AVA/エヴァの紹介:2020年アメリカ映画。美しい容姿に知性、圧倒的な戦闘能力も持つ暗殺者エヴァ。組織に命じられた任務を着実に遂行しながらも、標的を殺害することに常に疑念を抱いていた。ある時、エヴァは極秘任務に臨むもののなぜか正体が知られ、敵との銃撃戦になってしまう。なんとか生き延びたものの、自分を陥れようとする何者かの存在を疑い、次第に組織への不信感を募らせていく。そして組織の危険因子としてエヴァを始末しようとする暗殺者サイモンの手が及ぼうとしていた…。『AVA/エヴァ』は、ジェシカ・チャステイン主演のアクション映画。チャステインが激しいアクションを見せてくれます。
監督:テイト・テイラー 出演:ジェシカ・チャステイン(エヴァ)、コモン(マイケル)、ジョン・マルコヴィッチ(デューク)、コリン・ファレル(サイモン)、ジョアン・チェン(トニ)、ジーナ・デイヴィス、ヨアン・グリフィズ、ほか
映画「AVA/エヴァ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「AVA/エヴァ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
AVA/エヴァの予告編 動画
映画「AVA/エヴァ」解説
この解説記事には映画「AVA/エヴァ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
AVA/エヴァのネタバレあらすじ:起
美しき暗殺者のエヴァ。今日も暗殺の依頼を受けてフランスの飛行場でターゲットを待ちます。彼女は運転手になりすまし、ターゲットのイギリス人ビジネスマンを車に乗せます。
すると、謎の女性がバイクで後をつけ、エヴァとビジネスマンの会話を盗聴しています。ビジネスマンは美しいエヴァに心惹かれますが、エヴァは突然と銃を見せ、彼を殺害しました。オートバイの女性は暗殺を目撃すると、逃走していきます。
エヴァはボスのデューク(ジョン・マルコビッチ)に連絡して任務の完了を報告、金を受け取ります。エヴァは母と妹がいるアメリカのボストンに里帰りすることを告げます。
エヴァはボストンに着き、妹ジュディに会います。ジュディは8年ぶりの姉の里帰りに驚き、病気の母に何もしてやらないことに苦言を呈します。その後エヴァは母に会います。母はエヴァの仕事について聞きますが、暗殺の仕事をしていることをエヴァは何も話しません。
ジュディにはマイケル(コモン)という彼氏がいますが、彼はエヴァの元彼でもありました。
AVA/エヴァのネタバレあらすじ:承
デュークはエヴァに次の極秘任務を与えます。それはサウジアラビアでドイツ人の軍人を殺害するという仕事です。彼女はサウジアラビアへ向かいます。エヴァはターゲットの軍人と仲良くなり、ホテルの部屋で寝ることになります。
エヴァがベッドにいる軍人を殺害しようとすると、そこへ、エヴァの正体に気づいた軍人の警護たちがエヴァを殺しに現れます。エヴァは数十人のドイツ人たちと乱闘、銃撃になりますが、なんとか切り抜けます。
エヴァはフランスに逃れ、デュークに会いますが、彼は今回のサウジアラビアでの仕事ぶりに満足しません。エヴァは彼にボストンに帰ると告げます。
エヴァが母のいる病院を訪ねると、元彼のマイケルがいました。母は3人に、食事でもして打ち解けることを勧めます。
デュークは同じ組織の暗殺者サイモン(コリン・ファレル)と、エヴァの件について話します。会議にはサイモンの娘カミーユも同席しています。カミーユはフランスでエヴァの任務をバイクから監視していた女性です。サイモンはエヴァを嫌っている様子です。
サイモンは、エヴァは組織にとって危険だと話し怒りますが、デュークは、エヴァがサウジアラビアでドイツ人に命を狙われたのは、自分のミスだと言って彼女を擁護します。デュークが部屋を去った後、サイモンはエヴァを始末することを決めます。
