BABY BABY BABY! ベイビィ ベイビィ ベイビィ!の紹介:2009年日本映画。人気ドラマ「ナースのお仕事」のキャストとスタッフが再結集し、妊娠、出産をテーマに描いたハートフルコメディ。ドラマで主演をつとめた観月ありさが、映画でも主役を演じる。他にも、松下由樹や神田うのらが出演。
監督:両沢和幸 出演者:観月ありさ(佐々木陽子)、松下由樹(大野春江)、谷原章介(工藤哲也)、神田うの(佐伯レイナ)、伊藤かずえ(日比野康子)、藤木直人(高原)、岡田浩暉(大野次郎)、斉藤由貴(平塚みさお)、吉行和子(平塚サエ)、野波麻帆(井上真由美)、MEGUMI(真理)、山本ひかる(ミカ)、忍成修吾(勇治)ほか
映画「BABY BABY BABY!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「BABY BABY BABY!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
BABY BABY BABY!の予告編 動画
映画「BABY BABY BABY!」解説
この解説記事には映画「BABY BABY BABY!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
BABY BABY BABY!ベイビィベイビィベイビィ!のネタバレあらすじ:起
少子化傾向に歯止めのかからない日本。そんな日本の大手出版社で、編集者として多忙な日々を送っている佐々木陽子(観月ありさ)は、ある日、夢だった新雑誌の編集長に任命されます。
その日の夜、友人と昇進祝いをする陽子でしたが、いつもよりも飲みすぎてしまい、気持ちが悪くなってしまいました。ふとカレンダーを見て、嫌な予感がした陽子は、翌日薬局で妊娠検査薬を購入。調べてみると、陽性反応が出ました。
編集長が決まった矢先の予定外の妊娠で、陽子は動揺が隠ししきれません。これまで仕事にまい進してきた彼女は、病院を訪れることもなく、そのまま3か月が過ぎて行きました。
ふとした時、産婦人科が目に入った陽子は、病院の前で立ち止まってしまいます。入ろうかどうしようか迷っていると、そこへ大野春江(松下由樹)が現れて、「あなたもどうぞ!」と無理やり病院内に連れて行かれました。戸惑う陽子に、春江は馴れ馴れしく話しかけてきます。春江は4人目の子どもを出産予定の、ベテランママです。
診察室へ通された陽子は、医師(斉藤由貴)から「おめでとうございます。ちょうど8週目に入ったところですね。」と告げられます。「やっぱりそうですか…」と、困惑した表情を浮かべる陽子。「今妊娠しても困るんです…。あんな奴の子どもを産むつもりはない!」と、陽子はつい医師の前で言ってしまいます。
すると医師から、「あなただけの子どもじゃないんですよ。」と言われ、陽子は工藤哲也(谷原章介)に電話を掛けることにしました。哲也とは、ベトナム取材旅行中に知り合いました。お酒の勢いで、フリーカメラマンをしている哲也と関係を持った陽子。そのことを後悔しながらも、陽子は哲也に電話を掛けることにします。
しかし何度電話をかけても、なかなか繋がりません。ようやく、哲也から電話がかかってきた陽子は、子どもを妊娠したことを伝えました。すると、哲也に電話を切られてしまいます。
BABY BABY BABY!ベイビィベイビィベイビィ!のネタバレあらすじ:承
翌日、陽子が出社するとオフィスのソファーで寝いている哲也の姿がありました。哲也が大声で妊娠の話をしたために、会社の同僚たちに陽子が妊娠していることがばれてしまいます。その後、陽子は哲也を連れて産婦人科を訪れました。
この時もまだ、仕事と出産のどちらを取るか悩んでいる陽子に、医師は哲也とよく話し合うようすすめます。早くに両親を亡くした哲也は、子どもを産んでほしいと土下座して説得しますが、陽子はこれまで築き上げてきたキャリアが台無しになるのではないかと心配し、踏ん切りがつきません。
