沈黙の激突の紹介:2006年イギリス,アメリカ,ルーマニア映画。スティーヴン・セガール主演の“沈黙”シリーズの1作品である本作はセガール自ら脚本・製作を務め、SF要素も取り入れた異色作です。新薬によって驚異的な身体能力を手に入れた超人相手に、部下を殺されたセガール演じる米軍エリート部隊の司令官が死闘を挑みます。
監督:ミヒャエル・ケウシュ 出演者:スティーヴン・セガール(マーシャル・ローソン)、リサ・ラヴブランド(ティア)、デヴィッド・ケネディ(ドウェイン)、アダム・クローズデル(アルーン)、エマニュエル・バーヴュ(ランバート刑事)、マイケル・カーター(モーガン海軍大尉)、イリアナ・ラザリウック(クイーン)ほか
映画「沈黙の激突」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「沈黙の激突」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「沈黙の激突」解説
この解説記事には映画「沈黙の激突」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
沈黙の激突のネタバレあらすじ:起
アメリカ・マジェスティック研究所に謎の武装集団が押し入り、制御装置を奪って逃走しました。米軍エリート部隊の司令官マーシャル・ローソン中佐(スティーヴン・セガール)はすぐさま部下を引き連れて集団を追い、制御装置を奪還することに成功しました。しかし、軍の上層部はローソンにこれ以上“マジェスティック薬物研究計画”に深入りするなと厳命、新たにパリで若い隊員3名を訓練する任務を与えました。
部下のドウェイン(デヴィッド・ケネディ)と共にパリ入りしたローソンは3名と合流しますが、その夜、3名はストリップバーでナンパしたレイナ(イヴリン・アルメラ・オバミ)という女に殺害されてしまいます。パリ市警のランベール刑事(エマニュエル・バーヴュ)が捜査を開始するなか、死体安置所に向かったローソンは医師から3名の遺体から強烈な新種のドラッグが検出されたことを聞かされました。
沈黙の激突のネタバレあらすじ:承
事件はランベール刑事の管轄下となりましたが、ローソンは先日の武装集団が報復のために3名を殺したのではないかと疑いを抱き、独自にドラッグの情報を掴むため優秀な生化学者で恋人ティア(リサ・ラヴブランド)に協力を求めました。ティアは軍の化学兵器研究プログラムに参加しているのですが、責任者のアルーン(アダム・クローズデル)は行方をくらましており、また研究プログラムも凍結されていました。
そんな時、3名の遺体から検出されたものと同型のドラッグがあのストリップバーにもあったことがわかり、また米兵が殺害されたことで捜査権もローソン側に移りました。ドウェインはストリップバーのオーナーも務めていたアルーンを捕らえて尋問したところ、ドラッグは摂取者に強烈な快楽を与え、アドレナリンを高めてDNAを変異させ、超人的な力を与える新薬“CTX”であることが判明しました。しかし、CTXは性格までも殺人衝動に駆られるほど攻撃的に変貌する副作用がありました。アルーンはティアをスケープゴートに使いつつ、密かにストリップバーの客を使って実験していたことを明かしました。
沈黙の激突のネタバレあらすじ:転
アルーンのバックにはテロリスト集団の女リーダー、クイーン(イリアナ・ラザリウック)がついており、密かにCTXを水道水に混入させ、パリ市民を薬物中毒にする計画を立てていました。軍はクイーンの周辺を洗おうとしましたが、潜入捜査官を殺害されてしまいます。
テロリスト集団はマジェスティック研究所からCTXを水道に流し始め、アルーンは取り調べの最中にCTXを取り込んでパワーアップを遂げ、監視の者を倒して逃走しました。アルーンはティアに協力を持ち掛けましたが彼女は断り、ティアは超人対策の新兵器としてナノグラファイトという特殊な素材で作られた接近戦用小型特殊ナイフをローソンに提供しました。このナイフを手首に装着すると手と一体化し、CTXでパワーもスピードも増した超人と互角に戦えるというのです。
沈黙の激突の結末
ローソンは自分に襲い掛かって来たレイナを捕らえ、テロリストのアジトがバスティアの古い教会であることを突き止めましたが、レイナは手錠を外して抵抗、ローソンは特殊ナイフでレイナを仕留めました。
ローソンはテロリストの野望を阻止するため、ドウェインやティア、そして特殊部隊を率いてバスティアに乗り込み、アジトの古い教会を探して回りましたが、既に水道水を飲んでCTXに取り込まれてしまった一般人が部隊に襲い掛かり、双方に多数の犠牲者を出してしまいます。一方、アルーンの研究室を発見したティアはCTXの流出を阻止しようと施設を爆破しますが、ティアはアルーンに見つかり、死闘の末に殺されてしまいます。ローソンはドウェインら部下を次々と失いながらも超人軍団に立ち向かい、アルーンやクイーンを壮絶な死闘の末に葬り去りました。この作戦で生き残ったのは、ローソンと一人の兵士の2名だけでした。
この作品は確かスティーヴン・セガールの沈黙シリーズで、セガール男祭りと題して、日本で3本上映されたうちの一本だった。
アメリカでは、あまりのクオリティの低さで、ハリウッド映画界からも見放され、オリジナルビデオとして販売されているらしい。
とにかく、往年のパワーが全く見られないのは事実で、ファンとしては悲しくなってしまう。
彼の作品にストーリー性を求めるのは酷なもので、ジャッキー映画と同じで、毎回同じようなストーリーと演出なんですね。
主要人物が負けるのは、あっさりしていて、最後まで見応えはなかったですね。
ヒロインを演じた女優は美人でしたが、演技があまりにも下手だったので、なんだかしらけたし、何が悲しいってセガールが動けないのが致命的だ。
後半に入るまで彼のアクションはなし、後半に入っても動き回らない。
あの体型からして、すでにアクションをこなすことは所詮、無理な話。
アクション俳優で居続けるのなら、もっと日頃から体を鍛えていて欲しかった。
カーチェイスなし、走るシーンもなし、アクションシーンは単調。
これでは見ている方がつらくなるよ、セガール親爺!!!