ジョギング中のエヴァはサイモンが送り込んだ殺し屋に後を追われますが、エヴァは彼を撃退します。エヴァはデュークに会い、組織の中に自分を陥れようとしている者がいることを疑い、不信感をぶちまけます。デュークはエヴァと本音で話し合った結果、エヴァは組織から離れることにします。
AVA/エヴァのネタバレあらすじ:転
エヴァはジュディとマイケルと食事をします。ジュディはマイケルのギャンブル依存と借金にストレスをぶちまけます。ジュディはエヴァの仕事についても気になる様子ですが、エヴァは国際ビジネスとしか言いません。そしてジュディは、母のことを気にかけないエヴァに怒りを見せ、席を立ちます。
エヴァはマイケルのギャンブル依存が気になり、マイケルが行きつけにしているギャンブル場の経営者トニ(ジョアン・チェン)に会います。エヴァはマイケルがトニから多額の借金を負っていることを知り、エヴァはその金は自分が返済すると言います。
エヴァはトニのボディガードとトラブルになるものの、彼らを撃退します。マイケルはエヴァに「なんの仕事をしているんだ?」と聞きますが、エヴァは真相は言いません。
デュークはサイモンを訪ねます。デュークはエヴァの件で、サイモンが彼女を殺そうとしたことを非難します。二人は口論になり、デュークは銃をサイモンに突きつけます。二人は乱闘になりますが、サイモンはデュークを倒し、デュークは瀕死の重傷を負います。サイモンはデュークを湖に突き落し、その様子をビデオに残します。
AVA/エヴァの結末
エヴァは母に会い、酒を飲みながら心境を語り合います。母は相変わらずエヴァが何をしているのか気になりますが、エヴァは真相は語りません。そして母は泣いてしまいます。
エヴァはサイモンから電話を受け「お前が理由でデュークを殺した」と言われ、デュークが死んでいく様の動画を受け取ります。
エヴァはマイケルとジュディのアパートを訪ねます。するとマイケルから、ジュディが妊娠したと告げられます。エヴァはマイケルの借金返済のための金を持ち、トニのギャンブル場を訪れます。エヴァは金を渡そうとしますが、トニはエヴァに怒りを見せ、彼女を殴ります。エヴァはトニを撃退し「もうマイケルに関わるな」と言って、その場を去ります。
エヴァはホテルに戻るとサイモンの襲撃を受けます。エヴァはサイモンと大乱闘になりますが、彼を撃退します。エヴァはホテルから逃げ出し、サイモンは後を追います。サイモンはエヴァを橋の下まで追いつめ、そこでエヴァは彼を殺害します。
エヴァはマイケルとジュディを訪ね、国外に逃亡すると話します。そして、家族のためにとスイス銀行の口座情報と現金をジュディに渡します。
エヴァが町を去ると、彼女を尾行するカミーユの姿がありました。父サイモンを殺されたカミーユのエヴァへの復讐劇が今始まるようです。
以上、映画「AVA/エヴァ」のあらすじと結末でした。
この作品について単刀直入に言わせてもらうと「欲張り過ぎた」、と言うことに尽きる。あれもこれもと盛込み過ぎたので消化し切れなかったのだ。中途半端と消化不良により映画の推進力が妨げられる結果となった。そのために停滞と失速を繰り返したのである。家族や身の上話についてはサラリと流すべきだったのだ。またエヴァの涙も最小限に抑えるべきだった。嫌いな作品ではないだけに残念なのである。但し、エヴァを演じたジェシカ・チャステインの魅力はこの映画でも爆発していた。彼女のキャリアを濃縮し女の魅力を凝縮したセクシーダイナマイトが大爆発!「AVA/エヴァ」はチャステインの演技を見るだけでも充分に満足のゆくアクションムービーなのである。特に美人というわけではないがチャステインにハマると抜けられなくなってしまう。まるで魔法のような何か特別なもの持った女優なのだ。ウイッグを付けたり、髪型を変えたりして七変化するジェシカ(エヴァ)は最高だった。こんな女と一緒に酒を飲んでみたいものである。充分に成熟した紅(ルージュ)が匂い立つ女やキレがあって粋で強者(つわもの)の女性を私は溺愛している。酒と女を愛する身としては映画「AVA/エヴァ」のジェシカ・チャステインを熱烈に支持するしかあるまい。