翌日、出社した陽子は自分抜きで会議が始められていることに憤慨。すると編集長から、妊娠したことを理由に仕事を取り上げられそうになります。焦った陽子は、「子供はおろすつもりです!」と言い放った時、急にお腹が痛み出しその場で動けなくなりました。
救急車で運ばれた陽子が目を覚ますと、そばには哲也の姿がありました。陽子は「私の赤ちゃんは?」と心配になりますが、お腹の子は無事だとわかると、ホッとした表情を浮かべる陽子でした。
その後、陽子は仕事を辞めてしまいます。そして妊娠5か月に入りました。病院を訪れた陽子は、ある日春江からパワフルママの会に誘われます。それは、出産までの期間を楽しむママの会です。
BABY BABY BABY!ベイビィベイビィベイビィ!のネタバレあらすじ:転
お腹の子どもが男の子と判明し、胎動を始めて感じた陽子は幸せな日々を過ごしていました。しかし、会社を辞めたことで生活に余裕はなく、それまで住んでいた高級マンションから団地へと引っ越すことになります。一方の哲也は仕事がなく、バイトをして日銭を稼ぐ日々です。
ある日、診察を終えた陽子は、春江や若い妊婦たちとヨガに行きます。最初は気乗りしない陽子でしたが、妊娠中にあったことをエッセイとして出版することを思いつきます。そのために記録をつけて、子だくさんの春江から話を聞くなどしたりしました。
妊娠9か月になると、エッセイも仕上がり、あとは出産を待つだけです。そんな時、哲也は高額報酬を得る仕事のために陽子に黙って家を出て行ってしまいます。陽子は、哲也が危険な仕事をしているのではないかと心配になり、彼が外国で亡くなるという嫌な夢を見てしまいました。
夢から覚めた陽子は、その日の夜に破水。救急車で運ばれます。病院に到着すると、そこには春江と若い妊婦もいました。するとベトナム人女性もやってきて、病院内はパンク状態です。
その頃、哲也は、セレブモデルの佐伯レイナ(神田うの)のマンション前で、スクープを狙っていました。するとマンションから、レイナとマネージャーが出てきます。二人は車に乗って出かけて行き、哲也は急いでバイクで後を追いました。途中、車が止まったので哲也が近づくと、そこにはお腹の大きなレイナが後部座席で苦しんでいました。
議員の男性との間にできた子供ですが、周囲にばれてはたいへんなことになると、それまでレイナは一度しか病院で診てもらったことはありません。哲也は陽子が通う産婦人科へ、レイナを連れて行くことにします。病院へ着いた哲也は、そこに陽子がいることに驚き、陽子は哲也が無事だったことにホッとして、二人は久しぶりの再会を喜び合いました。
BABY BABY BABY!ベイビィベイビィベイビィ!の結末
車にレイナが乗っていることをすっかり忘れていた哲也ですが、マネージャーが病院へ駆け込んできたことで、哲也はレイナも産気づいていることを医師に伝えます。場所がないので、レイナは待合室で出産することになりました。
レイナが出産すると、次は春江の番です。春江の子どもは、頭からではなくお尻から生まれてくる逆子だと判明。医師はパニックになります。するとそこへ、医師の母親(吉行和子)が現れます。彼女は認知症を患っており、医師は部屋に戻るよう促しますが、「逆子は慣れてるから大丈夫!」と言って、春江のお産を担当することになりました。
無事に赤ちゃんは生まれて、若い妊婦もベトナム人女性も出産を終えました。最後は陽子の番です。苦しみながらも何とか無事出産をした陽子ですが、赤ちゃんが産声を上げません。医師が適切に処置をして、赤ちゃんが声を出しました。
生まれたての赤ちゃんを抱いて微笑む陽子を、春江も哲也もみんなが見守っていました。そして退院日、春江やレイナなど、同じ日に出産を経験したみんなで笑顔で写真にうつる陽子がいるのでした。
以上、映画「BABY BABY BABY!」のあらすじと結末でした。
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