッション・コントロールセンター（管制塔）では、エンジニアが当時の最新のコンピューターでこのプロジェクトをコントロールします。打ち上げに成功したロケットは青い空の地球から離れていきます。ヒューストンとコミュニケーションを取りながらアポロ11号が月を目指します。すべてが順調なアポロ11号、宇宙飛行士達は宇宙から見える地球の眺め、キューバやメキシコの地形を宇宙からを楽しみます。
ヒューストンとの交信を続けるアポロ11号は、当時の地球からのニュース、ヴェトナム戦争や政治家のニュースを話題にします。アポロ11号は地球から遠ざかり、月に近づき、その表面が見えてきます。月の大きなクレータに驚く宇宙飛行士達は、いよいよ月面着陸が近いことを実感します。
1969年7月20日、アポロ11号は月面に近づきます。アポロ11号の月着陸船イーグルは「静かの海」と呼ばれる目標に着陸し、ヒューストンでは大きな拍手が起こります。アームストロングは月面に降り立ち、有名な言葉「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」を述べます。
アームストロングはアメリカ国旗をたて、ニクソン大統領からお祝いのメッセージを受け取ります。オルドリンも月面着陸し、研究用の月の物質を集め、月での20時間以上の任務を終えて地球への帰還準備を始めます。
イーグル号はコリンズの操縦するアポロ11号の司令船コロンビアと合体し、地球へ戻ります。地球上ではアメリカ海軍の空母ホーネットがアポロ11号を受け入れる体制を整えます。
地球へ帰還するアポロ11号から、今回のプロジェクトに関わった人たちへの感謝の言葉が述べられます。地球大気圏に突入するアポロ11号はパラシュートを開き、太平洋に向かいます。そして、海に落ちるアポロ11号を空母ホーネットからのヘリコプターが3人の宇宙飛行士の救出に向かいます。ヘリコプターでは、ホーネットに向かう3人の姿が確認されます。
映画は月への人類到達を目指すと言うケネディ大統領の演説が流れ、それが実現されたことが強調されます。映画のエンドロールでは、多くの人達が3人を見ようと押しかけるシーン、アームストロングの演説、帰還した3人の盛大なパレード、英雄となった3人のシーンで映画は終わります。
以上、映画「アポロ11 完全版」のあらすじと結末でした。
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