アルマゲドン2014の紹介:2014年アメリカ映画。数多くの低予算B級映画・便乗系映画を世に送り出してきたアサイラムが贈るB級ディザスター・パニック映画です。もちろんマイケル・ベイ監督の「アルマゲドン」とは何の関係も繋がりもありません。地球付近に飛来してきた超巨大な小惑星の衝突を回避すべく、地球人類は深海で核爆発を起こして地球の軌道をずらすという奇想天外の驚愕の作戦に打ってでるのですが・・・。
監督:クリストファー・レイ 出演者:ティア・カレル(マリサ・ノックス)、ジェイソン・ブルックス(チェイス)、ロバート・ダヴィ(マスターソン将軍)、ティム・ラス(ロジャース艦長)、ウェイド・F・ウィルソン(ルディ)、クレイグ・ブレア(エバン・テリー)ほか
映画「アルマゲドン2014」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アルマゲドン2014」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アルマゲドン2014の予告編 動画
映画「アルマゲドン2014」解説
この解説記事には映画「アルマゲドン2014」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アルマゲドン2014のネタバレあらすじ:起
2014年。地球に直径が月の約4分の1という巨大な小惑星が接近してきました。アメリカ・ケック天文台に雇われた研修生のエバン・テリー(クレイグ・ブレア)は複数台のパソコンで遊んでいるうちに小惑星の接近に気付き、小惑星は10日後に地球に衝突するという予測を上司に連絡しました。その直後、エバンは身柄を国家安全保障局(NSA)に確保され、政府に協力させられることとなりました。
パラオのとあるバー。潜水艦ポークの副長チェイス(ジェイソン・ブルックス)は同僚で兵器将校のルディ(ウェイド・F・ウィルソン)を介して地球物理学者の女性マリサ・ノックス(ティア・カレル)を口説こうとしていました。マリサは今週にもヤップ海溝の調査をする予定でしたが、サイパン火山のプレートの変化で中止となったことでご機嫌斜めでした。
小惑星の接近は各地で天変地異を巻き起こし、各地で洪水が相次ぎました。妻マリー(ジリアン・ラーソン)と自宅にいた空軍参謀総長マスターソン将軍(ロバート・ダヴィ)は巨大雷雲が近づいたことから戦略軍への救難信号を発しましたが電波障害により繋がりませんでした。マスターソン夫妻はヘリコプターで駆け付けたセラ少佐(マリク・マッコール)に救出され、マリーを自宅に残して天文台に向かいました。
アルマゲドン2014のネタバレあらすじ:承
ロシア軍は小惑星に核ミサイルを撃ち込んで軌道をずらす作戦に出、アメリカ軍も別の作戦に乗り出そうとしていましたが、物理学に詳しいエバンは全く効果がないとマスターソン将軍に進言、代案として深海の構造プレートの継ぎ目で核爆発を起こし、マグニチュード18以上の超巨大地震を誘発して地球そのものの軌道をずらす提案をしました。その最適な場所とはマリサが調査するはずだったヤップ海溝でした。
朝まで酒を飲んだマリサはチェイスを自宅に誘おうとしましたが、その直後にチェイスの部下のスニガ軍曹(ホセ・ロステ)が海兵隊を率いて現れ、マスターソン将軍の命令によりマリサを停泊中のポークへ乗せるため港へと連れて行きました。そこでマリサとチェイスはマリサの無人潜水機“HROV”を見つけ、 ロジャース艦長(ティム・ラス)がマリサに無断で改造していたことを知ります。マスターソン将軍とエバンはテレビ電話でマリサらに作戦を説明、決して多言しないことを条件に協力を求めました。マリサは巨大地震で人類の半分が死滅するだろうと予測しましたが、全滅するよりましだというチェイスと共にミッションに挑むことになりました。
ポークは整備未完了のまま出航、マリサはミッションを成功させるためには少なくとも2回の核爆発が必要との見通しを示しました。1回目の爆発で地表と岩流圏に穴を開け、コアに到達した時点で2回目を爆発させるというのです。地上ではルディが核弾頭保管施設で核弾頭の護衛の任務に就きましたが、突然近くの火山が大噴火を起こしました。
アルマゲドン2014のネタバレあらすじ:転
チェイスがHROVに発信機を取り付けている時、作業部屋のドアがロックされ、マリサとチェイスは中に閉じ込められてしまいました。整備不良のポークに異常が発生し、高温と放射能漏れが発生したのです。このままでは核弾頭が暴発する恐れがあるため、乗組員らは急遽海水を入れて冷却を試みましたが、海水はマリサとチェイスのいるブロックにまで浸水していきました。マリサとチェイスが死んだものと思ったロジャース艦長は全乗組員に作戦を明かし、協力を求めました。その後、無事に脱出したマリサとチェイスはブリッジに合流、核弾頭を積んだHROVの回収作業に取り掛かりました。
その頃、核弾頭保管施設は噴火に巻き込まれて全壊、ルディやスニガらは核弾頭をもって脱出しました。ロシア軍は小惑星に核ミサイルを発射しましたが食い止めることはできず、逆に幅50kmの破片が小さな破片と共に地球への落下を始めるという事態を引き起こしてしまいました。
小さな破片は香港に衝突、中国南部は壊滅的被害を受けました。ルディやスニガらは核弾頭をパラオから運び出そうと移動を開始しましたが、海は巨大津波に見舞われ、ルディは脱出用の船を調達するため一人車を走らせました。
ようやくHROVを発見したマリサは海溝までの潜水作業を開始しましたが、ポークは限界に近づいていました。ロジャース艦長は電気系統のショートに巻き込まれて感電死してしまい、チェイスが艦長代行を務めることになりました。
アルマゲドン2014の結末
チェイスはポークを真っ二つに割る作戦を思いつき、乗組員全員はブリッジ側に退避、乗組員のラウス中尉(ロバート・R・シェーファー)が一人反対側に残り、命と引き換えにポークを真っ二つに切り離しました。ブリッジ側は無事に海面に浮上、マリサは海溝の爆破に挑もうとしましたが、艦は香港壊滅の煽りを受けて津波に巻き込まれそうになりました。
その頃、漁船を確保したルディはスニガらと共にパラオを離れました。マリサは海溝を爆破、全世界で巨大地震が発生しました。天文台も地震の被害に遭い、マスターソン将軍らは脱出したもののエバンは瓦礫の下敷きになって死亡しました。
マグニチュードは16しかなく、地球の軌道をずらすには不十分でした。しかし、マリサはパラオの核弾頭をサイパンの火山に投下する作戦を思いつき、早速漁船のルディに作戦を説明しました。ルディやスニガらはサイパンに上陸しましたが、島には旧日本軍が仕掛けた地雷が大量に埋まっており、部下の一人が地雷を踏んで死亡してしまいました。それでもルディらは何とか核弾頭を火口付近まで引き上げ、ルディは仲間たちを逃がすと一人で核弾頭を抱いて火口に飛び込み、その瞬間地球のコアは大爆発を起こし、軌道がずれて間一髪で小惑星の衝突を回避することに成功しました。マスターソン将軍は犠牲者に哀悼の意を示し、地上に上がったマリサとチェイスは熱いキスを交わしました。
以上、映画「アルマゲドン2014」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する